感想「Help, Wanted Male」
感想「Help Wanted, Male」 レックス・スタウト
ネロ・ウルフもの中篇。これも「Trouble in Triplicate」所収。
殺人予告状を受け取り、助力を求めて来た人物に、別の探偵社を教えて帰したら、その探偵社派遣のボディガードもろとも殺されてしまい、さらには、同じ殺人予告状がウルフに届き、ウルフは対策に身替わりを雇うという話。ある意味、「ネロ・ウルフ対FBI」の先駆けのような。
第二次世界大戦中で、アーチーはグッドウィン少佐として、ウルフの下を離れているし、ソールやフレッドたちは「ドイツ人やジャップと戦っている」。ただ、その辺の変ったシチュエーションは、ストーリーにはそんなに影響してない。ウルフが身替わりを使う場面の面白さの方が読み所だな。
比較的トリッキーな要素があり、ウルフが名探偵物っぽい謎解きを見せるが、犯人が余計なことをし過ぎているような気はしないでもない。
「求む、影武者」のタイトルで「別冊宝石」に翻訳があり、これは持っている。まだ読んでないので、いい機会だから、読み比べてみようと思ってる。
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