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感想「黒い天使」

「黒い天使」 コーネル・ウールリッチ ハヤカワミステリ文庫
黒沼健の旧訳は読んでいるんだけど、訳の悪さでは定評があったものだし、やっぱり新訳で読んでおくべきだろうな、と。もっとも、旧訳も、思ってたほどひどくなかった、と思った覚えがある。それ以上の感想は、忘れた。
ベタベタなメロドラマ。でも、ウールリッチの良さは、元々、この極端さにあるわけで。読んでいて、多感な年頃(笑)に熱中してた時のような素直な興奮はなかったけれど、当時、自分がこの作家を愛読してた理由はよくわかると思った。とにかくロマンチックだし、サスペンスとしてもよく出来ている。スレた読者になる前に、こんなの読んだらイチコロだろう。
ウールリッチの傑作は、「暁の死線」「幻の女」「喪服のランデヴー」ってとこかなとずっと思ってたけど、「黒い天使」も加えていいような気がした。どの本も、10年以上昔に読んだきりだから、正確に判断出来ているか、心もとないけどね。
ちなみに、「黒衣の花嫁」が入ってないのは、多分、「喪服のランデヴー」を先に読んじまってたせい。
傑作と思う3冊とは別に、好きな長篇3冊てのもあって、「黒いアリバイ」「夜は千の目を持つ」「死刑執行人のセレナーデ」。
なんてぇことを、だらだら書いてしまうのは、やっぱり、昔、大好きだった作家だから。

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