2005.5.8(日) 15時 味の素スタジアム 曇
観客 22175人 主審 松尾一 副審 安食弘幸、井上知大
FC東京 3(2-1)3 大宮アルディージャ
(1-2)
得点 13分 大宮・トゥット(PK)
29分 東京・石川
44分 東京・近藤祐
76分 東京・ルーカス(PK)
77分 大宮・トニーニョ
89分 大宮・森田
東京が泥沼状態での対戦というと、99年J2の34節を思い出す、とか考えながら味スタへ。熊谷へ行く気はないから、この先当分、大宮のリーグ戦を見に行く機会がなさそうなので、アウェイだけど見に行った。(ナビ杯は行くかも知れないが)
主税をスタメンから外し、安藤正裕を起用。三浦、余裕こいてんなあという感じだった。
序盤は東京に拙攻が目立ったこともあり、五分の展開だったと思う。東京、なんでそこで強気に攻めないかなと思う場面もあり、連敗しているチームの心理が伺えた。
とかなんとかやってるうちに、大宮がPKを貰う。
FKからのペナルティエリア内での競り合いで、東京がファールを犯したんだろうが、大宮のゴール裏で見てたんで、遠くてよく分らんかった。東京の選手と主審が相当もめてたが。
いずれにしても、トゥットがきっちり決めて先制。ただ、この先制点が大宮のリズムを狂わせたように見えた。一瞬、東京を甘く見ちゃったんじゃないかな。この後、東京の攻撃は激しさを増して、以降は東京に攻められっ放し。30分頃、右サイドの競り合いから奪われたボールをゴール前へつながれ、石川に打たれて同点。さらに前半終了間際に、近藤に右サイドからドリブル突破され、そのままゴールを許して、1-2。ディフェンスが浮わついてた。
結局、安藤正裕はいいとこなしで、後半頭から、主税が交代出場。これである程度、攻撃の形は作れるようになったが、東京のゴール前が堅く、フィニッシュまでなかなか持ち込めない。石川に振り回され放しだった三上を橋本(Jリーグ初出場か?)に代え、さらにはマーカスを横山に代えて、大幅に布陣をいじり、強気の采配で攻めたが、逆に75分に、前半の大宮のPKと同じような形でPKを取られ、ルーカスに決められて1-3。
しかし直後、主税のCKからトニーニョが押し込み、粘りを見せる。その後、久永のクロスからフリーのトゥットがゴール前でシュートした決定的場面は、大きく枠を外して、こんなビッグチャンスは2度とないかもだな、このまま敗戦かなあと思ったんだが。やっぱり、そこは連敗してるチームだけに、東京には逃げ切りのメンタリティがなかった。東京の中途半端なボールキープに付け込んで、大宮がボールを奪ってカウンター。カットされてクリアされたが、そのボールがトニーニョを直撃。こぼれたボールから森田につながり、土肥の頭上を越えるループシュート。これが決まって、ほとんどラストプレーでの劇的な同点ゴールになった。
主税をスタメンから外した時点で、三浦はある程度、苦戦を予想してたんじゃないかという気もするんだけど、どうかな。主税が使えない場合を想定したオプションを試したんだとしたら、今日の所は失敗に終ったことになる。安藤正裕は、去年のJ2のリズムを、まだ引きずっているような気がする。それでも主税を送り込んで、ほぼ負けてた試合を引き分けに持ち込んだ訳で、これは三浦にとっては、計算通りなのかも知れない。ここまで予想以上の成績を上げていて、勝ち点的に追い込まれてないから、試験的なことも平気でやれる状況なんじゃないかと思うんだが。相手にとっては、嫌なチームだろうね。
森田、前節の外しは、今節にゴールを取っておいたのかもな(笑)。
失点の場面は、ディフェンスが完全に崩されてて、ここまでやられたのは、今シーズン初めてじゃないかと思うが、東京の攻めが良かったというより、展開的に浮き足立ってて、大宮が変だった感じ。力の差というよりは、修正可能な部分じゃないかと思うけどね。
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