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探偵家族/冬の事件簿

「探偵家族/冬の事件簿」 マイクル・Z・リューイン ハヤカワポケミス
「探偵家族」シリーズ2作目。
前作同様、ほのぼのとした雰囲気。のどか過ぎて、リアルな小説というよりファンタジーのようだけれど、それが鼻につかずに、暖かみのある小説として感じられるのは、リューインのユーモア感覚による所が大きいと思う。リューインの持ち味のちょっとひねくれたユーモアが、全篇に行き渡ってくさみを消しているので、素直な気持ちで楽しめるし、笑っているうちに読み終わっている感じ。
リューインの小説がコミカルな味わいなのは、以前からのことだけれど、このシリーズのゆったりとした暖かみは、これまでの他の小説に比べても少し異質で、リューイン自身の今の生活への充足感が表れたもののような気がする。
プロットについては、小ネタを集めた、いわゆるモジュラー型の捜査小説で、読んでいて少し混乱しちまう所もあるが、作中人物自体、並走するいくつもの事件に混乱しているくらいで、そこも読み所の一つだから、整理が悪いというよりは、これも狙いの一部と考えるべきだろうな。
それにしても、デイヴィッドは、この先、相当苦労しそうで、どうなるのか気掛かりだったりする。

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