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感想「ベータ2のバラッド」

「ベータ2のバラッド」 若島正・編 国書刊行会
6篇収録のアンソロジー。ただ、ニューウェーヴの傑作を集めた、と言ってる割には、必ずしもその定義に当てはまらないかも知れないが、編者の特権で入れたというカウパーが入っており、その関連としてH・G・ウェルズが入っている。てことは、純粋にニューウェーヴの傑作選の名に値するのは2/3に過ぎないのでは? そんなのありか?、という感じ。10篇20篇収録しているアンソロジーならともかく、ちょっとこれは…。まあ、各作品、それなりに読めはしたから、作品そのものに対する不満は、それほどないんだけど。
各篇の感想。
ディレイニー かわいらしいような印象もある普通のSFという感じ。極初期の作品だからかな。
ベイリー 中心アイディアは面白そうだが、実験的なぐちゃぐちゃ小説なので、わけがわからない。
ロバーツ あとがきを読んで、イギリス人「には」衝撃が強いんだろうか、と思った。
エリスン 一番印象が強かった。小説としてちゃんとしてて、なおかつ尖った感じがするからだと思う。
カウパー よくあるパターンのタイムトラベルものではと思った。面白く書かれてはいるけど。
ウェルズ カウパーのおまけ(というか、2篇で1篇みたいなイメージ)。つまらなくはないが、なぜこれが?と、やっぱり思う。要するに、編者のごく趣味的なアンソロジーと考えるべきなんだろうな。

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» 『 ベータ2のバラッド 』 ☆☆ [米丸のブログはミステリの話ばっかり]
2007年12月某日読了:若島正さん編訳のアンソロジー。結構期待して読んだんです [続きを読む]

受信: 2008.12.05 06:12

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