ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS
前作「ゴジラ×メカゴジラ」の完全な続編で、登場人物がかぶっているし、前作のヒロイン・釈由美子も少し顔を見せている。今までも前作を踏まえた作りは随分あったが、ここまできっちり作ったのは、初めてじゃないかな。
それ以上にふうんと思ったのは、1961年版「モスラ」の直接の続編という体裁にもなっていたこと。小泉博は同じ役の42年後として登場して来るし、至る所に「モスラ」「モスラ対ゴジラ」を思い出させる場面作りがされていて、そういう愉しさもあった。
作品的には、近年のゴジラものは、たいていそうだから、今さら言うことでもない(それを承知で見に行ってる)けど、ミリタリー色が強過ぎる所はあんまり好きじゃない。小泉博の役どころは、そういう部分に対抗する要素だけど、話が進むにつれ存在感がなくなってしまった。ただ、ゴジラ、モスラ+小美人、メカゴジラ、人間それぞれに理があるような話の進め方をしていて、これですべて納得出来る結末に出来る?と思ってたのを、きっちりまとめた手際の良さには感心した。しかも、続編を作れる余地まで残してる。
あと、生命の尊厳に人間が干渉することに対する警鐘、といったあたりが、テーマとして設定されているように見えなくもなく、この作品を単独で見たら、それなりに感銘を受けるかも知れないのだけど、毎年新作が製作されているシリーズ映画で、しかも死んだはずのゴジラが毎度復活してくるような設定では、作品に重みを加えるためのただの方便では?、という気もするし、どこまで本気だろうと思ってしまう。結局、人間は愚かなんだ、と言わんばかりの結末にしても。製作側の意識は、本当の所、どうなんだろう。
カメーバのゲスト出演?には、けっこう感激した。
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