感想「Trouble in Triplicate」
「Trouble in Triplicate」 レックス・スタウト Bantam Books
総括として。1949年刊行の中篇集で、以下の3篇が収録されている。
Before I Die 「死の前に」
Help, Wanted Male 「求む、影武者」
Instead of Evidence 「証拠のかわりに」
中篇集ということを意識して、ウルフものの中篇を読んでみたのは初めて(中篇集という形での邦訳は、今まで出ていない)。比較的近い時期の作品が集成されていることから、背景や登場人物に緩やかなつながりが感じられて、ちょっと面白みがあった。
もっとも、ウルフものは約40年間も書き継がれた割には、作風の大きな変化をしなかったから、時期にかかわりなくバラバラに読んでも、それほど違和感を感じないシリーズなので、大きな発見があった、というほどのことはなかったな。
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