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感想「ビー・クール」

「ビー・クール」 エルモア・レナード 小学館文庫
「ゲット・ショーティ」の続篇。ギャング崩れの映画プロデューサーが、旧知の音楽プロデューサーが眼前で射殺された事件を機に、音楽業界に首を突っ込み、次々起きるトラブルを、ハッタリで切り抜けて行く。
度胸と口達者で窮地を突破していく主人公がイカしてる。いかにもレナード的なキャラクターだが、中でもベストの部類じゃないかな。完成されている感じがする。
主人公以外の登場人物も、みんな独特で強烈だが、ストーリーにフィットしていて違和感がなく、キャラクターが生きている。そうした登場人物同士のやりとりも絶妙。のらりくらりと、どこへ行き着くのかシッポをつかませないプロット廻しも達者。
これはレナードの作品の中でも、傑作の部類なんじゃないだろうか。まさに「クール」って感じだね。
音楽業界について、かなり取材して書いたらしいが、マクベインの「歌姫」が、いかにも勉強しました。という風だったのに比べ、非常によく消化して書かれているのにも感心した。その時のマクベインとそれほど違わない年齢で書かれているのに(ちなみに、75歳の時の作品)。新しいものを消化する感性が鈍っていないんだろう。大した爺さんだよ。
まあ、音楽ネタについて、勉強した内容が、一部、唐突にむき出しで出てる箇所もあるのだけど、そこはそれなりの効果を狙った所と思えるので。ただ、エアロスミスがゲスト出演してるあたりは、ちょっと気を遣い過ぎてる気もする(^^;
ちなみに、「ゲット・ショーティ」は、確か8年前に読んだはずで、内容をほとんど覚えていなかったが、全然問題なく愉しめた。むしろ、「ゲット・ショーティ」を読み直してみるべきかも。

サモア人のボディガードが良かったな。

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