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感想「ウースター家の掟」

「ウースター家の掟」 P・G・ウッドハウス 国書刊行会
国書刊行会のウッドハウス・コレクションの4冊目。(こちらは読んだばかり)
最初から長篇として構想されて書かれたようで、長篇としての構成がしっかりしていて、トラブルがトラブルを呼んで、どんどんふくれあがっていく面白さが良く出来ている。この叢書では、2冊目の「よしきた、ジーヴス」が、同様に最初から長篇として書かれたものらしいが、あちらよりもいい出来じゃないかな。ひとつひとつの場面の、映像的なバカバカしさに磨きがかかって、それで、おかしさが増しているように思った。改めてちゃんと検討したわけじゃないので、気のせいかもしれないけれど。
ちなみに、本書は「よしきた」に直接つながる続編でもある。

作品中、銀器の骨董品を現代オランダ製と見なされるのが最悪という場面があり、なんでかなと思った。骨董品が現代製ならパチモノになるわけだから、駄目なのは当然だけど、そこでオランダが出て来るあたりがよく分からなかった。オランダのモダンアートと何か関係あるのかなと一瞬思ったけど、どっちかというと、単純に、そういうパチモノが、オランダで大量に作られていたということなのかも知れないな。

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» ウシ型クリーマーを強奪せよ P.G.ウッドハウス著「ウースター家の掟」 [本読め 東雲(しののめ) 読書の日々]
おーい、金が出たぞー・・・・。 もとい、ウッドハウスの新刊が出たぞー・・・。 というわけで、今回は待ちに待った「ウースター家の掟」をご紹介。 ウースター家の掟P.G. ウッド [続きを読む]

受信: 2006.06.10 07:19

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