グルメ探偵ネロウルフ(第6回)
第6回は最終回で、「我が屍を乗り越えよ」
ウルフの娘が出現する話で、話題的にも、絵的にも作りやすいので選ばれたエピソードと思う。これも原作を読んだのは随分前なので、ほとんど忘れているけど、1940年の作品で、国際情勢や思想的なものへのスタウトの関心が影響している分、中途半端にスパイ物めいた重苦しさがあって、小説の面白さとしては今一つだった覚えがある。映像化も、その辺のごちゃごちゃした所をやや引きずっているものの、原作に較べて圧縮されている分、本筋から外れた部分が削れているから、単純なミステリ・ドラマとして楽しみやすくはなっていた。
原作は翻訳で読んでいるので、その影響もありそうだから、一概には言えないけれど、エンディングのウルフのうろたえぶりは、ドラマでは極端に誇張されていて、そういうドタバタ的な楽しさもドラマの方が上かな。プロットはやや追いにくいけど、それは原作も一緒だと思われる。元々、そこまで丁寧に考えて書かれてないはずだから。
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