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感想「わが名はレッド」

「わが名はレッド」 シェイマス・スミス ハヤカワミステリ文庫
アイルランドが舞台の犯罪小説。冷酷非情な犯罪計画が理路整然と実行されていたり、極めて残虐な殺人の場面が頻出したりと、かなりえげつない内容。マイケル・スレイドを喜んで読んでる人間がそういうことを書いても、否定的な意味にはならないかも知れないが、実際は、あまり好感を持たなかった。スレイドのは一種のギャグだけど、これはかなりリアルで、厭な感じがする。
二人の犯罪者が、それぞれ自分なりに筋の通った計画に基づいて行動しているうち、接触が起き、双方のシビアな駆け引きが始まるというあたりが、もう一つの読み所。その部分はかなり読みごたえがあり、この作家の技倆を感じる。
と思えば、意外にも社会派的なメッセージが発せられていたりもする。一筋縄では行かない作家、という印象。どれが彼の本物の顔なんだろうか。
事件の一部が、今週から来週の「乱歩R」最終回にどことなく似通っていて、シンクロニシティかな、と思った。

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