« ゴジラ(1954) | トップページ | 感想「南京事件」 »

青い虚空

青い虚空 ジェフリー・ディーヴァー 文春文庫

コンピューターのネットワークを題材にしたサスペンス。ディ
ーヴァーはもう何冊目かなので、パターンは読めている気がし
ていたけれど、ディーヴァーの常套手段の一つの「なりすま
し」が、この本自体のテーマのようで、手の内が分った気にな
っている読者をはぐらかしているような気配がある。その辺に
巧みさを感じるし、さすがに過去に読んだ本のように、やられ
た、と思うことはなかったけれど、それでも充分感心に値する
結末も用意されていた。この作家の手腕を、改めて見せつけら
れた思いがする。
コンピューターの技術的な部分に関しては、こっちも素人同然
なので、妥当性の判断は出来ないけれど、いくらなんでも、そ
れは無理では、という部分もなくはなかった。でも、ネットワ
ークへの不正アクセスについて、この本に描かれていることが
半分程度でも現実だとしたら(実際、いろいろな情報を見てい
ると、それくらいは現実のような気がするが)、ネットワーク
上に秘密情報を置いておくなんて、到底出来ないね。住基ネッ
トなんて、とんでもない話だと思う。

|

« ゴジラ(1954) | トップページ | 感想「南京事件」 »

「小説」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 青い虚空:

« ゴジラ(1954) | トップページ | 感想「南京事件」 »