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感想「沈黙の叫び」

「沈黙の叫び」 マーシャ・マラー 講談社文庫
久々に翻訳が出た私立探偵シャロン・マコーンもの。アメリカでは刊行が続いていて、本書は2000年に刊行された21作目とのこと。父親が亡くなり、自分が養女だったことを知ったシャロンが、実の両親探しを始めるという異色作。ただ、シリーズのきちんとした紹介がされておらず、半数以上が未訳の日本で、そのことがどの程度意味を持つかは疑問。多くの読者にとっては、インディアンの歴史を題材の一部にしたサスペンス、という程度の捉え方になっちまうのかな。でも、そういう観点に限定してしまうと、今度は掘り下げが浅い本に見えて来てしまう気がする。
ちなみにシリーズ第1作の「人形の夜」は、1980年に講談社文庫から単発で翻訳が出ているので、24年ぶりの里帰りってとこか。
自分や身内の事を調査する私立探偵の話があまり好きではないこともあり(だって、プロっぽくない)、何をいまさらこんな題材で、という気はした。主人公の性格の良さと、調査そのものは的確に進められて行くので、ストレスなく読めはしたけれど、なんてことない話。シリーズのファンにとっては、結構楽しめる作品だとは思うけど。
巻末にはシリーズの作品リストが附されており、徳間文庫で出た邦訳7冊も確認出来る。今までに出ている翻訳で一番新しいのは、アメリカで1990年に出た第11作なので、その当時と登場人物の状況は大幅に変っているはず。なんか見覚えのない雰囲気だな、と思ったのは、こちらの記憶が薄れているせいだけでもないのだろうな。
なお、マーシャ・マラーのオフィシャルサイトはここ

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