« J1リーグ第34節大宮対横浜 | トップページ | 天皇杯5回戦名古屋対大宮 »

感想「宇宙舟歌」

「宇宙舟歌」 R・A・ラファティ 国書刊行会
特異な作家と言われることの多いラファティの長篇。
今までに邦訳されて本になって出たラファティの長篇は、全部読んでるはずだけど、これが一番、ワン・アンド・オンリーな印象を受けた。昔々に読んだ他の本の内容を、全てきっちり覚えてるわけでもないので、あくまでも単なる印象に過ぎないけれど。
ただ、理屈も辻褄も知ったことかとばかりに、とんでもないホラ話を語り続けるという雰囲気が、過去に読んだどの本よりも強いように感じた。今まで読んだやつは、なんのかんの言いつつ、それなりに現代のSF(?)小説としての体裁を整えてるような所があったように思うが、本書はほとんどそういう気配を感じなかった。
「オデッセイア」を下敷きにしてる所が、その原因なのかも知れない。英雄の冒険行を語った昔々のおとぎ話を、舞台を宇宙に移して再話してるだけ、というのが本書の基本的な構造で、そこにことさら、現代的な意味を見出そうともしていない感じ。そう思って、この小説には意味なんてないんだなと、割り切って読んでいると、途方もないバカバカしさが(かなりブラックだが)、素直に面白かった。やたらと楽しめた。

それはそれとして、「オデッセイア」なんて、まともに読んだことはないんだけど、教養として、一度は読んでみてもいいかも知れないな。

|

« J1リーグ第34節大宮対横浜 | トップページ | 天皇杯5回戦名古屋対大宮 »

「小説」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/3787/7534188

この記事へのトラックバック一覧です: 感想「宇宙舟歌」:

« J1リーグ第34節大宮対横浜 | トップページ | 天皇杯5回戦名古屋対大宮 »