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感想「殺人率」

「殺人率」 宮崎学+大谷昭宏 太田出版
日本の殺人率は世界最低。それに較べて自殺率はバカ高い。なんでだ?、というところをとっかかりにしてはいるが、この著者なので、その答を真面目に考察するための本であるわけはない。日本という社会に追い詰められている自殺予備軍に対し、自殺する覚悟があるのなら、自分を追い詰める社会にテロをもって報いよという激励の書、ってとこかな?
対談形式なので、話題はあちこちへ飛ぶし、1冊の本としてのまとまりは、あまりない。まとめようという意識も、著者の側にあまりなさそう。それでも、日頃から日本の社会に感じている違和感を、うまく掬い取って喋って貰っているという実感があって、共感を覚えた。
明らかに社会や体制が悪いのに、それを批判して波風立てる方へ、「庶民」が鉾先を向けがちなこの国は変。殺人が少なくて自殺が多いのも、その現れなんだろう。そういうことを考えた。

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