天皇杯3回戦柏対大宮
2003.12.14(日) 13時 日立柏サッカー場 晴
観客 3253人 主審 鈴木亮哉 副審 河合英治 八木あかね
柏レイソル 1(0-0)0 大宮アルディージャ
(1-0)
得点 46分 柏・明神
柏 清水(GK)、渡辺光、渡辺毅、根引(89分落合)、
田ノ上、下平、明神、加藤、増田(78分永井)、
玉田、菅沼(71分ジュシエ)
大宮 安藤智(GK)、奥野、斉藤、トニーニョ、岡本、
木谷、氏家、エジソン、伊藤(81分黒崎)、
盛田、バレー
警告 柏 根引、増田
大宮 バレー(1回目)、トニーニョ(1回目)
退場 33分 大宮・エジソン(警告2回)
布陣はこんな感じ。
《柏》 《大宮》
清水 安藤智
渡辺光 渡辺毅 根引 田ノ上 斉藤 トニ 奥野 岡本
増田 明神 下平 加藤 エジ 氏家 木谷 盛田
玉田 菅沼 伊藤 バレ
木谷と氏家の2ボランチで、エジソンを右サイドに置いた布陣。格上相手を意識した、やや守備的な形か、と思ったけど、2回戦の最後の方でこの形を使って、あまりうまく行ってるように見えなかったんで、どうだろと思ってたら、やっぱり。エジソンは、真ん中に置いて自由にやらせとくのが、彼の攻撃のアイディアが生かせる、うまい使い方だったと思う。サイドに置かれると、役割を限定されて、思うようなプレーが出来なくて、苛々しちまってる感じで、それで自滅してラフプレー2発で前半半ばに退場。攻撃のアイディアの多彩さで、終盤戦は結構楽しませてもらったから、割と好きな選手だったんだけど、こうも使い方が限定されて、しかもカードコレクターと来ては、今季で契約終了もやむを得ないだろうな。
ただ、柏の速攻と当たりのきびしさに手を焼き、中盤で押し込まれて苦戦して、元々、トップを満足に使えていなかった状況下で、この退場がどの程度意味があったかは何とも言えない。大差なかったようでもあるし、徐々に柏のスピードに慣れて、セットプレーから何度かチャンスを作った矢先だっただけに、痛かったようでもある。
もっとも柏も、中盤までは支配的に試合を進め、ゴール前へいいボールを入れて来る所までは行くものの、2トップの反応が鈍く、得点の気配はあんまりなかった。大宮のディフェンスが粘り強く守っていた、ということもあったとは思う。ただ、後半開始直後のほんの一瞬、明神が中盤でボールを持った時に、キックオフ直後で試合にまだ乗り切れていなかったのか、マークが外れ、ミドルをスコンと打たれて、先制されてしまった。
その後は、一方的に押し込まれる展開だったのだけど、前半同様、柏のスカな前線と大宮の粘るディフェンスの戦いで、それ以上の失点を許さずにいると、ラスト10分、柏が逃げ切りを考え、バックラインでたらたらボールを廻し始めてスキが見えた所で、ついに大宮が試合の主導権を握った。立続けのCKなど、猛攻を見せたのだけれども、得点を決めることは出来ず、結局敗退。
失点はたった1点だし、柏がスキを見せれば食い付ける程度の力の差だということは、最後の10分の攻勢から見えたことだから、決して勝機のなかった試合ではなかったとは思う。ただ、柏が自分のペースで試合を運んでいた序盤から中盤にかけての、柏の試合の支配率は圧倒的で、やはり格上相手の試合だったことに間違いはなかった。大宮のチーム力の限界が見えた気がした。
後半の攻撃の中核となっていたのは盛田。攻撃のキーになる選手が、バレーと盛田くらいしか残留しないことを考えると、来季は盛田の役割はけっこう大きくなる可能性がある。今季終盤に見せた好調ぶりを、来季に持続してくれるといいと思う。安藤は、相変わらず酷いゴールキックを蹴りまくっていた。反応の良さはあものの、あのキックはプロチームの正GKのレベルにはないと思うんだけど。まあ、正GKは川島なのかも知れないけれど、第2GKは本当に彼でいいんだろうか。荒谷の方が、まだマシなんじゃないかという疑念を捨て切れない。
来季は大幅にチーム体制は変る可能性があるし、そうなれば、このチームがJ2に加入して以来、初めてのことになる。この5年間ですっかり閉塞してしまったチームを蘇生させるような、斬新なチーム作りを期待したいと思ってます。まあ、監督は三浦俊也の復帰みたいだけど、ピムの体制を引きずっていた前回とは、状況も違うから、何かやってくれる可能性はあるんじゃないだろうか。
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