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感想「クライム・マシン」

「クライム・マシン」 ジャック・リッチー 晶文社
ジャック・リッチーの短篇集。こんな本が出るなんて、びっくりした。
久々にジャック・リッチーの短篇を読んだけど、本当に面白い。古びてないし、まとめて読んでも、全然飽きなかった。どの短篇も、あまりにも面白くて、どれがベスト、とか言えないくらいだ。
魅力の根源は、しっかりしたプロットと、それを意識させない軽妙な語り口、というところか。気負ってない(あるいは、そういう気配を見せない)から、いくら読んでも巧さが鼻について来るような所がない、という感じ。コミカルな作品が多いけれども、それも、無理矢理笑わそうというんじゃなくて、あくまでもさりげない。
ミステリ雑誌をせっせと読んでた頃(だいたい10年と少し前くらいまで)、好きな短篇作家はいろいろ居たけど、今になると大半は、飽きたり、現役作家の場合は、作家自身の筆力に衰えを感じて、読まなくなったりしている。でも、リッチーは例外的な存在のように思える。
もっと読みたくなってきた。ついでにターンバックルものの短篇集とか出さないかな。もっとも、家の中の古雑誌をひっくり返せば、かなり見つかるんだろうけど。

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 閉店まぎわのLIBROに寄る。おお、いろいろ出ておるではないか。 『法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー』(角川文庫)、『それゆけ、ジーヴス』(P・G・ウッドハウス 国書刊行会)、『どんがらがん』(アヴラム・デイヴィドスン 河出書房新社)を買う。 ...... [続きを読む]

受信: 2005.10.29 15:25

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