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感想「The Final Deduction」

「The Final Deduction」 レックス・スタウト BANTAM BOOKS
ネロ・ウルフもの。「究極の推論」の邦題で「EQ」に翻訳があるが、持ってない。邦訳が出る前に入手したペーパーバックがあるんで、いいや、読んでしまえ、というところで。
大金持ちの婦人が、誘拐された夫を救出する手助けをして欲しいという依頼でやって来る。ウルフは引き受け、誘拐事件自体は早々にケリがつくのだけど、そこから新たな事件が勃発し、巨額の報酬に引かれて、ウルフは再び事件に関わって行く。
ウルフが報酬目当ての探偵だというのが、ここまで露骨に出てるのも、結構珍しい気がする。最初は報酬に釣られても、最終的にはウルフも実はいい人、みたいな結末になる作品が多いけど、これはそうではなかった。
「究極の推論」という邦題は、大袈裟過ぎる気がする。エラリー・クイーンばりのアクロバティックな推理でも披露されるかと思ってしまいそう。実際は、あくまでもいつものスタウトの、論理性があんまりない大ざっぱな解決篇なので。まあ、作品の出来としては、並ってとこかな。
「The Second Confession」で舞台になったウェスト・チェスター郡が再び使われて、あちらに登場する地元の警官のベン・ダイクスが再登場している。アーチーが、以前に一度、睡眠薬を盛られたことがある、と思い起こす場面があるが、これも「The Second Confession」での出来事を指していると思われる。スタウトは本書を書いている時に、「The Second Confession」を読み返したのかな。

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