« JFL前期第2節ジェフ対YKK | トップページ | スワローズ・4月日程 »

感想「バターより銃」

「バターより銃」 ニコラス・フリーリング ハヤカワ・ポケミス
最近出た再刊じゃなく、1966年に出た初版をだいぶ前(少なくとも10年以上)に古本屋で買ったもの。そういう古い本だもんで、こんなとんでもないミスがあったりする(^^;。(見えるかな)

butter

ちなみに、背表紙にも同じミスがある。

フリーリングは『雨の国の王者』を読んでるはずだが、随分以前なので、内容はさっぱり覚えてない。これを買った時は、覚えてたはずなんだけど。
オランダを舞台にした警察小説のシリーズという、おぼろげな記憶はあったが、読んでみると、警察小説というより、シムノンのメグレものに近く、あとがきにもシムノンとの関連がさんざん書かれていた。ただ、構成の割り切り方などを見ると、シムノン以上に、ミステリであることにこだわっていないのかも知れない。ヒロインの人物像や心の動きを描く所に力点があって、プロットの辻褄合わせとか、ストーリーの必然性とか、てんで気にしてない感じだ。そういう小説だけあって、登場人物ひとりひとりの人物像に面白みがあるが、いまいち掘り下げは甘く、各人物の行動に説得力が薄いようには思えた。
もっとも、これがオランダ流の感性、ということはありうるけれども。ウェテリンクも、多分にそういう所があったものな(オランダのミステリ作家は、多分、他にそれしか知らない)。サッカー関係で見てる限り、オランダ人って、かなり独特な雰囲気があって、ちょっと測り難い人たちという気がするし。セフがどうなのかは、まだよくわからんが…(^^;。

|

« JFL前期第2節ジェフ対YKK | トップページ | スワローズ・4月日程 »

「小説」カテゴリの記事

コメント

 この重大な誤植(誤植なのか?)については、おそらく複数の方からうかがったような気がしますが、実際に目にするのは初めてです。何を勘違いしたのでしょう。

投稿: Moriwaki | 2006.03.31 08:29

この化けっぷりは、誤植というより、完全な間違いでしょう。今ほど情報の流通がきっちり行われていた時代じゃないし、著者が誰かをちゃんと把握してる人が、そうそう居たとは思えないから、一旦そういう人の目を、かいくぐってしまったら、こういう事態が起きても不思議ではなかったのかも、とは思います。
むしろ、この状態で店頭に並んだまま、回収もされなかったということの方が驚き。さすがに店頭に出れば、間違いに気付く人が、いくらでも居たと思うんで。
もっともこれは、私が入手出来ちまったくらいだから、古書としてそれほど珍しくもなさそうだし、回収されずに普通に流通してたんじゃないかな、と像してるだけですが。

投稿: wrightsville | 2006.04.01 23:44

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/3787/9290922

この記事へのトラックバック一覧です: 感想「バターより銃」:

« JFL前期第2節ジェフ対YKK | トップページ | スワローズ・4月日程 »