感想「モンティ・パイソン・スピークス!」
「モンティ・パイソン・スピークス!」 デヴィッド・モーガン イースト・プレス
モンティ・パイソンのメンバーや協力スタッフへの膨大なインタビューを構成し、一連のモンティ・パイソンの作品が、どのように作られたかを解き明かしている。部分的にはどこかで聞いたな、という類の話も含まれているけれど、これだけの分量の情報が一冊にまとめられているのを見たのは初めて。「パイソニアンのバイブル」という帯の文句に嘘はない。
モンティ・パイソン作品が成り立つに至った複雑な背景は、それ自体充分に面白い。各人によって、話すことに微妙なズレがあるあたりもスリリング。
あとがきで訳者(須田泰成)は、テクニック論が少ないのは残念と書いているけれど、パイソンズ自身が言っているように、笑いの中身を分析することに意味があるとは思えないな。それをやらなかったことが、この本の長所のひとつじゃないだろうか。この訳者が以前に出した「モンティ・パイソン大全」で、必要以上にギャグの背景や成り立ちを解説しようとしていて、かえって面白さを損なっているように感じたのを思い出した。
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