感想「ラグビー・ルネッサンス」
「ラグビー・ルネッサンス」 日本ラグビー狂会(編・著) 双葉社
今年の狂会本。去年は3月くらいに出たので、今年もそんな気でいたら、昨年末に既に出ていたらしい。
ここ2-3年のうちでは、一番面白く読めた気がする。ちょっと、惰性で読んでるかな、という気がし始めてきた所だったので、良かった。
「2011年ワールドカップ招致への見取り図」という文章と、「レフリー」について書かれた文章が興味深かったのは、ラグビーよりはサッカーの方に関心が強い、こっちの嗜好の反映と思う。どっちも、多分にサッカーに通じて来る内容なので。
ただ、サッカーにしろ、あるいは野球にしても、年を追うごとに、ビジネスライクな色彩が強まっていて、なんとなく味気ないような気がし始めている昨今。狂会本を読む気になるのは、ラグビーにはまだ色濃く残っているように思える精神性みたいなものが、語られているからじゃないかという気がする。松山吾朗を描いた文章とか、大阪朝鮮高校についての文章とか、今泉清を書いた文章とか。
もっとも、以前はそういう所がラグビーのくさみで、あんまり好きじゃない所だったんだけど。とはいえ、今も、無条件で肯定出来るわけではないし、一方で、ラグビー自体の精神性も、昔よりは薄まっている気もする。まあ、双方から歩み寄ったというところなのかな。
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