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おせち料理

ここんとこ、ほぼ毎年作ってるおせち料理2品。田作りと錦玉子。今年は、めんどくさいから錦玉子はやめようかな、と思ってたんだけど、今日の午後になって気が変って、結局作っちゃった。
急遽作り始めた割には、見た目はまずまず。ほぼ毎年やってて、手順はだいたい飲み込んでいるしな。もっとも、味は保証の限りじゃないけど(^^;

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ちなみに去年の話がこちら

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感想「毒蛇」

「毒蛇」 レックス・スタウト ハヤカワミステリ文庫
言うまでもなく、ネロ・ウルフものの第一作。
当然、初読じゃない。初読以降も、本に眼を通したことなら、何度もあるが、ちゃんと頭から読み通したことは、そんなにないはず。かなり久々に読み返した。ここんとこ、比較的新しめのウルフものばかり読んでいたので、ちょっと初心に帰ったような感じ。

前から考えてたことだけど、この本の第一章、というか、最初の数ページは、ミステリ史上屈指の名場面じゃないかと思う。ここからウルフものが始まった、ということだけじゃなく、この冒頭の部分の語り口の素晴らしさにかなう小説は、ほとんどないんじゃないだろうか。軽妙で冗談めかしていながら、登場人物を的確に紹介しつつ、小説の本篇へしっかりとつなげていく。もっとも、ウルフものの中で探せば、これに近い印象的な場面は他にも見つかるかも知れないけど、それは言わば二番煎じなわけで。それらが存在するのは、「毒蛇」のこの場面があるからなんだし。

「毒蛇」を読んで、それで違和感しか覚えないなら、他を読む必要はないのかも知れない。比喩的にではなく事実として、「毒蛇」には、このシリーズの全てがあると言っても過言じゃないと思う。読み直して、改めてそう思った。

ウルフものの作品には時々あるパターンだが、これは犯人探しよりは、捜査の過程と、いかに犯人を追い詰めるかを描く所に焦点がある小説。必然的に論理よりは登場人物の個性が前面に出て来るし、そこをスタウトが、本当に巧く書いている。謎解きのプロットだけを追っていたら、大して面白味はないはずだし、日本で人気が出なかった理由も、多分、その辺にある。
人物を描くと言っても、社会派小説みたいに、ビンボくさくもない。その辺が、多分、日本で人気が出なかったもう一つの理由。実在の人物のような肌触りを残しつつ、必要以上に生活感を漂わせない、そういう小説世界だが、ガチガチのリアリズムでも、まるっきりの絵空事でもない、というあたりが、中途半端に感じられたとしても不思議じゃない。自分自身、ユーモラスな部分に引かれて、ウルフものを読み始めたが、本当に面白いと思い始めたのは、ある程度、数を読んで、作品世界に馴染み始めてからだったものな。
でも、たとえば、アンナ・フィオレのような人物の描き方が、これでいいのかな、というくらいは思うけれど。まあ、昔の小説ではある(1934年刊)。

以下は、トリヴィア的な話。(書いておかないと、自分でも忘れてしまうので(^^;)
H.R.コーベットというウェストチェスター郡の刑事が登場するが、これは「アルファベット・ヒックス」に出て来るウェストチェスター郡の地方検事・ランドルフ・コーベットと何か関連があるんだろうか。
ウルフの手伝いで、ソール、フレッド、オリー以外に、ビル・ゴーアが登場する。ビル・ゴーアは、何冊かに出た後で、姿を見なくなったという印象があるが、正確な所は一通り読み直してみないと何とも言えない。アメリカではいろいろと出ていると聞く、ウルフに関する研究書とかを見れば、一発で答えが出るんだろうけどな。
なお、クレイマー、ロン・コーエンは未登場。パーリー・ステビンズは少し姿を見せている。

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感想「古地図に魅せられた男」

「古地図に魅せられた男」 マイルズ・ハーベイ 文春文庫
古本屋で見掛けて、なんとなく買ってしまった本。
古地図専門の大泥棒(図書館から盗んで、自分の店で売り払う)を題材にしたノンフィクション。もっとも、著者は本人についに会うことが出来ず(先方に最後まで拒絶された)、そのためかどうか、かなり脱線の多い内容になっている。
地図の歴史や地図を巡って起きてきた諸々の犯罪、及び、現代において古地図の存在がどのようなものであるかについて、幅広く述べられているあたりは、結構興味深かった。偶然だが、しばらく前に読んだ「奇怪動物百科」に重なって来る部分があったのは、ちょっと面白かった。
一方で、本来、著者が書きたかったんじゃないかとも思える、泥棒の心理状態の分析や、それを自分自身に投影して語る部分は、あんまり面白くない。結局、本人に会えていない所が致命的なのかも知れない。泥棒の特異な人物像が、あまりうまく浮かび上がって来てない。特徴のない所が特徴というような人物だと、著者は再三書いているのだけど、本当にそうなのか、著者が人物像を捉え切れなかっただけなのか、よくわからない。
全体的な印象としては、まとまりを欠いた、という感じ。

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天皇杯準決勝大宮対浦和

2005.12.29(木) 15時 国立 晴
観客 31441人 主審 松村和彦 副審 山崎裕彦、中井恒

 大宮アルディージャ 2(1-1)4 浦和レッドダイヤモンズ 
            (1-1)
            (0-2)
            (0-0)

 得点 23分 浦和・マリッチ
    26分 大宮・片岡
    62分 浦和・長谷部
    89分 大宮・冨田
    95分 浦和・山田
    102分 浦和・長谷部

 大宮 荒谷(GK)、西村、片岡、奥野、冨田、
    ディビッドソン(65分金澤)、斉藤、久永、
    横山(71分島田)、桜井(12分若林)、森田
 浦和 都築(GK)、坪井、堀之内、細貝、鈴木、
    長谷部、三都主、山田(104分赤星)、
    ポンテ(87分酒井)、岡野(77分永井)、マリッチ

 警告 大宮 横山
    浦和 鈴木、細貝、永井

見に行ってた。結局、大宮の天皇杯4試合を、全部見に行ってしまったことになる。

試合は最初から浦和ペース。大宮の出来は、あんまり良くはなかったと思う。浦和にスピードで劣っていた。パスミスも多かった、というよりは、走り負けているので、通るはずのパスが通らなかったと言う方が正しいか。大宮には鹿島戦の疲れが残っていたのかも知れない。元々主税を警告累積で欠いていたし、開始10分で桜井が故障で退き、奥野は戻ったけれど、相変わらずメンツでも見劣りしていた。
ほとんど攻められ放しだったけど、それでもなかなか破綻しなかったのは、やはり相手の攻め手を消す布陣の安定性のおかげだろうな。あとは、浦和の一部の選手が、大宮をなめてたくさく、その辺も影響したかと思う。
とはいえ、23分、ポンテのCKからマリッチに押し込まれる。よく踏ん張ったけど、ここまでか、と思った。ところがところが。
26分、ゴール正面でFKを得ると、久永がチョン蹴り。それを片岡が蹴ると、ボールはポストに当たって、ゴールの中へ跳ね返る。あっという間に同点。
その後も試合のペース自体は変らなかったが、微妙に大宮が盛り返した感じで前半終了。それでも、終了直前には、浦和のクロスバーを叩いたシュート(堀之内)もあって、ツキで何とか持ちこたえてる感じもあるなあ、とは思った。

後半も流れはそんなに変らない。浦和優勢のまま時間が過ぎて行き、17分、右サイドから攻め込まれて、そちらにディフェンスがシフトした所を、逆サイドへ入って来た長谷部にパスを通された。長谷部はシュートをミスったんだけど、それが不幸いして(^^;荒谷の頭上を越えるループシュートになり、またも浦和に先行される。その後、浦和は次第に守りに入り、大宮が攻め込む場面が度々生まれたが、なかなかシュートへ結びつけることが出来ない。やっぱり駄目かと思ったロスタイムに入る寸前、大宮は10人が攻め上がった総攻撃状態で、浦和のクリアボールがハーフウェイライン付近に落ち、そこへついに荒谷までもが上がって来て、ゴール前へボールを蹴り込んだ。混戦の中、森田がヘッドで合わせたのは阻まれたが、こぼれを冨田が押し込み、再び同点に追いつき延長へ。

同点になった時点で、浦和は逃げ切りにかかって、かなり布陣をいじっていたし、大宮は選手は入れ替わっていたけど、構成自体はそれほど変えていなかったから、これは案外大宮有利かも知れんと思った。実際、延長に入って大宮は、それなりにいい形で攻撃出来ていたと思うんだけど、延長5分、長谷部のパスから山田に押し込まれ、三たび先制された。その後、猛攻を掛けるも、12分に長谷部に独走ドリブルのカウンターを許し、そのままゴールを決められ、さすがにこれがとどめになった。

まあ大宮は、常に先手を打たれ、内容的にも劣勢だったから、敗戦はやむなしかとは思う。長谷部に振り回されたという感は強いけれども、それ以外でも、総じて浦和の方がきっちりした組立をやっていたし、大宮は自分たちでのミスが多過ぎた。でも、あそこまで粘ったんだから、勝たせてやりたかったなとは思った。
悪天候が予想される元日に、国立へ行く必要がなくなって、助かった気はするけどもねえ。そういやあ、女子選手権の決勝も行けないや。行かないのは何年ぶりだろうな。

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全日本女子サッカー選手権準決勝 湯郷対TASAKI

2005.12.25(日) 13時10分 西が丘 晴
観客 1821人

 湯郷Belle 0(0−2)4 TASAKIペルーレ
        (0−2)

 得点 4分 TASAKI・鈴木
    15分 TASAKI・山本
    63分 TASAKI・鈴木
    75分 TASAKI・大谷

 湯郷 福元(GK)、城地、赤井、安田、佐藤、
    宮間、北岡、中田、杉本(75分福原)、
    田中(71分江口)、加戸(84分鎌田)
 TASAKI 秋山(GK)、白鳥(45分佐野)、中岡、
    下小鶴、甲斐、山本、新甫、柳田、
    土橋(88分薬師寺)、大谷(85分大石)、鈴木

入場者数は、まるっきり冗談としか思えない(^^;。おそらく、第1試合の入場者数に、それ以降、来た人数を単純に加算しただけ。第1試合に来た浦和サポが、ほとんど帰っちまったので、第2試合のスタンドは、実際はガラガラだった。

試合内容自体も、第2試合は第1試合以上に一方的で、面白みは薄かった、とは思う。湯郷も、序盤にあっさり2失点していなければ、後半立ち上がりにTASAKIが妙にばたついて、湯郷のセットプレーが連続した時に1点でも取れていれば、もう少し拮抗した試合に持ち込めるチャンスはあったろうけど、それが出来ない所に、チームの力の差が歴然と出ていたんだと思う。ただ、去年も選手権で湯郷を見ていて(レイナス戦)、宮間一人の印象がやたらと強かったけど、この試合では、宮間がそんなに突出してる感じはしなかった。チーム全体が、宮間を生かせるレベルに達して来てるということなのかも知れない。
TASAKIの試合を、まともなコンディションで(^^;見たのは、2年ぶりくらい。川上が居なくなったこともあり、どういうチームになってるのかなと思ってたけど、ちゃんと穴は埋まってたし、各ポジションにも人材が揃っていて穴がなく、昔のイメージとあまり変らない、相変わらずいいチームだった。でも、リーグではベレーザに敵わなかったんだよなあ。確かに第1試合を見ていて、ベレーザの強さは感じた。TASAKIの強みは組織力だと思うが、今のベレーザの面々の突出した個人技に、それで充分対応出来るのかどうか、難しいようにも思える。優勝はベレーザかもな、という気はした。もっとも、過去に、準決勝を見て、決勝の動向を予想して、ほとんど当たったことがないんだけど(^^; 

ちなみに、決勝を見に行く(行ける)かどうかは、大宮次第と思われる(^^;。

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全日本女子サッカー選手権準決勝 日テレ対浦和

2005.12.25(日) 11時 西が丘 晴
観客 1681人

 日テレベレーザ 2(0−0)0 浦和レッドダイヤモンズレディース
          (2−0)

 得点 60分 日テレ・永里
    79分 日テレ・伊藤(PK)

 日テレ 小野寺(GK)、中地、岩清水、四方、川上、
    酒井、伊藤、澤、大野、荒川(70分小林)、
    永里(85分近賀)
 浦和 山郷(GK)、木原、田代、西口、岩倉、
    高橋、山本(77分笠嶋)、保坂(71分法師人)、
    安藤、北本、若林

準決勝2試合を見に行った。寒かったけど、晴れていたので、まだマシ。去年、大雪の中で見たことを思えば(^^;

第1試合は、ベレーザが一方的に押しまくった試合。浦和の守備もかなり粘ったし、粘っこく守ってカウンター一発てのは、以前の浦和の芸風だから、前半20分くらいにベレーザに攻め疲れが見えて、ディフェンスのミスが続いたあたりとか、前半を0-0で折り返した時は、そういうパターンもないとは言えないかも、とは思った。
もっとも、今の浦和の布陣では可能性は、やっぱりかなり低かっただろうなとも思う。北本や若林が速いFWだとは言っても、ベレーザくらい巧いディフェンスを相手にしたら、そうそう簡単には裏は取れないし、彼女らにボールを出す起点も、木原や岩倉をSBで使っているようだと、安藤くらいしかいないわけで、そこを潰されたら終り。ちなみに、89分に初めてその形が出来たんだけど、若林がフカして終った。まあ、そこが決まってたとしても、2 -1だったわけだけど。
ベレーザの得点は、60分のは永里がシュートを一度跳ね返されながらも、粘ってもう一度押し込んだ(ように見えた)。75分過ぎのやつは、浦和が点を取りに行くために布陣をいじり、バックラインの構成も入れ替えた直後に、西口が川上をペナルティエリア内で倒してPKになったもの。多分、浦和はDF同士の連携を取り直す前で、混乱してたんじゃないかな。不運だった、というよりは、そこへ付け込むベレーザの巧さだろうな。
ベレーザのサッカーは華々しくて、見ていて面白かったし、順当勝ちで良かったと思う。浦和も、面白く出来る要素はあるのに、出来てない気がする。今年は去年より、明らかにつまらなくなってた。優勝した去年に上積みしようとして、うまく行ってない印象。まだ模索中で、そのうち熟成して良くなる、のかどうか。

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天皇杯準々決勝鹿島対大宮

2005.12.24(土) 15時 仙台スタジアム 晴
観客 6298人 主審 岡田正義 副審 宮島一代、前島和彦

 鹿島アントラーズ 0(0-0)1 大宮アルディージャ 
           (0-1)

 得点 55分 大宮・森田

 鹿島 曽ケ端(GK)、名良橋(77分青木)、岩政、大岩、
    新井場(69分鈴木)、小笠原、フェルナンド、
    本山、深井(52分増田)、野沢、
    アレックス・ミネイロ
 大宮 荒谷(GK)、西村、片岡、冨田、三上
    ディビッドソン、斉藤、久永、藤本、
    桜井(80分金澤)、森田(89分若林)
 
 退場 89分 鹿島・小笠原(警告2回)

 警告 鹿島 なし
    大宮 藤本、三上、森田

見に行ってた。

スタメンは鹿島がベストメンバー(多分)。大宮はトニーニョと奥野を欠いて、ぱっと見、1.5軍か?みたいな感じ。今年、2回戦って、2回とも完膚無きまでに叩きのめされてる相手だし、大宮に勝ち目はないか、と思ったが、試合が始まってみると、予想外の展開。大宮の試合運びは、技術的には、こんなもんだよなという域を出るものではなかったが、よく動いていたし、リーグ終盤での好調時のような、安定した布陣での戦い方も出来ていた。5回戦の名古屋戦の出来は褒められたもんじゃなかったが、きっちり修正して来ていて、鹿島に全く形を作らせなかった。一方で鹿島は、大宮の出来は別にしても、動きが悪過ぎ。前半は決定機という観点からは、圧倒的に大宮が優勢な試合展開。決定的なチャンスが5回くらいあって、それを全部決められなかったのが、嫌な気配ではあったけれど、鹿島の決定機は終了間際の一発くらいだったから、本当に大宮ペースで試合が進んでたという印象。
後半は、鹿島がどんどん前掛りになって来て、大宮がちょっと押し込まれた感があり、マークずれや1対1のミスがポツポツ増え始め、前半に比べ、明らかに流れが鹿島に行きかけている気配があった。ただ、裏を突いてカウンターという狙いは明確になっていたし、10分過ぎ、その展開から森田が決めてとうとう先制(小笠原が前へ出して行ったボールを主税がカットして、素早く前線の森田へフィードした)。以降は、DFを削って攻撃的な選手を次々投入し、捨て身でどんどん前掛りになる鹿島を、大宮がうまく(というか、何とか、というか)いなした感じ。試合が進むにつれ、鹿島は焦りから、有り得ないようなミスを連発し始め自滅。最後は小笠原が退場になる状況の中、大宮がまんまと逃げ切った。
大宮は、相当不安なバックラインだったが、よく守り切った。正直、安心して見てられたのは、冨田一人だけだったが、特に片岡が粘り強さを見せたし、マーカスや斉藤も、よくサポートしていたと思う。斉藤は攻撃面でもいい連携を見せていた。ボランチの斉藤が結構攻め上がれたということ自体、大宮がかなり優勢な試合運びが出来てた証拠だとも思う。西村の、度々の積極的な攻め上がりには驚かされた。どれも最後は、やっぱりね、という結果ではあったんだけど、彼の積極性が大宮の試合運びのリズムを作った一面はあったんじゃないかな。
森田の得点は、見事な切り返しとシュートだったけど、それを引き出した主税も、試合全体を通して攻撃の起点でいい働きをしてた。この所、個人的には、久永の方が目立ってると思ってたが、今日は主税だったと思ってる。
まあ、でも、今日は大宮の選手は、みんなよくやってたよ。
それにしても、鹿島はなんで、あんなに酷かったんだろうな。やっぱり、なめてかかってたんだろうか。

次の準決勝は浦和が相手。今年の実績からすると、鹿島よりはやりやすい相手だけど、大宮がどういうスタメンを組むことが可能なのか、ちょっと見えない。浦和はほぼベストで来れるみたいだし、一回、痛い眼を見てるから、そうそうなめてくることはないだろうし、正直厳しいと思う。元日の国立で静かにサッカーを見るために、決勝に浦和が来ないことを願ってる人って、世の中には相当居るはずなんだけど、なかなか期待に応えるのは難しいだろうな。まあ、個人的にも、正月はのんびりしたいってのが、ないわけじゃないけどさ(^^;。

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新潟大停電

いやー、びっくりしたわ。昼過ぎに偶然、ネットで見て知って、それからは新潟日報をひっきりなしに見てた。メールで寄せられた停電情報、なんてコーナーがあって、見覚えのある地名がばんばん出て来るし。なんせ、元々地元だったあたり一帯が、停電の中心みたいな感じだったから。
巻き込まれた知り合いとか、山ほど居そう。今はほとんど連絡取ってない相手ばっかりだから、別に確認してみる気もないけど。
大寒波襲来中らしいのに、電気暖房しか持ってなかったら、悲惨だろうな。今はうちも、電気を使う暖房しか置いてないから、大停電に遭ったら、一発で困る。石油ストーブひとつくらい、買っておくかと、毎度思っているけど、日頃使わない暖房機を、置いておくスペースもないし、灯油だって、使わないまま置いておけば劣化するだろうし。難しい所。
それにしても、近頃の新潟は災害が多いねえ。俺が住んでた頃は、そんなことはなかった気がするんだが。

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エンパイア・オブ・ザ・ウルフ

招待券を2枚入手した人にお付き合いして見に行った。全く予備知識なしで行ったので、タイトルから考えて、もしかしてホラーかファンタジーか?、とすら思っていた(^^; 実際はアクション映画で、まあ、助かった。
原作はフランスのサスペンス小説だそうで、映画もフランス映画。ジャン・レノが怪しいオヤジの役で出ていた(彼はいつもそうだが)。
必要以上に、客をびっくりさせるような効果を使った場面や唐突な音の使い方が多かったような。こけおどしめいていた。もっとも、独特な美意識というか、映像はそれなりに凝ってたとは思う。
一方で筋立てはかなりめたくた。辻褄が合ってねえんだけど、という所があちこちにあった。フランス物だから、見た目以外は気にしてないのかな、とも思ったが、原作を読んでいる同行者によると、原作はもっとちゃんとしてるんだそうだ。映画版は口当たりがいいように、かなり手直しされていて、そのせいで無理な箇所が生まれているそうな。
映画で見る限りは、地下墓地の場面で終らせておけば良かったのに、という感じ。それ以降急激に、何もかも安っぽく、いい加減になっちまったように思えた。
本篇の前に予告篇が流れていた「SAYURI」とか「博士の愛した数式」なんてのを見に行くよりは、全然マシだったとは思うが、当たりの映画ではなかったな。

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きみまろトランス・続き

「きみまろトランス」って、レコード大賞の企画賞に選ばれたらしい(^^;(ここ)。
JWAVE聴いてたら、言ってた。

それにしても、表彰対象になってる曲やアルバムは、「きみまろトランス」以外、全く知らない。まあ、日本の曲は、ほとんど聴かないからな。

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感想「おしゃれ野球批評」

「おしゃれ野球批評」 DAI-X出版
(プロ)野球を愛好する人々の雑文集という趣。特に方向性なく、みんなが好き勝手なことを書いて、それを集めただけという感じ。全体としては、パ・リーグ色が非常に濃いけれど、まあ、こういう辺境みたいな場所に、こういう趣味的な文章を書きたがるのは、パ・リーグのファンの方が多いのだろうな、という気はする。
あと、なんだか、スワローズのファンも多いみたいなのも、やっぱりそんな感じ。
どこのチームのファンというわけでもなく、仕事として野球を見て、仕事として文章を書いてるような奴の、第三者的な利口ぶった文章、おまえ、何も分ってねえ、みたいな文章が入ってない所がいい。意見が合う合わないは別にして、どの文章も愉しく読めた。
「八重樫の萌えオーラ」って文章。分る(^^; あと、マドロック小林という人の、審判について書いた文章と、ファームについて書いた文章が、自分が日々感じていることにかなり近くて、そうそう、という感じだった。多分、似たような所を、日頃、うろうろしてるんだろう。まあ俺は、この人と張り合えるほど、通い詰めても、ちゃんと見てもいないけれど。

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感想「The Hand in the Glove」

「The Hand in the Glove」 レックス・スタウト Bantam Books
レックス・スタウトの未訳長篇。本棚で10年以上寝かせてたが、来年(?)ポケミスで邦訳が出るらしいので、読んでしまうことにした。
ただし、ウルフものではなくて、女私立探偵ドル・ボナーのデビュー作。ドル・ボナーはウルフものの作品にゲストで出たこともあるし(少なくとも「Plot It Yourself」に登場しているのを読んでいるし、他にもあるはず)、部下のサリー・コルベット(本書には出て来ない)はボナー以上に、ウルフものによく顔を出す。また、本書にはクレイマーも登場して来る。完全にウルフものと同一の世界の話になっている。
ドル・ボナーの「プリマドンナ」と評される性格が強烈。本書では私立探偵業は駆け出しに近く、所々、初々しさも滲むが、一方で、強いプロ意識で周囲を圧倒して見せもする。男嫌いで頑固というあたりは、まんま、女ウルフという感じだが、太ったおばさんというわけではなく、若いおねえさん。まあ、ウルフには負けるにしても、アルファベット・ヒックスよりはずっと存在感があって、面白いキャラクター。スタウトの小説は、やはりキャラが生きていないと面白味が薄い。
もっともプロットも、ボナーが探偵事務所の共同経営者の後見人の絞殺死体を発見し、警察そっちのけで事件解決に乗り出すという筋だが、くせのある登場人物を絡み合わせて、結構うまく組立てている。謎解きもワンアイディアではなく、重層的な展開になっていて悪くない。まあ、日本語で読んでたらあっさり気が付いたかもなという気は、若干したけど、その辺は実際の所はよくわからないな。
途中、ボナーが証拠品を隠す場面があるが、スカートの中でストッキング(パンストに非ず)に挟んじゃう。1937年の作品らしい、クラシックな場面と思った。現代の女探偵には難しい技じゃないかなあ。というか、この場面は、男性読者へのサービスか?(^^;
なお、37年の時代背景を、ごく単純な形で作品に反映したのかな、と感じたくだりがあった。本当にそうなのかどうかは分らないが、そうなのであれば、いかにもスタウトらしい乱暴さではあると思った。

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感想「奥羽越列藩同盟」

「奥羽越列藩同盟」 星亮一 中公新書
北方謙三の「黒龍の柩」を読んだ後、古本屋で眼に止まって、なんとなく買ってみた。「黒龍の柩」後半部の背景になっている奥羽越の戌辰戦争を、奥羽越の各藩の立場から論じた本。
列藩同盟って、歴史の授業とかで名前くらいは出て来るけど影が薄い。初めてまともに、この辺の事情を読んだ。まあ、ここまで各藩の思惑がバラバラでは、影が薄いのもやむなしだな、と思ったけど。出身が出身なんで、この辺の時代に関しては、もともと長岡や会津の側に同情的だから、もう少し何とかならんかったのだろうかと考えずにはいられなかった。もっとも、ここで列藩同盟の側が踏ん張って、東日本政府対西日本政府という構図で内戦が激化したら、欧米列強の介入を招く事になってしまうので、それは避ける必要があったというのが「黒龍の柩」の話。実際、そんな所だったのかも知れないけれど(内乱を避ける必要があるという認識は、列藩同盟の側にもあったように本書に書かれている)、そうはいっても、奥羽越が薩長に屈して行く過程を読んでいるのは、なかなか辛いもので。しかも、薩長に対して、列藩同盟の側に明らかに理があると思えるくだりなんかを読んでいると。もちろん、本書は列藩同盟の側に立って書かれているから、論調は多少割り引いて考える必要はあるのだろうけど。
「黒龍の柩」の出来事を、別の角度から見ているような所もあって、その辺、興味深かった。単に名前が出て来る程度だが土方歳三への言及もあったし、甲鉄と榎本武揚の件とか、大鳥圭介とか、いろいろ面白かった。読んでみた値打ちはあったな、という感じ。

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Jリーグバトン

劇団天野屋さんから来たJリーグバトン。まあ、ちょいとやってみましょうか、ってなとこで。

◆Jリーグのどこのクラブのサポーターですか?
93年のJリーグ開幕以来、名古屋グランパスエイト。ちなみに、Jリーグが始まるまでは、名古屋には全く、縁もゆかりもなかった。なぜ名古屋サポ? 性に合ったとしか言いようがない。
生まれも育ちも新潟だから、当時アルビレックスがあったら、新潟サポになってた可能性は高いし、当時は東京に住んでたから、FC東京があったら、そっちへ行ってた可能性もあったかも(巨人・読売嫌いだから、ヴェルディはなかったと思う)。だけど、当時はどっちもなかったわけで。

◆ライバルだと思っているJリーグのクラブはどこですか?
いろいろ考えてみたが、あらゆる意味で中途半端なグランパスというクラブには、ライバルなんて立派なものは、存在しないという結論に至った。

◆自分がサポーターしているクラブ以外で好きな(応援)Jリーグのクラブはどこですか?
大宮アルディージャ。名古屋よりも生で見てる試合数は多いし、ファンクラブも入ってるし、応援番組も時々見てるし、時にはサテライトしか出たことがない選手のことまで知ってたりするけど、名古屋と同じリーグに居る以上、このチームに関してはあくまでもただの野次馬。

◆このクラブのサポーターの応援は凄いと思うクラブは?
エスパルスのヒンズースクワットは、足腰が鍛えられそうだな、という意味で凄いと思うけど、カープの方が上を行くだろうな(^^;。

◆1番大好きなJリーガーは?
以前、サッカーバトンで書いたのとかぶるけど。去年まで名古屋に居た岡山哲也(現新潟)。1994年12月4日天皇杯1回戦の名古屋対NEC山形(郡山開成山)での活躍がきっかけだった。ちなみにこの試合の決勝ゴールは岡山。

◆思い出深いJリーグの試合は?
1996年11月20日サントリーカップ決勝(国立)の名古屋対鹿島。当時からネタ扱いで、ほとんど無価値と思われてるけど、今んとこ、これが名古屋が獲得した唯一のJリーグのタイトルだし。もっとも、この試合が思い出深いのは、そういう理由よりはむしろ、雨の降る極寒の国立のバックスタンドで、110分のピクシーの決勝ゴールまで耐え抜いた、自分の苦労が思い出されるからだろう(^^;


◆Jリーグの良いところは?
自分たちにもプロスポーツチームが持てるかも知れないという希望を、地方都市や小さな街にも与えた所。

◆Jリーグの悪い所と改善してほしいところは?
なんか腰が据わってねえよな、と思うことが時々ある。あんまりころころレギュレーションとか、変えない方がいいんじゃないだろうか。まだ創成期ということなのかも知れないが。それとも、リーグのシステムに関しては、2005年がとりあえず当面の完成形なんだろうか。
他にも細かいことを言えばいろいろあるけど、大きな苦情は今の所ない。

◆自分が応援しているJリーグのクラブに熱い一言を!!
長期的なビジョンを持ってくれ。なんでもいいから。

◆次にバトンを回す人を5人以内指名してください。
とってもやりたがってる(^^;、akejirushiさんへ。

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天皇杯5回戦名古屋対大宮

2005.12.10(土) 13時 日本平 晴
観客 1513人 主審 砂川恵一 副審 上荒敬司、間島宗一

 名古屋グランパスエイト 1(0-0)2 大宮アルディージャ 
              (0-0)
              (1-1)
              (0-1)

 得点 103分 大宮・藤本
    104分 名古屋・中村(CK直接)
    111分 大宮・トニーニョ

 名古屋 川島(GK)、大森、秋田、井川、
     吉村、安英学、角田(73分杉本)、藤田、
     本田、中村、鴨川(105分津田)
 大宮 安藤智(GK)、西村(105分片岡)、奥野、冨田、
    三上(90分横山)、トニーニョ、
    ディビッドソン(66分斉藤)、久永、藤本、
    桜井、森田

 警告 名古屋 角田、井川、吉村
    大宮 西村、藤本

見に行った。名古屋の試合を6試合連続生観戦てのは、自分としては過去最多。
shimizul shimizuc shimizur
今まで入ったことがなかった日本平のメインスタンドで見てた。写真の上下がずれてるのは御愛嬌ってことで。後でやる気になったら、もうちょい鮮明で、高さも揃えた写真に入れ替えるけど。

先月の埼玉スタジアムでの同じ対戦は、双方低調で酷い内容の試合だったが、今回も大したもんではなかった。この日開催された天皇杯5回戦7試合で最低の観客動員だったけど、それもやむなしという感じ。名古屋の選手に気迫があっただけ、まだあの時よりマシだったと思うが。
もっとも名古屋は相変わらず攻撃時の連携はないに等しく、可能性の感じられない放り込みで大宮にみすみすボールを渡しては、カウンターを食らう繰返し。川島が神と化してファインセーブ連発してなかったら、惨敗してたかも。
ただし大宮も、ここんとこのリーグ戦での好調ぶりはあまり感じられなかった。中盤のボール廻しで、変なボールの失い方をしてピンチを招いたり、決定機を作ってもゴール前でミスを連発していた。大宮がいっこうに得点出来なかったのは、川島の好守以外に、森田・桜井の両FWが外し倒してたことも大きい。まあ、技術的には明らかに上の名古屋の選手に気迫が伴っていれば、局地戦で大宮が、そうそう優位を維持出来ないのも当り前なんだけど。その辺は、埼玉スタジアムでの試合とは違ってた。

前半は大宮ペースで進んだが、後半は名古屋が次第に盛り返した。パスワークでの組立てやサイドをえぐる形がいくらか見られるようになり、ちったあ積極性が出て来て、頭も働かすようになったかなという感じだった。後半半ばに杉本が投入され、その勢いもあって、名古屋の勝機が見えて来たようにも思えたんだけど、得点は入らず。杉本のミドルがポストを叩いたのが、一番惜しい場面だったかなあ。結局、スコアレスで延長に突入。
延長は後半の流れを引き継いでいたと思うが、前半の10分過ぎ、桜井がドリブルで持ち上がり、いつものパターンで、突っ込んで来るけどシュートは大外しかと思ったが(この日も何度もやってたし)、DFが外に追い出したのが、ある意味、裏目に出たかもで、桜井はシュートに行かずに、サイドからゴール前へのパス出しを選択。ゴール前へ突っ込んで来た主税が、それを押し込んだ。しかし1分後、名古屋は左CKから直志が直接決めて同点にして、いったんは粘った。
けれども結局、延長後半5分過ぎ、大宮の右CKからのボールを名古屋は逆サイドへクリアしたが、それを片岡(?)が拾ってゴール前へ戻し、トニーニョに競り勝たれてゴールを決められ、これが決勝点になっちまった。

後半以降、押し気味だったのは名古屋だったと思うけれど、試合全体としてゴールの可能性を感じさせるプレーが出来てたのは大宮の方だったから、大宮の優勢勝ちでもやむなしかとは思わないでもなかった。失望はしたけど、今の名古屋の状況を考えたら、こんなもんだろうし、こんなチーム状態のまま、ずるずるシーズンを引き延ばさずに済んで、むしろ良かったのかも知れない。これで直ちにチームの建て直しに進めるというんなら、だけどね。
もっとも大宮も、この出来では準々決勝は厳しいと思う。相手は鹿島で、今年のリーグ戦で、表裏とも完膚なきまでに叩きのめされた唯一の相手だし。リーグ戦終盤で好調だった時のイメージを、どこまで取り戻せるかがカギだろうな。

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感想「宇宙舟歌」

「宇宙舟歌」 R・A・ラファティ 国書刊行会
特異な作家と言われることの多いラファティの長篇。
今までに邦訳されて本になって出たラファティの長篇は、全部読んでるはずだけど、これが一番、ワン・アンド・オンリーな印象を受けた。昔々に読んだ他の本の内容を、全てきっちり覚えてるわけでもないので、あくまでも単なる印象に過ぎないけれど。
ただ、理屈も辻褄も知ったことかとばかりに、とんでもないホラ話を語り続けるという雰囲気が、過去に読んだどの本よりも強いように感じた。今まで読んだやつは、なんのかんの言いつつ、それなりに現代のSF(?)小説としての体裁を整えてるような所があったように思うが、本書はほとんどそういう気配を感じなかった。
「オデッセイア」を下敷きにしてる所が、その原因なのかも知れない。英雄の冒険行を語った昔々のおとぎ話を、舞台を宇宙に移して再話してるだけ、というのが本書の基本的な構造で、そこにことさら、現代的な意味を見出そうともしていない感じ。そう思って、この小説には意味なんてないんだなと、割り切って読んでいると、途方もないバカバカしさが(かなりブラックだが)、素直に面白かった。やたらと楽しめた。

それはそれとして、「オデッセイア」なんて、まともに読んだことはないんだけど、教養として、一度は読んでみてもいいかも知れないな。

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J1リーグ第34節大宮対横浜

2005.12.3(土) 14時 埼玉スタジアム2002 晴
観客 10558人 主審 奥谷彰男 副審 廣嶋禎数、相樂亨
 
 大宮アルディージャ 1(1-0)1 横浜F・マリノス
            (0−1) 

 得点 33分 大宮・トゥット(PK)
    72分 横浜・上野

 大宮 荒谷(GK)、西村、平岡、奥野、冨田、
    トニーニョ、トゥット、藤本、久永、
    桜井(80分金澤)、森田
 横浜 榎本哲(GK)、中西、中澤、河合、ドゥトラ、
    上野、田中隼、熊林(55分大島)、マグロン、
    坂田(85分那須)、グラウ
 
 退場 61分 横浜・河合(一発)
    66分 大宮・トゥット(警告2回)

 警告 大宮 森田、冨田
    横浜 熊林、ドゥトラ、那須

テレビ埼玉の生中継を録画しといたのを、やっと見た。

前半は大宮が、ここ数試合の好調さから見て特に意外でもなかったが、完璧に近い試合運びを見せた。右SBに冨田が復帰することで、バックラインが安定していた。マーカスの出場停止に伴い、トニーニョをボランチに上げたことで、右CBには平岡靖成が入り、ここがちょっと弱いかも知れないと思ったが、この日の靖成は素晴らしい出来で、ほとんど不安を感じさせなかったし、西村も大きなミスはなかったと思う。
中盤が、トニーニョの1ボランチのような、久永がトップ下のようなボランチのような、みたいな、少し変則的な構えに見えたし、そこでうまく廻るかどうかが、一つポイントだったんだろうが、ここもうまく機能した。攻守の切替えが早く、守っては横浜の流れを断って形を作らせず、攻勢と見ると中盤が一気に押し上げて、トップと連携して次々好機を作った。一方的に押しているわけじゃないが、安定した戦いぶりで、見ていて感心しちまったよ。
得点は、横浜のパスミスをカットし、トゥットが縦に出したボールに、久永が絶妙なタイミングで飛び込んで、横浜DFのファールを誘ってPKを得たもの。これをトゥットが決めた。

後半立ち上がり、横浜が前掛かりで来て、大宮はやや守勢に廻ったが、ここでも落着きを失うことはなく、無失点で切り抜けると、また前半と同じような展開になりかけた。60分頃には、森田の決定的なシュートがポストにはじかれる、非常に惜しい場面もあった。これだけの試合をしてて勝てないなんてね、と思ったんだが、実はこのシュートが境目だったんだな。
森田のシュートの直後、横浜の河合が副審に対して何か変なことをしたらしく(詳細は分らないんだけど)、一発退場になってしまう。そうすると、数的優位なはずの大宮がばたつきはじめる。バランスでサッカーやってるチームだから、相手チームのバランスが突然崩れた時も、対応に手間取ってしまう。しかも、その直後に、トゥットが立続けに警告を貰って退場。数的優位はあっという間に終了。トゥットの警告はどちらも、そこまでの流れだったら警告が出てるかなあ、みたいな風にも見えたけどね。河合が退場になった分、主審(奥谷さん)が、微妙にバランスを取るような気分になっていたのかもな。
数的にイーブンになってしまえば、混乱状態の大宮よりは横浜が優位で、そういう流れから、上野に同点ゴールを決められた。その後、大宮は徐々には持ち直し、終盤に掛けて、ある程度安定感は戻って来たのだけど、魔の時間帯だったな、という感じ。引き分けという結果自体は、決してそう悪いものじゃないけど、ちょっとつまらない…、という後味にはなってしまった。

前半のような試合を、アクシデントがあっても継続出来るようなら、素晴らしいんだけれど。大宮は、勝つことだけが全てじゃない、そういう美学を追求するチームであって欲しいような気がする。自分が一番に応援するチームでないから言えるたわごとかもしらんけど、J2に居る時、大宮自身、そういうチームスタイルの追求を掲げていたはず。当時は理想と現実の乖離が甚だしくて、鼻白みながら見ていた部分もあったが、もしかすると、ついにチームが理想に追い付き始めたのかも知れない。それはそれで、愉しみなことではある。

テレビ埼玉の解説は、前GM(今はアドバイザーとかいう肩書きらしい)の清雲さんで、コメントがいちいち査定めいていて、おかしかった(^^; トゥットは戦力外になったわけだが、やはりこの試合の退場が、最後の決め手になったのか?、とかね。

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J1リーグ第33節大分対大宮

2005.11.26(土) 15時 大分スポーツ公園総合競技場 晴
観客 21056人 主審 扇谷健司 副審 山口博司、二俣敏明 

 大分トリニータ 2(1-1)1 大宮アルディージャ
          (1−0) 

 得点 16分 大分・山崎
    24分 大宮・久永
    77分 大分・西山

 大分 西川(GK)、三木、深谷、上本(45分内村)、エジミウソン、
    梅田、西山、吉田(82分吉村)、根本(82分有村)、
    マグノ・アウベス、山崎 
 大宮 荒谷(GK)、西村、奥野、三上(79分若林)、トニーニョ、
    ディビッドソン、金澤(45分平岡)、藤本、久永、
    トゥット(84分横山)、森田

 退場 81分 大宮・デイビッドソン(警告2回)

 警告 大分 三木、内村
    大宮 なし

JSPORTSの中継を録画しといたのをやっと見た。
大宮は前節のガンバ戦で、左SBの冨田が警告を受けて出場停止。代りは三上になるだろうから、次節は守備では両SB(右は当然西村として)が穴だろうな、と思っていた。
試合の出だしは一進一退という感じだったが、前半半ば、大分の右サイド中盤から左サイド奥へ大きくサイドチェンジのボールが出た。右SBの西村は、これの目測を誤ってボールを背後に落とし、そこで根本にフリーでボールを持たれてしまう。根本が余裕で逆サイドへ折り返すと、今度はこのボールに左SBの三上が対処を誤り、吉田がフリーでボールを持って、楽々とゴール前へパスを通す。これを山崎が蹴り込んで大分が先制。まるっきり、予想通りの展開やがなと思って、笑ってしまった。
しかし、大宮の反撃は意外に早かった。ここんとこ絶好調の久永が、この試合も快調に走り回っていたが、20分過ぎ、中盤での競り合いからのこぼれ球を拾った森田が、絶妙のタイミングで出したパスを受け、一気にゴール前へ飛び出して同点ゴールを決めた。これで試合は再び、一進一退の展開に戻った。
後半、大分はDFを削ってMFを投入し、前掛かりな布陣にスイッチした。大宮は前半の最後に金澤が痛み、CBに平岡靖成を入れ、トニーニョをボランチに上げた。大分は重心が前に出て、大宮は後ろに下がったイメージだったと思う。そこで大分が押し込む展開が始まった。
大宮は、なかなか攻め手がない中を、よく堪えていたと思うが、75分過ぎ、右サイドから吉田のクロスが入って来た所で、ボランチの位置から駆け上がって来た西山をつかまえ損ね、ゴールを許した。その後、若林を投入して前線を厚くし、得点を狙いに行ったが、直後、マーカスが持ち味の(^^;大雑把なスライディングタックルを炸裂させ、2回目の警告を食らって退場。これで試合は決まったと思う。
トゥットが久々に復帰していたが、ここんとこの大宮の好調は、布陣を崩さないきっちりしたサッカーがやれていた点に負う所が大きかったので、持ち過ぎ、無理し過ぎてリズムを崩すトゥットの復帰はマイナスにしかならなかった。トゥットに比べた時の、レアンドロの巧さを再確認した試合でもあったかも。
そんなこんなで、これだけマイナスの要素が揃ったら、まあ、負けるべくして負けた試合だったかな、という気はしないでもない。J1残留は決まっていたし、負けてもそれほど痛みはない試合だったと思うし。
むしろ、これは査定試合だったのかも知れず、これで三上・トゥットあたりは微妙になったんじゃないかな、とか、森田は、久永への絶妙なアシストがあった分、少しポイントを稼いだかも、とか考えてしまった。実際はどうだったんだろうな(^^;

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JFL後期第15節佐川東京対横河

2005.12.4(日) 13時 西が丘 雨
観客 514人 主審 大岩真由美

 佐川急便東京SC 0(0-0)1 横河武蔵野FC 
          (0-1)  

 得点 60分 横河・金戴東

 佐川 佐野(GK)、伊藤、川村(39分尾林)、冨山、
    戸田、山根、中払、榎本、小幡(82分馬目)、
    大久保、堀(70分竹谷)
 横河 井上(GK)、西口、小山、熊谷、本多(62分上野)、
    池上(45分中島)、尹星二、金戴東(75分村山)、田辺、
    小林、大多和

ふらふらとJFL最終節の西が丘へ。今年JFL5試合目。雨は夜まで降らないという予報だったのに、試合開始前に降り出して、傘さして立ち見。

佐川東京を見るのは、2000年(だっけ?)の天皇杯以来。西が丘で、佐賀楠葉(だったっけ?)をボコボコにしてるのを見て、次は名古屋と当るんだけど、大丈夫かいなと思っていたら、やっぱり大丈夫じゃなかったという苦い記憶がある。なので、すげぇ強いというイメージがあるチーム。

実際、今日も見ていると、展開が大きくて速くて、いやー、強そうだねえ、と思ったんだけど、いまひとつ決定力を欠いたのと、徐々に強くなった雨のせいでか、細かいミスやスリップが増え、だんだん試合がグズグズになって、ペースが落ちた。そして、いつの間にか横河が主導権を握っちゃった。横河のぐちゃぐちゃボールを廻すリズムが、試合を支配し始めた。
前半半ばに、空中戦の混戦の中から横河が押し込んだゴールはオフサイドでノーゴールになったが、後半15分頃、左サイドからゴール前へ切れ込んだ金戴東が、正面からループ気味に打って行ったシュートが、佐川DFに当たってコースが変わったこともあって、そのままゴールへ。
その後、佐川のセンタリングを横河GK・井上がキャッチしながらも落球し、押し込まれる場面があったけど、これはファール?でノーゴール。井上ってのは、ポロポロボールをこぼすおっそろしいGKだったけど、ここ以外は、ミスしたら絶対あかんという場面では不思議ときっちりしたプレーをしてた、という印象。そうやって、佐川の攻撃を凌ぎ切った。
最後の方は完全に横河ペースで、いいようにボールを廻し、決定的な場面を何度も作った。苛立つ佐川をへろへろした展開でいなす横河、ってえ展開は、実に笑えて面白かった(^^;

思いがけず、今年はやたらとJFLに行っちゃった。しばらくご無沙汰していたが、まったりした雰囲気は気分がいいし、レベルも新JFL開始当初の頃からはだいぶ上がって、旧JFLの末期頃のレベルまで戻ってるような気がする。見てて面白い。
来年はシーズン初めから、もう少し気にしとこうと思う。もっとも、野球のシーズン中は、やっぱりイースタンリーグを優先しちまいそうな気がするけど(^^;

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J1リーグ第34節千葉対名古屋

2005.12.3(土) 14時 フクダ電子アリーナ 晴
観客 17003人 主審 柏原丈二 副審 山口博司、犬飼一郎

 ジェフユナイテッド市原・千葉 2(0-0)1 名古屋グランパスエイト
                 (2−1)

 得点 81分 名古屋・鴨川
    89分 千葉・阿部(PK)
    89分 千葉・坂本 

 千葉 櫛野(GK)、斎藤、ストヤノフ、坂本、阿部、
    佐藤、山岸(76分林)、羽生(83分工藤)、水野、
    ハース(89分中島)、巻、
 名古屋 楢崎(GK)(52分川島(GK))、秋田、大森、安英学、
    中村、藤田、山口(56分中島)、角田、本田、
    鴨川、豊田(83分杉本)

 警告 千葉 ストヤノフ
    名古屋 本田、藤田、角田、中村

見に行ってた。

名古屋は、ここ数試合の中ではマシな部類の試合をしてたと思う。積極的に仕掛ける意欲はあったし、久々にまともなDFが3人(大森、秋田、ヨンハ)揃ったバックラインも悪くない出来。左ストッパーのヨンハがちょっとやりにくそうで、水野に手こずったりしてはいたけど、全体としてはよく守ってた。前半は、押されてはいても、まともなシュートはほとんど打たれてなかったんじゃないかな。
もっとも、攻撃に関しては全然駄目。ジェフの押上げに中盤が押し込まれて、次第にトップとの距離が開き、精度の低いロングボールを放り込むくらいしか攻撃の手立てがなくなった。たまにサイドから持ち上がっても、思い切りの悪いプレーに終始して、中途半端な形でボールを取られてカウンターを食らう。前半に関しては、目の前だったこともあるが、特に角田の中途半端さが眼に付いて、しょうがなかった。まあ、角田だけじゃないが。たとえば本田にしても、センスの良さは間違いないけれど、あのスピードの無さは、結局、致命的なんじゃないんだろうか。
直志は、最近にしては、消えている時間があんまりなくて、ムラなくよく動いてると思った。

後半序盤、ジェフが気合いを入れ直したのか、押し込まれてちょっとばたつき、そういう中で山口慶と楢崎が交錯して、2人とも負傷退場してしまう非常事態が発生。もっとも、代りに入った川島と中島は、よく後を埋めたし、これが試合の流れに影響したとは、あんまり思わなかったが。
元々押され気味の試合は、一向に流れが変ることもなく、でも何とかディフェンスが持ちこたえ、試合が終盤に差し掛かった所で、ロングボールにジェフのゴール前で豊田が反応。ジェフGKの櫛野と競って、双方倒れ、こぼれたボールは鴨川へ。鴨川が無人のゴールへループシュート。決まって先制。鴨川は結局今季3得点。全部目の前で見たが、全部、どことなく怪しさの漂うゴールだったな。
で、勝ち逃げか、と思ったがロスタイム。PKを与えて追いつかれる。さらに直後のキックオフから、まだ泡食ってる所を攻め込まれ、バタバタしてる中を押し込まれる。結局、逆転負け。開幕戦のジェフ戦でも、2-0で勝ってて、残り10分で追いつかれたよな。1年間、成長してないっつうか、今度は負けてるんだから、退化してるっつうか。いずれにしても、今年を象徴するような試合になってしまった。

スコア的にはかなりきわどくて、勝ってても不思議はない試合だったけど、やってるサッカーの質が違うというのは、しみじみ感じた。スタンドからピッチが近くて、目の前を選手が走ってるフクアリだから、特にそう思ったのかも知れない。もちろんジェフはほぼベストメンバーだった一方で、名古屋は故障で欠けてるレギュラー選手も居たけど、彼らが居たからと言って、どれだけ戦力が向上したかは疑問。アクシデントでの選手の負傷退場がなかったとしても、これ以上の試合が出来たとも思えない。
結局、順当負けというのが現実だと思う。それを踏まえて建て直さないと、このチームは来年は本当に降格しちまうと思う。とても不安。

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J1リーグ第32節大宮対G大阪

2005.11.23(水) 15時 大宮サッカー場 晴
観客 10623人 主審 柏原丈二 副審 山崎裕彦、中原美智雄

 大宮アルディージャ 1(0-0)0 ガンバ大阪
            (1−0) 

 得点 87分 大宮・久永

 大宮 荒谷(GK)、西村(89分平岡)、冨田、奥野、トニーニョ、
    ディビッドソン、藤本、斉藤、久永、
    レアンドロ(62分横山)、若林(67分森田)
 大阪 藤ケ谷(GK)、シジクレイ、宮本、山口、遠藤、
    アラウージョ、二川(38分松下)、渡辺(78分森岡)、
    橋本、フェルナンジーニョ、三木(78分松波)

 警告 大宮 冨田、トニーニョ、森田
    大阪 アラウージョ、松下

テレビ埼玉の生中継を録画しといたのをやっと見た。

この試合、観客が1万人を超え、昨年、昇格決定した水戸戦の観客数も超えて、過去の大宮サッカー場での最多観客数だったらしい。その前のホームゲームでは、埼玉スタジアム最少観客記録を更新(多分)したばかりなのに、この落差ってのは(^^; ガンバ系の観客だらけか?と思ったが、画面で見る限り、必ずしもそうでもなかった。やはり大宮サッカー場改修前のラストゲームというのが効いたんだろうな。思い出を持っている人は多いだろうし。
それにしても、大宮サッカー場で開催されたアルディージャのホームゲームは、ほとんど行っているくせに、観客動員1位と2位の試合は両方とも行ってない自分(^^;

で、この試合も前節同様、大宮のゲームプラン通りに運んだ試合、という印象。立ち上がり、攻勢に出て来たガンバを適当にいなして守り切る。早めに前線にボールを出して得点を狙いに来るガンバの攻撃に対し、人手を掛けてひとり一人を孤立させ、囲い込んで自由にプレーさせない。そうやって相手のリズムを崩しつつ、攻撃力を見極めた所で、15分頃から一気に反攻に転じる。久永が相変わらず好調で、右サイドからいい崩しを見せたし、若林も前線でターゲットとして機能していた。そこに主税やレアンドロが、巧みなボールコントロールで絡んで行く。ガンバも首位チームだけに、それでも時々鋭い攻めは見せるのだけど、斉藤を中心にした中盤がガンバの展開をきっちり潰し、最後は例によってトニーニョ。穴がないという感じ。まあ、西村やマーカスあたりは本来穴だと思うんだが(^^;、チーム全体の連携がしっかりしてるので、それが穴にならないし、彼らの積極的なプレーも引き出して、好循環になっていた。連敗中は、ここが悪循環になっていたんだけど、まあ、そういうものなんだな。
基本的には大宮がペースを握った状況は終盤まで続いた。そして終了目前、シジクレイのミスフィードを大宮が中盤でカット、左へ展開すると、主税が宮本をかわしてゴールラインぎりぎりからセンタリングを上げ、久永が頭で叩き込んで先制。終盤に来て、大宮はさすがに運動量が落ち始め、劣勢になりかかる気配も見えていたから、いいタイミングでの得点だったと思う。
残り時間、ガンバは当然攻勢に出て来たから、バランスが崩れてやや押し込まれる場面もあったが、荒谷の好セーブもあり、うまく凌いだ。そしてそのまま逃げ切った。

メモリアルゲームを勝利で飾れたってのは素晴らしい。以前の大宮は、肝腎な試合で負けたり、眼の前で昇格を見送ることが多かったり、結構間の悪いチームだったんだけど、すっかり変ったな、という感じがする。
内容が良く結果も伴う、こういう試合を続けていれば、大宮サッカー場の改修が終った時に、収容人員が増えた分を無駄にしない、観客動員が出来るチームになれるんじゃないかと思う。もちろんJ1に残ってることが必要だけど、こういう試合が続けられるようなら、降格の心配もないだろうし。まあ、それを心配するのは、少し早過ぎるだろうけどね。この試合が、とりあえず、来季のJ1残留を決めた試合だったんだから。ここまでやれるとは、予想もしてなかった。よくやったなあ、と思う。

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