J1リーグ第2節大宮対神戸
2004.3.12(土) 15時 埼玉スタジアム2002 曇
観客 9926人 主審 吉田寿光 副審 江角直樹、唐木田徹
大宮アルディージャ 1(0-1)1 ヴィッセル神戸
(1-0)
得点 22分 神戸・三浦知
83分 大宮・藤本(PK)
大宮 荒谷(GK)、冨田(54分森田)、奥野、トニーニョ、
西村、ディビッドソン、金澤(74分島田)、久永、
藤本、トゥット(79分クリスティアン)、桜井
神戸 掛川(GK)、北本、室井、ホージェル、ホルヴィ、
菅原、朴康造(89分松尾)、三浦淳、薮田、
三浦知(59分エムボマ)、播戸(70分村瀬)
退場 75分 大宮・桜井(警告2回)
警告 大宮 ディビッドソン(1)
神戸 エムボマ、ホルヴィ
見に行ってたんで。
神戸はやはりガンバほど力のあるチームではないから、立ち上がりは結構拮抗していた。大宮が攻撃を組み立てる場面もあり、前節とはだいぶ趣が違っていたと思う。ただ、その分、大宮は守備が手薄になっていたわけで、その隙を播戸や三浦カズが虎視眈々と狙っていたし、ボランチのホルヴィから、大宮のバックラインの裏へ危険なボールが何度も出て来てもいた。奥野の出来がかなり悪かったこともあり(というか、J2であれだけヤバいDFだったんだから、J1でこの状態なのは織り込み済み、という気はしたが)、何度かピンチを迎えつつしのいでいたが、22分にとうとう失点。これも確か、奥野の甘いクリアを相手に拾われた所から始まっていたと思う。左サイドを崩され、播戸からのボールに、ラインディフェンスの隙間へうまく入り込んだ三浦カズに、ゴール前できれいに合わされた。
試合の流れ自体は、そのしばらく前から完全に神戸ペース。大宮は、必ずしも圧倒されていたわけではないが、トップへボールが渡らないので、得点の匂いがしない。桜井が存在を消されていたし、下がってボールを受け、チャンスにつながりかける突破を何本か見せていたトゥットにしても、次第に神戸にパターンを見切られて、有効な動きが出来なくなって行った。あと、選手のレベルも、やはり神戸の方が上だったと思う。J2では選手の能力差で勝てていた競り合いの局面で、ほとんど負けていた。
ちょっと明るい展望が見えない感じで、ハーフタイムには、なんとかロースコアでしのいで、終盤に森田・島田を投入して、セットプレーで得点する、去年の後半のパターンに期待か、と思っていたが、後半、早い時点で森田が投入されてしまう。三浦(これは大宮監督の俊也のこと。三浦が多過ぎる(笑))、焦ってないか?、早過ぎないか?、と思った。布陣的には3トップ気味になって、らしくない形だし、左SBは久永で、こんな所で使われたことあったっけか?、という感じだったし。実際、この布陣になった直後は、大きく流れが変わったようには思えなかった。
流れが変わり始めたのは、神戸が三浦カズを外した所だと思う。神戸の優勢は続いていたが、三浦に代わって入ったエムボマには切れがなく、チャンスに絡んでも決定機まで持っていけない。押していても追加点が入らず、試合は膠着に向かう。神戸はその後、播戸も下げて、前線に怖さがなくなった。
とはいえ大宮も、森田は結構いいポイントを作っていたが、そこからの展開がいまひとつ。75分には桜井がペナルティエリアに侵入して、DFと接触した後で倒れたのをダイビングに取られ、この日2回目の警告で退場。万事休したと思った。しかし桜井が居なくなり、79分にトゥットも下がった所で、森田が真骨頂を発揮した感がある。森田が中心になって攻撃に核が出来たし、83分には、後方からボールを受けた森田がペナルティエリア内へ持ち込み、止めに来た室井と競り合いになって倒れると、今度はPKを得る(この辺、森田が巧い所なんだな)。これを主税が決めて同点に追いつく。
さすがにそこからひっくり返す所までは行かなかったが、元々負け試合だったと思うし、そこを一人少ない中で追いついたことを考えれば、これは勝ちに等しい引き分けだろう。
もっとも、先々のことを考えると、やっぱり、そうそううまくは行かないだろうな、という気もした。何人かの選手は、やはり能力的に見劣りがしたし、全体的にもミスが多い。前線は、補強したクリスティアンが、早くもスタメン落ち。前節の殊勲者の桜井も、中盤が機能せず、完全に孤立させられていたし、主税は競り合いでの弱さが気になる。昨年からチームの上積みはあんまりないように思え、ガンバ戦のような特殊な戦い方ならともかく、普通に戦おうとしたら、厳しいんじゃないかなあ。それでも、森田の勝負強さの健在ぶりを目の前で確認出来たのと、島田がJ1でもそこそこやれそうに見えたのは、個人的には収穫だったけど。
それにしても観客1万人割れってのは…。J2でも埼玉スタジアムで1万人を割った試合は1試合くらいしかなかったはず。昇格後の開幕戦なんだし、招待券を配り倒してでも、埋めた方が良かったんじゃないかなあ。いきなり現実の厳しさを見せ付けた感じだけど、良かったんだろうか。
[追記3/13] 記録記載。
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