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感想「ゲバラ コンゴ戦記1965」

「ゲバラ コンゴ戦記1965」 パコ・イグナシオ・タイボII、フェリックス・ゲーラ、フロイラン・エスコバル 現代企画室
1965年にチェ・ゲバラがコンゴに潜入し、反政府ゲリラを支援しようとした時のドキュメント。ゲバラの遺稿や、当時、その作戦に参加したメンバーからの証言を元に構成されている。
極限状況にあっても、公正さと自らの信念を見失わないように努める、ゲバラの人間性が伝わって来る一方で、現代から見ると、あまりにも現実味が薄く、無理な部分が多いと感じられる作戦行動には、彼が持っていた限界も感じられる。その辺を自分が、どの程度、理解出来てるのかよく分らないので、くどくど書くのはやめとくが、「「神話」からの解放」と題された解説(太田昌国)は、読んでいる間に感じていたことを、うまく整理して書いてくれているように思う。
10年以上昔、三好徹の「チェ・ゲバラ伝」てのを読んで、感銘を受けたことがあったけれど、特にゲバラの信奉者という訳ではない。どっちかというと、著者のメンバーの中に、パコ・イグナシオ・タイボIIが入っていて、彼のミステリの著作を2冊読んでいるので、そっちに興味を引かれて読んだもの。3人も著者が居ると、誰がどういう形でどれだけの貢献をしてるのか、よく分らなくなってくるけれど、読み物としての面白さを出している構成は、ある程度、タイボIIに負うものなのかな。
フィクション・ノンフィクションの題材に使われることが多い、ベルギー領コンゴを巡る状況について、いろいろ教えてくれる本でもあった。
それにしても、しばらく前から、ゲバラの肖像画を街中やサッカー場で、ファッション的に使っているのを見掛けることが多いけど、ゲバラが何者なのか、どれだけ知ってて使っているんだか。去年、「モーターサイクル南米旅行日記」の映画化が公開されたりしたから、今は、それ以前よりは知られているんだろうが、知ったらむしろ、あんな風にファッション的に、軽々しく使おうとは思えなくなる人物だと思うんだが。ゲバラの肖像画は、ロック・ミュージシャンのアイコン程度(ストーンズの舌とか)にしか思われていないような気がして、しょうがない。そういうもんじゃないだろう。

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