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J1リーグ第33節名古屋対福岡

2006.11.26(日) 14時 瑞穂陸上競技場 雨
観客 10707人 主審 西村雄一 副審 山口博司、中込均

 名古屋グランパスエイト 2(1-0)0 アビスパ福岡 
              (1-0)

 得点 31分 名古屋・玉田(PK)
    61分 名古屋・中村

 名古屋 楢崎(GK)、大森、スピラール、増川、
    本田、藤田、山口(89分秋田)、金正友(80分吉村)、
    中村、玉田、杉本
 福岡 水谷(GK)、吉村、柳楽、宮本、アレックス、
    久藤(69分城後)、ホベルト、佐伯、古賀、
    布部(69分田中)、薮田(74分飯尾)

ホーム最終戦なんで見に行ってた。残留が決まってる気抜けと、ヨンセン抜けが懸念材料だったが…。

前半は組立てのミスが目立ったような気がする。ヨンセンが居ないから、攻撃の核みたいなもんが見当たらず、手探りという感じに見えた。そういうとこでは、相変わらず玉田は役に立たないし。ただ福岡も迫力不足。気合いはそれなりに感じられたけど、2トップが薮田と布部じゃ、あんまり点は取れそうもないな、という感じ。で、点が入らなそう加減では五分かな、と思っていたが、前半半ば、玉田がペナルティエリア内でボールを受けて、何か(^^;しようとしてるとこを福岡のDFが二人で挟みに来て、倒しちゃってPK(もっとも、瑞穂で見てた時も、どうかなあと思ったが、帰ってTVで映像見ると、ますます、PK?、という感じだけども(^^;)[11/28追記 サッカーダイジェスト読んだら、倒されたのは杉本と書いてあった。見間違いか。TVでリプレイも見たけど、思い込んでいたからなあ][11/29追記 グランパスから来てる戦況メールを見たら、倒されたのは玉田になってるじゃないすか。まあ、雑誌の記述が間違ってることは結構あるし、しょうがないけど]。玉田が自分で決めて名古屋先制。前半はそのまま終わる。

後半は先行して気楽になった名古屋が優勢。というか、福岡は気落ちしたかなあ。後半半ば、福岡のセットプレーのリスタートから名古屋がボールを奪ってカウンターを掛ける。綺麗にボールが繋がり、最後は直志が決めて2対0。そのまま終了。

ビジター側のゴール裏に居たが、後半は目の前のディフェンスラインに安定感があって、感心して見てた。増川とスピラールのコンビネーションが良かったかなと。最後の方になって、福岡が少ないタッチでラインの裏へ入れて来る攻撃を掛けて来た時、スピードについてけなくて、危ない場面は少しあったけども。ああいう攻められ方をすると、やっぱり弱いだろうな、とは思うし、相手が福岡だから守り切れたのも確かだろうけど、さんざんザルディフェンスに悩まされたことを考えると、随分マシになったなあと思った。
攻撃に関しては、2点目のような形がもっとしっかり機能していれば、ヨンセンに頼らなくても、ここまで残留で苦しむことはなかったように思える。進歩してる、ということなら嬉しいんだけどね。

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J1リーグ第32節大分対大宮

2006.11.23(木) 15時 九州石油ドーム 屋内
観客 15841人 主審 松村 副審 山崎、金子

 大分トリニータ 1(1-0)2 大宮アルディージャ 
          (0-2)

 得点 26分 大分・Own Goal(小林大)
    64分 大宮・小林慶
    77分 大宮・森田

 大分 下川(GK)、三木、深谷、上本(83分内村)、
    エジミウソン、梅田、トゥーリオ、根本、
    山崎(70分梅崎)、松橋、高松(83分ラファエル)
 大宮 荒谷(GK)、トニーニョ、冨田、土屋、波戸、
    藤本(56分森田)、久永、片岡、小林慶、
    小林大(88分橋本)、アリソン(45分斉藤)

 警告 大分 トゥーリオ
    大宮 トニーニョ、片岡、森田

まだ試合を見れていないので、とりあえず記録だけ書いておく。

[12/13追記]
大宮のリーグ戦ラスト3試合を、録画したっきり、ほったらかしにしてたが、ようやく1試合、まずは大分戦を見た。

前半は大宮の劣勢。圧倒的に押し込まれるというほどではないが、中盤はほぼ大分に支配され、大宮がそこを突破出来たのは、数えるほど。しかも、ほとんど一人か二人でどうにか、というレベルなので、当然決定機は生まれない。それに較べると、大分は分厚い攻めを展開していた。その割りに、決定的な場面が多くはなかったのは、大宮のディフェンスがよく粘ったというべきかな。ただ、この試合の前の時点で、大分は2試合ノーゴールと、得点力に問題を抱えていたらしいので、そこいらにも原因はありそう。
しかし大宮は、そういうチームにオウンゴールで先制点をプレゼントしてしまう。根本のFKを壁に入った大悟がヘッドでクリアしようとしたら、ナイスシュートになっちまった、不運な失点ではあったけれど。このしばらく前から、大宮がリズムを掴み始めている気配も見えかけていたように思うので、痛い失点だった。前半はそのまま0-1で折り返す。

後半、アリソンを下げて斉藤。元々、2トップがアリソンと大悟で、ここからアリソンを削ったら、そもそも大悟は本職がFWじゃないわけだし、まともなFWが誰も居ない(この試合の直後に記録を見た時も、三浦が錯乱しとる、と思った)。ただ、これで片岡と2ボランチを形成していた慶行が1列前に上がり、空いた所に斉藤。そもそも慶行のボランチは信用してなくて、トップ下の方が彼の持ち味は生きると考えているので、ここに関しては悪い変更ではないかもな、とは思った。そして確かに中盤は、人数が増えた効果で大宮が持ち直した。ただ、そこから前線へはうまくつながらずにいたんだけど(というか、そもそも前線がないし)、後半序盤に主税が痛んで森田が投入されたのが、怪我の功名でバランスが良くなったように思える。そして64分に、冨田からのパスを受け、押し上げていた慶行がペナルティエリア内で粘った末にゴールを決める。はずみで決まっちゃった、みたいなゴールが多かった慶行だけど、これは個人技を見せた。彼の今年のベストゴールじゃないかな? 
同点になって、流れは大宮に。もっとも、一方的に攻めるという所までは行かなくて、一進一退だったけれども、危うさはかなり減ってたと思う。そして終盤、大分にゴール前まで攻め込まれた所からのカウンター。大悟の大きいサイドチェンジを久永が受けて持ち込み、慶行(?)がゴール前へ入れて行ったボールに、大悟がDFラインの裏で合わせようとしたのは、GKともつれて決まらなかったが、こぼれた所に森田。ぶち込んで逆転。ああいう所に現れるのが森田だよな、やっぱり。そのまま逃げ切り。

大分の攻撃が迫力不足だったのに助けられたかな、とは思う。流れを掴んだ時間帯の大宮の中盤での展開は確かに綺麗で、さすがにタレントが揃っているだけのことはあるが、ゴールを決める奴が居ないという印象は、この節の前までの試合と変らない。攻めの枚数が足りない中で、精力的に相手ゴール前に顔を出してくるのは、やっぱり久永で、放出という話が聞こえているけど、彼を手放す余裕があるのか?と思うよ>大宮。
まあ、後半は選手交代がうまく機能して、慶行を高い位置に上げたのが功を奏したけど、主税のアクシデントで森田が入って、たまたまああなった、という面もありそうで、三浦がどこまで意識的に仕切っていたんだろうか、という気もする。
何はともあれ、これで残留を確定して(実際は名古屋がセレッソに引分けていたので、負けても確定してたんだけど)、残りは気楽にやれる消化試合になったから、ぽんぽんと勝っちゃったりするかも、とは思っていたんだよな。

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J1リーグ第32節C大阪対名古屋

2006.11.23(木) 15時 長居第2陸上競技場 曇
観客 8737人 主審 柏原丈二 副審 中井恒、岡野尚士

 セレッソ大阪 1(1-1)1 名古屋グランパスエイト 
         (0-0)

 得点 14分 大阪・西澤
    31分 名古屋・ヨンセン

 大阪 吉田(GK)、前田、江添、山崎、ゼ・カルロス、
    山田(55分名波)、古橋、下村、宮本(75分河村)、
    西澤(76分柿本)、大久保
 名古屋 楢崎(GK)、大森、スピラール、増川、
    渡邊、吉村、山口、須藤(73分青山)、
    玉田(45分秋田)、杉本(67分津田)、ヨンセン

 退場 28分 名古屋・渡邊

 警告 大阪 西澤
    名古屋 ヨンセン(4回目)

西が丘が終わって帰宅するまで、この試合の結果を知らなかったので、仕掛けてあったJSPORTSの生中継の録画を速攻で見た。

出場停止で人材が居ない名古屋の中盤は、慶、吉村、須藤、渡邊の構成。当然、須藤と渡邊が穴だよな、と思ってたら、須藤が抜かれてゼカルロスに上げられたクロスから西澤に決められて失点(まあ、これに関しては西澤を褒めるべきかも、だが)。さらに、渡邊が警告二つで前半半ばで退場(つーか、退場になる前にもひとつ、警告相当と思われるプレーをしてたぞ。ほんとにコイツは、攻めてる時は見るべき物があるけど、守りに廻ると駄目だな)。やっぱ、負けか。まあ、折り込み済みだわ、と思ってたんだけどね。

前半の終盤、須藤が縦に出したボールを杉本が抜け出して、ゴール前へ入れて行く。これがまた(どこまで意図的か分からないが)絶妙なボールで逆サイドのヨンセンの前まで抜けて行き、ヨンセンが蹴り込んで、あっさり同点。ワンチャンスで点が取れるFWって、素晴らしい。しかも杉本との連動で取れてるってとこも、いいな。

さすがに一人少ないだけあって、以降は基本的に耐えながらカウンターを伺う展開だったけど、浦和戦で調子を取り戻したらしい楢崎が、神時代をちょっと思わせるような安定したセーブを見せ、その前を大森、秋田、スピラール、増川の4バックで固めて、きっちり守り切った。ヨンセンと杉本(途中から津田)が、限界はある中でも、時々セレッソのゴール前を脅かして、防戦一方に陥ることを防いでいたし。結果は引分けだけど、これだけメンツが欠けていて、あれだけ早い時間に一人足りなくなって、しかも相手に先制されている中で、追い付いて引分けに持ち込んだんだから、充分賞讃に値する。まあ、まだ残留争いの中にいたら、ここまで褒める気になったかどうかは疑わしいけど(^^;。

増川は、確かに今年の前半戦に出ていた時に較べると、かなり良くなっているような気がする。当時の不調には、故障の影響があったということをセフが言ってたらしいが、やっぱりそういうことだったのかな。
ところで、ヨンセンは、次の福岡戦は警告累積で出場停止では? もしかすると、中盤4人出場停止と同じくらい、インパクトがあるかも?(^^;

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JFL後期第15節佐川東京対三菱水島

2006.11.23(木) 14時30分 西が丘 曇
観客 人 主審 鍋島將起

 佐川東京SC 3(1-0)0 三菱水島FC 
        (2-0)  

 得点 14分 佐川・大久保(PK)
    72分 佐川・榎本(FK直接)
    89分 佐川・河合

 佐川 森田(GK)、井上、谷内、冨山、榎本、
    中払、山根、小幡(83分河合)、竹谷(89分浅居)、
    堀(74分戸田)、大久保
 三菱 永冨(GK)、三宅、荒井、山下、松岡宏、
    丸山(77分曽根)、渡辺、菅(66分高畑龍)、
    高松、川口(70分檜垣)、松岡大

佐川優勢な試合だったが、水島も結構頑張ってた。GKが安定しているので守備にばたついた感じがあんまりなくて、佐川にかなり好機を作られても、ボコボコに崩されてるという雰囲気ではなかった。もったいなかったのが前半14分に、ペナルティエリア入り際で、DF山下が入って来ようとした佐川の選手を倒して与えたPK。これで佐川が先行したものの、前半はそのまま1対0。

後半も佐川優勢は変わらなかったが、水島にリズムが出てきて攻撃が繋がるようになり、決定機も生まれ始めた。1点くらいは取れるかも、と思い始めたんだけど、その矢先、佐川の榎本に直接FKを決められる。
その後、水島は松岡大がポスト直撃のシュートを放ったりもしたが得点には至らず、佐川が89分、ようやく流れから河合が決めて3対0で順当勝ちした。

水島は6月に横河のホームゲームで見た時は高松のワンマンチームぽかったんだけど、だいぶチームとして形になって来てる感じがした。菅、丸山が目に付いたけど、彼らは6月の試合では見かけなかった選手で、背番号も大きいし、その後、出て来た選手なのかな。それだけに、ちょっと残念な結果だった。まあ佐川の貫禄勝ちではあるけどね。
佐川東京を見るのは、これが最後だろうか。

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このチアガールも見納めかも。

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JFL後期第15節横河対流通経済大

2006.11.23(木) 12時 西が丘 曇
観客 403人 主審 福田哲郎

 横河武蔵野FC 3(3-0)1 流通経済大学 
         (0-1)  

 得点 25分 横河・中島
    30分 横河・小林
    35分 横河・本多
    53分 流通・張

 横河 井上(GK)、上野(73分片山)、本多、熊谷、西口、
    金(57分浅川)、田辺、中島、池上、
    小林、大多和(60分村山)
 流通 林彰(GK)、石川(41分及川)、林佑、加藤、古西、
    田村、千明、金久保、宇賀神(66分犬丸)、
    細貝(45分徐)、張

神宮のファン感を15分で抜けた理由の別件(^^;。
西が丘到着はキックオフ20分後くらい。その時点のスコアは0対0で、いい試合してんのかなと思ったが、到着直後からスコアがいきなり動き始めた。
横河のワンタッチ・ツータッチのパスがパンパン回って、流通経済大のディフェンスを振り回し、25分から立て続けに3点。格が違うねという試合運び。この時間帯の横河は凄かったな。池上が右サイドで切れまくっていたし、それ以外の選手の連携も素晴らしかった。
(1点目は大多和が右サイドで溜めて、中へ入れたのに中島が飛び込んで来たゴール。2点目は左サイド後方からの大きいサイドチェンジのボールを、右サイドで池上が受けて切れ込み、ゴール前へ送って小林が決めた。3点目は田辺の左CKを本多)

しかし、後半立上がりの8分に、横河GKがペナルティエリアちょい外のボールをクリアに行って、DFとごちゃつく中で、相手FWにぶつけて跳ね返りがゴールへ転がり3対1。以降、一転して流通経済大ペース。後半から入った192cmのFW徐が効いてた感じ。あと、やっぱり若い分、運動量が落ちなかったかな、という気もする。流通経済大の選手は、大半が18歳から20歳だったからね。
でも攻め切れなかった。結局追加点なく、横河が3対1で逃げ切った。

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スワローズ ファン感謝デー

一応、ファン感へ行った。ほんとに一応だけど(^^;。

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1030頃に着いたんだけど、全く並ぶことなくすんなり入れた。昨年は1000過ぎに千駄ヶ谷駅に着いて向かったら、国立競技場の前あたりまで行列が伸びていて、中に入るまでに1時間くらい待たされた。イベント自体、スタートが30分くらい遅れたはず。それにくらべたら全然スムーズだった。去年の教訓が生きて、人の流し方をうまくコントロールしたのかな。ただ、入場者数自体、去年より、いくらか減っていたのは確か。去年は外野まで人を入れていたが、今年は内野でも空席が見えたものなあ。去年は古田新監督への期待があり、今年は期待外れだったということなんだろうか。

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別に行く所があったから、古田の挨拶を聞いただけで、とっとと撤退。イベントが始まってからは、15分くらいしか居なかった(^^;。
外で来年度のファンクラブの入会手続きをして、その後、売店を見たが、大したものはもう残ってなかった。結局、何も買わずに引き上げ(先日の6大学と対戦した時のコラボ・キャップが、値下がりして出てたのには、ちょっと気持ちを引かれたが)。そういやあ、先着1万人配布だった下敷きも貰えなかったなあ。

でも、雨天中止かも、と思っていたくらいだったのに、天候の悪化が遅れて、無事にやれたのは良かったと思う。

ちなみに、去年、ファン感謝デーに行った時のことはこっち

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感想「灰色の栄光」

「灰色の栄光」 ジョン・エヴァンズ 河出書房新社
ポール・パインもの4作目。
これも20年振りくらいの再読だが、子供が出て来るということくらいしか覚えてなかった…。
前3作から間合いを置いて出た本だが、実際には続けて書かれたものではないか?、とか(解説に書かれている小鷹信光の推測)。ただ、前3作とはかなり違いを感じた。パロディめいた所が薄れ、正真正銘の私立探偵小説、という雰囲気があるように思う。パターンを踏襲していても、露骨にそれを感じさせない巧さがある。
プロットは相変わらず丁寧に組み立てられているが、本書では私立探偵小説の枠組の中で、無理なく説明されていて違和感がない。パインの人物像も自然で、魅力的になってきているように感じる。
違うと感じる一因として、近年にハードボイルドを数多く手掛けてる訳者(石田善彦)の手慣れた訳文で、他の3冊とは翻訳の質が全く違う影響は確実にあるけれど、それだけではないと思う。オリジナルは前3作に続けて書かれたとしても、出版に当たって手を入れたというのは考えられるわけだし。著者が作家として成長したということなのでは。
多分、これがシリーズ最高作だと思う。
(2006.11.19読了)

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感想「真鍮の栄光」

「真鍮の栄光」 ジョン・エヴァンズ ハヤカワポケミス
ポール・パインもの3作目。これも20年振りくらいの再読。
これも、枠組としては典型的な私立探偵ものだなと思った。行方が分からなくなった娘を捜すよう、両親から依頼されて、探って行くうちにヤバい事件に入り込んで行く、というパターン。ある意味、ハッタリの効いた出出しから始まる「血の栄光」(そのハッタリが最後で意味を持って来るという所に「ミステリらしい」工夫がある)、キリストの直筆の文書という宝探しが中心にある「悪魔の栄光」に較べ、一番、オーソドックスなパターンと言えるかも。ただ、失踪した娘が、自分の写真を全て破棄していたという所に、ひとつ謎があり、これがストーリー作りに役に立ってると同時に(探す相手の顔が分からないという難しさが生まれて来る)、事件の性格にも関係してくるというところが、よく考えられているなと思う。相変わらず、しっかりしたプロット(途中、論理に飛躍があるかな、と思う部分はあるが)。
最後には、事件の関係者を一同に集めての犯人指摘のシーンがあって、まるで本格ミステリのような、と思わせた(ネロ・ウルフがよくやるような形)。このシリーズは、3作続けて読んで、ミステリの基本を非常に意識したシリーズなんだな、ということが、よく分かった。そこが、軽いプロットの通俗ハードボイルドと、大きく違う所なんだろう。ある意味、チャンドラーあたりよりも、プロットへの意識は高いんじゃないんだろうか。
ちなみに本書では、弱者やマイノリティに対する同情の意識が感じられた。ここまでの2作ではあまり感じなかった要素。扱う事件の内容の違いもあるが、幾分、作風が変っているようにも思える。考え過ぎかな。
(2006.11.11読了)

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感想「悪魔の栄光」

「悪魔の栄光」 ジョン・エヴァンズ 論創社
ポール・パインもの2作目。
容易に「マルタの鷹」を思い出させるストーリーだし、前作以上に、いかにもな展開だし、なんだかパロディみたいだな、と思った。多分、その印象は、そう的外れでもないんだろう。巻末に法月綸太郎が詳細な解説を書いているが、彼もそういうようなことを書いていると感じた。いや、彼はパロディとは言ってなくて、もっとポジティブな捉え方だが。
確かに、作品が世の中に出た順番は考えるべきなんだろうと思った。それを考慮に入れるなら、このシリーズが類型的なハードボイルドに見えるのは、戦前のハメットやチャンドラーの小説のエッセンスを、それだけ見事に掬い取っているからだし、戦後の通俗ハードボイルドは、このシリーズを拡大最生産して行ったものだから、と言えるのかも知れない。
前作同様、プロットはきっちり組立てられているし、ある意味、前作よりもうまく作られていると思う部分もある。ハードボイルドという枠を楽しみながら、小説を書いているような気がしないでもない。思えば前作はどことなく、無理矢理悲痛な小説に仕立て上げているような感じがないでもなかったが、本書はネタが宝探しなので、肩の力も抜けているのかも。その辺を考えていくと、ファンが高じて書き手に廻った面もあったのかな、とも思えて来る。そう考えると、一見、不似合いに思える法月の解説は(彼がハードボイルドに詳しいことは知ってるが)、案外適任なのかも知れない。彼自身、そういう出自の作家なので。
翻訳の文章は、現代風だがいまひとつ練れていないように思えた。「血の栄光」とどっちがいいかは微妙。ただ、今風の文章にもかかわらず、古めかしさはいくらかあった。やっぱり原文に古さがあるということなのかな。
(2006.11.8読了)

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感想「血の栄光」

「血の栄光」 ジョン・エヴァンズ ハヤカワポケミス
論創社から出た「悪魔の栄光」を読むために、すっかり内容を忘れていたので、多分、20年振りくらいで、ポケミスを掘り出して読み直した。ジョン・エヴァンズのポール・パインもの1冊目。

定石通りのハードボイルドという印象。1946年の作品だからね。スピレイン以降に隆盛を極めた通俗ハードボイルド以前の作品ということになるし、それだけ原点に近い、正統派のハードボイルドと言えるのかも。ただ、微妙に、それを茶化しているのか?、と思われる所もないではなかった。多分にニュアンス的なものなので、本当にそうなのかどうかは、分からないけれど。

ある意味、定石通りなので、話の転がり方も見当がついてしまうのだけど、プロットは、かなり工夫されてはいる。丁寧に組立てられた小説だと思う。古さは否めないかな、と思う部分もあるが、そこは多分に訳文の古めかしさによる所もあって(宇野利泰訳)、気の毒と言えば気の毒。今時の文章で訳し直されたら、かなり印象は変わるだろうな。そういう意味では、「悪魔の栄光」がどんな感じになっているか、ちょっと楽しみ。

結末で、ポール・パインはこれで良かったんだろうか、と、なんとなく思った。厳しい倫理感は時代を表しているんだろうか。もう少し後の時代の探偵なら(人にもよるだろうが)、別の結末を選択したかも知れない、という気がする。
悪くない出来の小説と思うが、主人公への共感という点では、その辺を含めて、やや波長が合わなかった感じがある。まあ、自分自身の好みも、戦後の通俗ハードボイルドの方へ寄っているのかも知れない。チャンドラーも、そんなに好きではなかったりするわけで。
(2006.11.3読了)

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感想「下山事件(シモヤマ・ケース)」

「下山事件(シモヤマ・ケース)」 森達也 新潮文庫
下山事件について書かれた本だが、ここに描かれている詳細はまるっきり謀略小説のよう。だからといって、必ずしもこの本だけで書かれている内容でもないし、確かにそういう時代だったのかもしれんという気もするから、信憑性を疑う気はないが、本書は下山事件とは何かというのを、客観的に理解するには向かない本。著者の個人的な要素が内容に絡み過ぎているから。
これは森達也のいつものスタイルだが、「A」「放送禁止歌」のような、彼と同じスタンスで、その対象と向き合ったレポートが他にない場合には、有効なスタイルだと思えるが、下山事件のように、先行した調査が他にいくつもあるような場合はどうだろうか。事件そのものについて知るためには、他にもっと適当な資料があるのでは、と思ってしまう。手頃な厚さだし、読みやすいし、とりあえず事件の全体像を概観するには悪くない本だけれど。

もっとも、著者はそれは承知の上で書いている節もある。そもそも、書いている時点で、この本が変則的な形で世に出ることになることは分かっていたはずで、当り前のものを書いても意味がない、くらいの腹の括り方はしていただろうし。
それに、最終的には、著者の関心の対象も本書のテーマも、事件の真相そのものからは外れてしまっているように感じられる。確かに50年以上も昔の事件の真犯人が分かったところで、いまさら何が起こるわけでもないと思う。著者がそれよりも重要なこととして書いているのは、当時の権力者が、この事件をいかにうまく利用して、自分たちに都合がいいように、この国の方向性をねじ曲げて行ったかということと、それを可能にしたこの国の人間の国民性のこと。(本書中で、何人かの人物が言うように、結果的に、それが今の日本の繁栄につながったのかも知れないが、繁栄以外の暗い部分の原点でもあるんじゃないのか)

根拠も明確でないまま、利益優先で扇情的な報道を繰り返すマスメディアと、それに容易に煽動されて、ヒステリックな「民意」を作り上げて行く「国民」と、それを利用する権力という構図は、まるっきり今も変わらない。著者は当然「A」で描いたオウムのことが念頭にあったろうし、それ以降で言えば、小泉ブームも、反北朝鮮ブームも、みんな同じ構図だし。ある意味、太平洋戦争も、そういう構図の中で突入した戦争だったんだな、ということを、最近感じている。この国は確かに、その頃から何も変わってないんだろう。それに、下山事件の当時は、「国民」が脅かされ騙されてしまうのも無理もない状況ではあったかもと思うが、現代にそんな言い訳は通用しないだろうな。

もっとも、こういう「国民」の在り方が、日本特有のものなのかどうかは、よく分からない。世界中のいろんな悲惨な話を見聞きしていると、国が違っても、どこも結局、そんなもんなんじゃねえの、という気もしてはくるけども。森達也は、日本は特にその傾向が強いのではないか、というようなことを、書いているが。自分は「民意」に付和雷同で従うことはするまいと思う。
(2006.11.16読了)

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感想「ツーダン満塁」

「ツーダン満塁」 矢作俊彦 東京書籍
東京書籍から出てる矢作俊彦の雑文集の何冊めか。出たのは2002年で何となく見逃していた。
矢作らしい語り口がたのしめるっつーか、それ以上でも以下でもないっつーか。まあ雑文集だから。
複数の文章で、短いのに内容がかぶっていて、興ざめだったりする所はある。時事的な問題を世の中一般とは違った観点から語っている文章は、逆に自分と観点が似ていたりするから、それはそれで共感はするのだけど(たとえば911についての文章は、こないだの9月11日に自分が考えてたことと、とても似ていた)、矢作にそういうものを期待してるわけじゃないしなと思ったりもする。
キューバやスコットランドやパリを訪れての文章あたりは、いかにも矢作らしいひねくれた面白さがよく出ていて、たのしめた。
東京新聞のコラムで以前読んだはずの文章が収録されていたが、巻末の初出一覧に記載がなかったのはなぜだろう?
(2006.10.6読了)

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高校サッカー選手権大会埼玉県大会決勝 武南対市立浦和

遠出しかけたが、雨もひどくなって来たのでパスして、近場の埼玉スタジアムへ、高校サッカー選手権の埼玉県大会決勝を見に行った。

序盤の数分間を除き、武南が圧倒的に優勢。浦和はゴール前の人間の密集でなんとかシュートを跳ね返すのが精一杯。GKは凄く頑張ってたけど。彼が居なかったら、前半から惨劇になってたんじゃないかなあ。浦和がしのいでしのいで前半スコアレスかと思った矢先、武南が浦和ゴール前で素早くボールを繋いでシュートを決め、ラストプレーで1対0になって折り返し。
後半もペースは変わらなかったけど浦和が少し落ち着いた感じはあって、前半よりはやりたいことがやれてたみたい。ゴール前でチャンスも作っていた。ただ武南はかなり余裕を残して守ってるように見えたから、浦和が決められそうな感じはあんまりしなかったけど。で、結局後半半ばに武南が右サイドから崩して追加点。ロスタイムにはCKからとどめの1点。3対0で武南の完勝だった。

寒いし雨はひっきりなしに降り続いていたし、かなり厳しいコンディションだった。それが力の差を際立たせた面もあったかも知れない。武南は、先月見た滝川二高に較べると、やっぱりあっちの方が上だろうな、と思ったけど、あの日はいいコンディションだったし、一概には言えないかな。

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J1リーグ第31節名古屋対浦和

埼玉スタジアムの大宮対鹿島から引き上げて、途中で結果を聞かずに帰宅出来たので、速攻でNHK地上波の録画を見た。まあ、埼玉スタジアムではハーフタイムに他会場の結果を流していたから、前半スコアレスというのは知っていたんだけど。なので、とりあえず後半から見た。

かなり押され気味だったけど、最近の浦和戦の中では、名古屋が自分らのペースで試合が出来てた部類かな。それでも堅守に阻まれて決定機はなかなか作れないし、浦和に決定機は次々作られるし、見ていて気が気じゃなかった。ただ、日頃、異常な決定力を見せるワシントンが、どうもハズレっぽかったのと、それ以外では最近好調らしい山田が要警戒かと思っていたが、彼もハズレぽく、こいつらのシュートさえ決まらなければ目はあるよな、という気が段々してきた。

んでもって、ヨンセンの先制ゴール(^^)/。
ヨンセンの決定力と本田のクロスの正確さは素晴らしかったが、そこへ至るまでに手間取って、なんだまた逸機かよ、という雰囲気がしていたのが、ある意味、浦和の油断を誘ったのかな、という気もする。
1-0になってからの時間が、長過ぎず短過ぎずだったのも良かったと思う。珍しくバックスにほとんどミスがなく(古賀じゃなくて、増川だったのが良かったような気もする。スコンと抜かれた場面はあったが)、楢崎も久々に神のセーブを見せてくれて、守備的には今季最高の試合をしたんじゃないかと思うくらい。そういえば、いつもの浦和戦に較べて、自ゴールに近い位置での変なファールが少なかったようにも思う。この辺も、それなりに自分たちのペースで試合が出来てた現れかも知れない。

浦和が山田に代えて小野伸二を出して来た時点で、勝ったかもな、と思った。チームにフィットしてない小野の投入は、明らかにチーム力を落とすはずなので。もっとも、うちも、俊哉に代えて吉村を入れた時は、だいぶ怖かったけど。俊哉が穴を丹念に潰しているなあ、という印象が、とても強かったから。そういえば、正友が出場停止で、俊哉が入ってたというのも、この試合のポイントだったかも知れない。

残り5分切ったあたりからは、その時間帯に異常な決定力を見せる(そんなんばっかりや(^^;。でも、結局、それが浦和が勝ち点を伸ばせてる最大の理由)闘莉王が怖かった。最後の最後の一撃は、お約束の一発で本当にやばかったと思うが、スピラールが弾き返してくれて、めでたしめでたし。

で、後半の後で前半を見たけど、ワシントンのポスト直撃シュートもやばかったねえ。まあ、あれを決めるのはいつものワシントンのわけで、後半にもポストをギリギリで外れたシュートがあったし、要はこの日は彼の日ではなかったということなんだろう。

J1残留確定して、チームの気が抜けることを心配してたけど、1年で一番気合いが入るカード(^^;に関しては、それは杞憂だったらしい。よかったよかった。でも次のセレッソ戦は、マジでやばそうですな。中盤の選手が軒並み出場停止で人が居らんし、いよいよ気抜けしてそうだし。

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J1リーグ第31節大宮対鹿島

前節の録画を見た後、埼玉スタジアムへ行った。

大宮の先発は、前節同様、アリソンと大悟の2トップ。駄目だなこりゃ、と思ったが、思った以上にダメな事態がいきなり(^^;。開始早々、久永が右サイドを一気に持ち上がって、崩しにかかろうとゴールライン際で粘ったが、サポートに入って来たアリソンらと呼吸が合わず、結局ボールを失った。鹿島はそこからカウンター一気。大宮ディフェンスの寄せが甘く、あれよあれよという間に左サイドからゴール前にクロスが上がり、田代が決める。開始45秒。この前のホームゲームのFC東京戦に引き続いての、バカな立上がり。
大宮は完全に浮き足立ち、鹿島は好きなように試合を運ぶことが出来た。鹿島の決定的なシュートが次々に生まれた。ただ、ことごとく入らない(^^;。まあ、大半がミドルレンジからのシュートだったから、精度として、ちょっと厳しい所はあったんだけど。
それでも、前半ラストの2-3分は、ようやく大宮にも流れが来て、主税のシュートがわずかに枠を外れたり、みたいな場面もあって、後半、少しは持ち直すかもね、という期待は持たせた。

で、後半頭から若林を投入。おせーんだよ、と思ったけど、とにかくこれで、前節同様、前線に核が出来て、大宮の攻撃がうまく廻り始めた。どうしてもサイドに流れがちなアリソンも、ゴール前に入れて行くターゲットが出来たので、プレーがうまく流れ始めたし、大悟もやりやすそうな感じに見えた。この後半立ち上がりで、追い付けていれば…。
実際は8分過ぎ、中央付近で片岡がアレックス・ミネイロを倒し、そこからのリスタートで田代に押し込まれ、0-2。セットプレーでの守備の悪さを指摘され続けているチームだが、またそれを見せちゃった。これで後半立ち上がりに生まれかけていた大宮の勢いは止まり、あとはやられるだけ。後半39分に、右サイドからきれいに崩されて、本山にぶち込まれてとどめ。

鹿島は大宮とやる時は、なんでこう楽しそうに試合が出来るんだろうな。よっぽど相性がいいんだろう。あんまり鮮やかな試合運びだったもんで、試合終了で、拍手しちまったよ。ナビ杯のためにリーグ戦を捨てて、そのナビ杯も取り損なって、鹿島はもう終わってるんだろうと思ったのに。
大宮は、開始1分の間抜けな失点が大きかったのは当然だが、そこから全く立て直せないのは問題だと思うし、そもそもまともに点を取れる気がしない、今のチーム作りはどうなの、とも思う。問題点はかなり明らかだと思うんだが、何か思い込んじゃってる三浦に、その解決は望めそうもない。解任が妥当と思うんだけど、なんとなく留任しちまいそうな気もする。大宮は、自分たちのスタイルを高く評価していて、うまく行かないのは、まだ発展途上だから、くらいに思ってるが、目指しているのは、今の監督・今の選手では、永久に完成しない目標なのでは、ということも考えてみるべきだと思う。

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J1リーグ第30節清水対大宮

土曜日に、大宮対鹿島へ行く前に、あわててJSPORTSの録画中継の録画を見た。

序盤から大宮優勢の試合。トップに入ったアリソンがスピードで前線をかき回し、主税など、中盤からもいいサポート。ただ、FWのコマ不足は歴然としていた。清水の中央の守備が手堅かったこともあるが、アリソンはボールを持った状態で外に流れることが多く、そうなった時に、ゴール前で受ける選手が居ない。ここでゴール前に若林なり、森田なりが居れば、と思う場面がかなりあった。そんなわけで、なかなかゴールが生まれない。
一方の清水は、組み立てにミスが多く、それが大宮がセカンドボールを奪って、主導権を握る一因でもあったわけだけど、前半15分に一瞬のスキを突いて右サイドから枝村がゴール前へロングクロスを入れ、マルキーニョスがあわや、という場面を作り(結局シュートミス)、さらにその数分後、今度は伊東が似たような形でのクロスを上げ、今度はマルキーニョスがトニーニョと競り合いながら決めて来て、清水が先制。大宮にしたら、押してる試合で相手に先行される嫌な展開だった。前半の最後の方には、久永がペナルティリア内で倒されて、という場面もあったが、流されたあげくに、アリソンが西部を倒したということで警告を貰う場面もあり、ハーフタイムには選手たちが主審に詰め寄るような、悪い流れになっていた。

試合の主導権自体は、後半も大宮が握り続けた。しかし、ゴールが生まれない。ようやく三浦が動いたのは後半10分を廻った所。冨田を下げて若林を投入。そしていきなり、FKからの流れから、ペナルティエリア内で岩下に倒されPK(^^;。大悟が決めて、同点。
以降、前線に若林がターゲットとして入ったことで(冨田の位置に久永が下がり、さらにその位置に大悟が下がるようなイメージ)、攻撃は明らかに迫力を増した。その後、マルキーニョスがシミュレーションで2回目の警告を受けて退場したことも、勢いを加速したと思う。決定機も何度か作ったんだが…。最大の決定機ふたつは西部の当りに阻まれ、最終的には、清水のDF陣が粘り勝ったという感じで、1-1ドロー。

大宮にとっては、明らかに勝ち点2を取り損ねた試合だった。ただ、内容は悪くはなかったし、特に若林の投入後の展開は、非常に良かった。普通に考えたら、鹿島戦は頭からアリソンと若林の2トップだよな。でも、三浦は大悟にこだわって、そうはしねえんだろうな。と思いつつ、埼スタへ向かったわけで…。

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J1リーグ第30節大分対名古屋

JSPORTSの録画中継を録画しといたのを、水曜に見ていた。

名古屋は悪くない出出しには見えたんだが。中盤で優勢に試合を進め、ゴールに何度か迫り、大分には攻撃の糸口もなかなか与えず、いい感じだった。でも、その後の展開を考えると、単に大分の術中にはまっていただけかも。
前半半ば、名古屋のペースを見極めたところで、大分がスピードのあるパスで展開を図り始めると、とたんに名古屋は振り回され始め、ゴール前を脅かされ始めた。ディフェンス陣の踏ん張りで、なんとか持ちこたえてはいるものの、時々、スピラールや楢崎が、好守の一方で、致命傷になりかねないポカもするもんで、綱渡りのような状態。そんな形が後半半ばまで続いた。

後半半ば、押し込まれ気味の展開の中で、スピラールのバックラインからのロングフィードが、ヨンセンめがけて飛んで行く。ヨンセンと大分DFが競ってボールがこぼれると、これを杉本が拾い、ディフェンスをかわしてゴールに叩き込む。たった1本のロングボールで、あっさり名古屋が先制。
大分は浮き足立ち、これ以降は、名古屋が自分たちのペースで試合が出来るようになった。決定機も何度か作りつつ(決められなかったが)、優勢なまま試合終了を迎えた。残り時間が必要以上に長くなかったので、名古屋には珍しく、守り切る試合運びがうまく出来たな、という感じ。まあ、普通に組み合えば、大分はそれほど怖いチームじゃないしな。

ジェフ戦の勝ちから天皇杯で2週間空いたのが良かったのかも、と思う。今年は、勝った試合の後は、ろくでもない負け試合になる場合が多かったからなあ。
杉本のゴールは、こぼれ球を拾う所からシュートまで、結構難しいプレーだと思う。消えてる時間も長いんだけど、決定的場面だけ見ると、絶好調という感じだ。それとも、これこそFWとしてあるべき姿なのかなあ。それにひきかえ、玉田は惜しいシュートを炸裂させるけど、決定的なプレーは相変わらず出来ない。杉本と好対照。彼を無理して使う必要があるんだろうか。玉田が入って3トップになっていることが、劣勢になった時に、中盤で流れを変える動きが出来ない理由の一部じゃないのかな。
次節は正友が居らんので(浦和戦にはいない方がいいのかも(^^;)、またメンバー構成は変わるはずだけどね。

まあ、J1残留決定でほっとしたけど、これで気が抜けて、4連敗とか食らわんようにな>名古屋。

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感想「グラックの卵」

「グラックの卵」 浅倉久志(編・訳) 国書刊行会
ユーモアSFアンソロジー。面白いんだけど、講談社文庫から出てたユーモアSF傑作選とか、それこそ、文字通り、ひっくり返って笑ってたような覚えがあるのに比べて、どの作品も、そこまでの破壊力はないような。こっちが歳取って、感性が鈍ったということなのかなあ。もっとも、過去に紹介された作品とのかぶりを、なるべく抑えて、半分を初訳作品にしていて、言うなれば、残り物というわけだから…。
一番突出しているのは、明らかにスラデックだが(亡くなっていたんだ。知らなかった)、ユーモアというより不条理小説で、生理的にあまり馴染めない。奇想という点では、冒頭のネルスン・ボンドが最高だろうな。純粋に好感が持てるという意味では、テンの作品が好きだけど、ジェイコブスの表題作の洗練された雰囲気にも引かれる(これ、SFか?、と思いはするものの)。グーラートは、もっとイカレてて面白いのがあるはず、と思う。
(2006.10.12読了)

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感想「天の声」

「天の声」 スタニスワフ・レム サンリオSF文庫
随分以前に古本屋で安く出てるのを見つけて買って、それっきり放り出してあったのを読んでみた。この作品自体は、今は国書刊行会から出ているので、このサンリオ版は、もうそんなに値打ちはないんだろうな。

序文のあたりが、非常に読みにくくて、翻訳が悪いのかな、と思っていたが、本文に入ると必ずしもそうでもなかったので、ある程度は原文のせいもあるんだろうと思った。ちなみに訳者は深見弾。
内容は…よくわからない。解説を見ると、当時の主流のSFに対するアンチ的な意味合いが強いんだろうかと思う。科学技術を共通言語として、異世界の文明ともコミュニケーションは図れるはずという、科学万能主義的な世界観に対するアンチテーゼなのか? そういう考え方が必ずしも支配的ではない今の時代に読むと、そんなに特別な印象も受けないのだけど、この本が出た当時はそうでもなかったんだろうか。
それ以外にも、ポイントか?、と思える部分はいくつかあるが、どうもうまく掴み切れない。作品が書かれた時代や、ポーランドというレムが暮らす国に、馴染みがないからのような気がする。SFではあるが、そういう背景を抜きには考えられない小説、という印象。
(2006.9.29読了)

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感想「杖下に死す」

「杖下に死す」 北方謙三 文春文庫
大塩平八郎の乱を背景に置いた時代物。
世の中の乱れとか、それに対する改革の志とか、諸勢力の暗躍とか、いろんな要素のある小説だけども、なにより先に、現代もののでは書けないような純粋な友情を描いた小説だな、という気がした。北方にはそういう小説はいくつかあるけど、中でもそういう特徴が強く出ている部類じゃないかな。で、そういう所に、えらく心を打たれてしまったりする。
よく知らなかったが、大塩平八郎の乱って、こんなチャチなもんだったのか。ある意味、背景に置かれたものの重みの無さが、主人公二人の友情の、本書の中での比重を増しているようでもある。脇役には、結構適当に書かれている人物もいるが(だから、北方の小説として、傑作とまでは思わなかったが)、内山のような、いい感じに描かれているキャラクターも居るし、悪くない出来だと思う。清々しい印象がいい。
(2006.10.21読了)

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感想「煤煙」

「煤煙」 北方謙三 講談社文庫
北方は文庫でしか読まないから、正確な所はよくわからないけど、現代ものとしては、これは「擬態」に続く作品なのかな。かなり似ている雰囲気がある。これが今の北方の現代ものの方向性ということか?
主人公が破滅志向で突っ走るという基本構造は、「逃れの街」から一貫して変わっていないけど、以前はそこに、なにがしかのヒロイズムを付け加えようという気持ちがあったように思う。「擬態」と本書にも、そういう部分はないわけではないけど、どんどん希薄になっている感じ。主人公は「良識を疑われるような」行為であっても、自分の気持ちに適うなら、ためらわない。自分がそういう人間であることを自分自身で持て余しつつも、やってしまう。
そういう主人公のどうしようもない心の動きが、厚みを持って語られていて、かなり良い出来の小説と思うが、何がこういう作風の変化をもたらしたのかは考えさせられる。単に今までは抑え気味にしていたものをとっぱらって、書きたいように書くようになったということなのかも知れないけれど。
(2006.9.24読了)

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全日本ユース(U-18)サッカー選手権決勝 名古屋U-18対滝川二高

2006.10.9(月) 13時 埼玉スタジアム2002 晴 
観客8272人 主審 東城穣 副審 前之園晴廣、齋藤敬一

 名古屋グランパスエイト 0(0−1)3 滝川第二高校
 U-18           (0−2)

 得点 19分 滝川・森本
    80分 滝川・多田
    89分 滝川・友定

 名古屋 長谷川(GK)、森本、三宅(62分奥村)、酒井、
    後藤(52分津田)、西山(74分磯村)、吉田、
    福島、花井、久保、新川
 滝川 清水(GK)、山本、川野、田中、鳥濱、
    金崎、橘(89分清水)、建部、森本(83分友定)、
    多田、前田(58分山本)

 警告 名古屋 西山、津田
    滝川 金崎

見に行ってたけど、書きそびれていた。何を今更だけども、「GRUN」の今月号に記事が載ったし、このタイミングを逃すと、いよいよ書く機会もないだろうなと思うんで。

グランパスのU-18ってのは決勝以前は全然見たことないチームだったんで、決勝まで来るって、どんだけ凄いチームなんだろうと、結構、楽しみに見に行ったんだけど、ここまでトップと芸風が似てるヘタレなチームとは思わなかったな、というのが、試合を見た後の感想だった(^^;。試合を見てる時、近くの席に居た中学生の集団が、このチームがどうして決勝まで来れたんだ?、みたいなことを言ってるのが聞こえて、確かに、と思ったっけ。

確かに選手はそこそこ巧いみたいなんだけど(それもトップと一緒)、肝心な所でシュートを打たない、回してばっかり。そうしてるうちに寄せられて奪われて逸機。惜しいシュートは前半の、花井のミドルと直接FKくらい。その花井もそれ以外は決して褒められた出来じゃなく。当りは弱いし、無用にこねるし。良かったのは長身のCF久保くらいだった。頑張ってよくポストしてたし、前へ出てこうとする気概もあった。でも連携の乏しいチームにあっては、孤立無援。
それに引き換え、滝川は完成度の高いチームだったし、積極的にシュートを打ってくるし、それをきっちり決める技術もあった。
前半、ゴール上隅に決まるすげえミドルで先行され、後半はまるっきり滝川ペースで、何となくボールは持ってても好機を作れないまま、滝川に次々追加点を許して0対3の完敗。

この試合を見る限りじゃあ、将来トップで期待できそうな人材はいなそうだよなあ、と思ってたんだけど(久保以外は、バックスの中央で三宅が奮闘していたのが目に付いたくらいだった)、この日に見たチームの中から、長谷川、吉田、福島、新川の来年の昇格が、先日内定したそうで。決勝まで行った以上、何かあってもいいはずだと思うし、こんなもんじゃないという所を見せて欲しいなと思う。

試合後は、近所のショッピングモールをしばらくぶらついてから帰ったんだけど、電車に乗ったら同じ車輌に滝川二高の監督が乗り合わせていて、気付いた人たちに何度もおめでとうを言われていた。さすがに私は言いませんでしたが(^^;。随分嬉しそうで、うらやましかったのを覚えている。

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JFL後期第13節佐川東京対鳥取

2006.11.11(土) 15時 西が丘 雨
観客 196人 主審 唐紙学志

 佐川急便東京SC 2(2-0)0 SC鳥取 
          (0-0)  

 得点 42分 佐川・堀
    43分 佐川・大久保

 佐川 森田(GK)、井上、谷内、冨山、榎本、
    山根、中払、戸田(74分尾林)、
    竹谷、堀(86分浅居)、大久保
 鳥取 三好(GK)、渡部(45分実信)、青柳、田村、
    下松、西村、中垣、原、堀、
    内山(82分金正旭)、増本(65分小林)

後期になって初めてのJFL観戦。久々で、随分状況が変わっていた。チームの順位もそうだけど(佐川東京は現在2位。この前見た時は、もうちょっと下の順位だったはず)、佐川東京と佐川大阪が来季は合併する話も決まっているわけで、これで見納めかも知れない佐川東京。一方、鳥取を見るのは、地域リーグ決勝大会の雪の川越以来(何年前だっけ)。個人的にはそういうカード。

序盤は、佐川がやや押してはいたが、双方繋いでいくサッカーでほぼ五分。鳥取は、川越の時も決して強いという印象のあるチームじゃなかったし(まあ、あの時の選手がまだ残ってるとも思えないが)、現在の順位は12位だし、あんまり期待してなかったから、戦いっぷりを結構感心して見てたんだけど、前半半ばくらいから試合がまったりし始め、雑な展開で集中が切れそうな雰囲気の中、ラスト寸前の2分間に鳥取が、佐川のゴール前へのロングボール放り込みに対して、クリアミス2発。これを佐川のFW2人が抜け目なく押し込んで2対0で折り返し。

後半の鳥取は、気を取り直して繋ぐサッカーを取り戻し、アグレッシブに攻めて優勢。ボランチの原が、視野が広く、気の効いた球出しをして、居るべき所に居る、いいプレーを見せていたし、廻りの選手も、よく呼応してたと思う。それで、佐川に致命的なクリアミスを誘発したりもしてたんだけど、どうしても決められない。組立のミスも増え始め、攻め切れないまま、結局、佐川が2対0のまま逃げ切り。

鳥取は悔やまれる敗戦だろうなあ。 まあ、こぼれ球を抜け目なく押し込むことが出来るのが、佐川の強さなのかも知れない。
それにしても、観客数が二桁って…(^^;。天候(雨が降ってる上に寒かった)やカードを考えたら、無理もないのかも知れないが。合併の件もいくらか影響があるんだろうか。
([2007.4.11訂正] 場内アナウンスが「96人」と聞こえて、実際、そうであっても不思議でない入りだったので、そう思い込んでいたが、公式記録を見ると、正しくは「196人」だったらしい。記録の方は修正しました)

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天皇杯4回戦名古屋対仙台

2006.11.5(日) 13時 瑞穂陸上競技場 晴 
観客3906人 主審 山西博文 副審 安食弘幸、間島宗一

 名古屋グランパスエイト 1(1−0)0 ベガルタ仙台
              (0−0)

 得点 32分 ヨンセン

 名古屋 楢崎(GK)、大森、スピラール、増川、
    本田、山口、藤田、中村、
    玉田、ヨンセン、津田(70分吉村)
 仙台 小針(GK)、中田、木谷、池田、磯崎、
    富田、千葉、大柴(66分中島)、ロペス、
     ボルジェス、チアゴ・ネーヴィス

 警告 名古屋 山口(1回目)、本田(1回目)
    仙台 池田、チアゴ・ネーヴィス

見てないんで、記録だけ。
今年は東海脱出に成功したわけだ(^^;。しかし、次はカシマスタジアムで鹿島戦とは。

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天皇杯4回戦大宮対YKKAP

2006.11.5(日) 13時 秋田市八橋陸上競技場 晴 
観客 2074人 主審 岡田正義 副審 宮島一代、中原美智雄

 大宮アルディージャ 2(1−0)1 YKK AP
            (1−1)

 得点 41分 大宮・橋本(FK直接)
    61分 YKK・岸田
    81分 大宮・若林

 大宮 荒谷(GK)、西村卓、トニーニョ、土屋、波戸、
    片岡、小林慶、藤本(71分若林)、橋本(83分久永)、
    小林大、アリソン
 YKK 中川(GK)、藤木、濱野、小田切、
    野嶋(85分中田)、景山、黄学淳、牛鼻、星出(58分岸田)、
    原(58分大西)、長谷川

 警告 大宮 アリソン(1回目)、波戸(1回目)
    YKK 濱野

NHKBSで録画中継してたのを録画しといて、水曜に見た。当然、結果は知っていた。

このカードで、なにも秋田なんかでやらんでも、と思ったが、中継の音声を聞いていると、東北各地からYKKAPの応援団が1500人駆けつけたそうだ。各地の工場から、社員が動員されて来たということですかね。そういや、宮城にもYKKAPはあったわけだし。富山からも100人。観客は2000人そこそこだったみたいだから、大宮サポの数は推して知るべし。

今年、YKKAPはJFLで3試合見ていて、結構馴染みのあるチーム。JFLでは強豪だから、同等以上の試合運びをする所しか見てないわけで、この日、大宮相手に、主導権を握られた試合をしてるのを見るのは、珍しい感じだった。チーム自体も、そういう試合には慣れてないんじゃないか、という気が少ししたけども。

前半は完全に大宮ペース。YKKAPは引き気味なんだけども、ベタベタにゴール前を固めるというほど極端な守備ではなく、穴もあって、大宮が付け入る隙も結構あったんだが(その辺に、YKKAPは守勢の試合に慣れてないんじゃないか、という印象を受けたわけだが)、フィニッシュに精度を欠いて、なかなか得点出来なかった。しかし、後半40分を廻った所で、ゴールほぼ正面でFKを得て、これをハヤトが直接蹴り込んだ。大悟が蹴ると見せて、ハヤトが蹴って行ったような感じもあって、ちょっと意表を突いたかな。でも見事なゴール。これで1-0で折り返し。

しかし後半、YKKAPは前半と打って変わって、積極的に前へ出て来るようになり、大宮はそれを受けてしまったみたい。きっちり崩されて失点しかける場面が2度くらいあった後、15分過ぎにYKKAPがFKを得て、素早いリスタートから岸田がラインの裏でボールを受けて蹴り込んで同点。大宮は、虚を突かれた感じ。
ただ、この失点自体は、決定的に崩されてやられたものではなかったし、これで大宮は気合いが入り直したようで、そこからまた攻勢を掛けて主導権を奪い返した。そして、25分過ぎに投入された若林が、前線でターゲットとして働き始めると、完全にペースは大宮。後半40分、若林がポストプレーではたいたボールをアリソンが受けて切り込み、粘ってゴール前へ上げていくと、若林が回り込んでいて頭で合わせる。そのボールはポストに当たったが、跳ね返りが YKKAPのGKに当り、結局ゴール。(記録は若林のゴール)

そのまま、大宮が2-1で勝った。そういや、去年も4回戦は、若林のゴールで京都に勝ったんだよな。

大宮は、若林がMVPだろうけど、アリソンのスピードのあるかき回しも良かったね。決勝点のアシストもアリソンだし。ちょっと、シュートに精度を欠いたのが、残念だったけど。あと、得点は別にしてもハヤト。運動量の多さ、技術の高さで、大宮が試合の主導権を握る原動力になってたと思う。
ところで、西村が右SB、波戸が左SBという、少し変則的なポジションだったのは、なんでだったんだろうな。西村の左は見ちゃいられないから、という理由か?(^^;
YKKAPは、エース岸田が発熱で先発出来なかったのも、少し効いたのかも。岸田は途中出場はしたものの、ラインの裏へ抜け出る動きが、あんまり見れなかった。確かに1点、それで取ってはいるが、あれはFKからの素早いリスタートと合わせ技なので。もっとも、自由にやらせないだけの格上の守りを、大宮が見せたということかも知れない。

大宮の次の相手は、今年5回目の対戦の磐田。こないだはボロ負けしたけども、ホームでのリーグ戦は勝っているし、まあ、何とも言えんかな。

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天皇杯4回戦東京対バンディオンセ神戸

2006.11.5(日) 13時 味の素スタジアム 晴 
観客6397人 主審 高山啓義 副審 前島、平野

 FC東京 7(3−0)0 バンディオンセ神戸
      (4−0)

 得点 17分 東京・増嶋
    33分 東京・ルーカス
    44分 東京・馬場
    50分 東京・馬場
    62分 東京・鈴木
    70分 東京・鈴木
    85分 東京・ルーカス

 東京 塩田(GK)、徳永、伊野波、増嶋、藤山、
    今野、梶山(53分宮沢)、川口(60分鈴木)、阿部、
    馬場(66分池上)、ルーカス
 神戸 古田(GK)、川口、神崎、鎌田、深田(45分山道)、
    津山、川崎(49分石田)、森岡、芝崎、
    和多田、森(74分吉沢)

天皇杯のお約束の番狂わせを求めて(^^;味スタへ。それと、バンディオンセ神戸は地域リーグ決勝大会の有力チームでもあるし、見ておきたかった。

立上がり10分くらいはどっちが格上か分からんような試合だったんだけど、前半17分にCKから増嶋がゴールを決めると、流れが一気に東京に傾いた。神戸のディフェンスが乱れ始め、確実なクリアが出来なくなり、次々失点。前半で3対0。
後半も流れは変らず、しかも神戸の動きが落ちて、プレスがかからないもんで、東京は狙い済ましたスーパーゴールも連発。最終的には7対0。

神戸は和多田や森岡なんかがいるもんで、攻撃的にはそれなりにボールを持てるし、崩すことも出来てたんだが、それで余裕を持ち過ぎた感もあったのかも知れない。打つべき所でシュートを打たず、得点を上げられずにいるうちに、失点を重ねてしまって、どんどん追い込まれたという印象。
地域リーグ決勝大会に関しては、FC岐阜とどっちが上かは微妙。今日の試合に関しては、ちょっと失点が多すぎたな、という感じはするけども。内容的には岐阜がJ2草津に0-3で負けた試合の方が良かったようには思うが、今日の神戸の相手は不調とはいえJ1だしな。

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和多田のロングスロー。久々に見たが、やっぱ凄いわ。
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J1リーグ第29節名古屋対千葉

2006.10.28(土) 14時 豊田スタジアム 
観客 人 主審 松尾一 副審  

 名古屋グランパスエイト 2(0-1)1 ジェフユナイテッド市原・千葉    
              (2-0)

 得点 千葉・羽生
    名古屋・玉田(PK)
    名古屋・杉本

JSPORTSの録画をようやく見た。

ジェフは、前節の大宮戦の大敗を中継で見ていて、かなり酷い出来だったけど、これでカツが入ると復活しそうにも見えたから、かえって嫌だなと思っていた。案の定、この試合の序盤は、スピードのある展開で、名古屋は何もさせてもらえない。巻に当りが来てないっぽいのは前節同様で、それでかなり助かった面はあったと思うが、前節居なかった羽生が居た…。ロングボールにうまく抜け出されて押し込まれ、先制された。

ただ、ジェフは先制した後、微妙にペースダウンしたように見えた。かさにかかって、2点目を取られていたら、相当厳しいことになっていたと思んだけどね。おかげで、名古屋がある程度、球が持てるようになって、形も作れるようになって来てたと思う。そうは言っても、後半開始早々のストヤノフの退場がなかったら、追い付くことが出来たかどうか。ちょっと、あの退場(慶を倒して貰った2枚目の警告)は厳しいかな、とも思ったんだけども。
ストヤノフを失って、ジェフの守備に乱れが生じる中、玉田がドリブルでペナルティエリアに侵入し、倒されてPK。これを玉田自身が決めて同点。だが、このPKの判定も、中継の録画を見る限りでは、かなり酷なもののように思える。玉田が今年序盤、取って貰えなくて、主審にアピールしまくってたタイプのファール(?)のような気がしたんだがな。
まあ、名古屋がラッキーだったということなんだろう。たまには幸運もないとね。

相手が一人少なくて同点というと、名古屋はかえって攻めあぐみそうな気はするし、実際、そういう気配もないではなかったけど、前半、見所のなかった本田が、ヨンセンからのパスを受けて、杉本に絶妙のパスを通し、これがまた、杉本が素晴らしいゴールを決めて勝ち越し。そのまま逃げ切った。
ヨンセンが決定機で失敗してなければ、もう少し、楽な試合になった可能性もあったと思うけど、逆転ゴールを演出してくれたのも確かなんで、いいかな、と。

結果的にはやっぱり、ストヤノフの退場とPKが効いた試合だったな。アマル・オシムは、試合後の記者会見で、ジェフの方がいいチームだし、この日はいいサッカーをしていて、選手を責める点は何もない、という趣旨のことを言っていて、非常に悔しさがにじむコメントだなと思ったんだけど、いかにももっともだし、この試合展開では無理もないかな。ただ、2点目を力づくでも取りに来なかったこととか、シュートの精度とか、ジェフにも問題がなかったわけではないと思うけどね。そこに、名古屋が付け込む隙があった、という感じ。圧倒的に押されていて、先制されても、かんたんには諦めない強さが、今の名古屋の良さだよな。そんなメンタリティが名古屋に宿ったのは、いつ以来だろう。それは多分、ヨンセンの存在による所が大きくて、それだけでもヨンセンは存在意義があると思う。

目下、注目中の(^^;増川は、悪くない出来だったと思う。ディフェンスに関して、間合いの取り方がちょっと、と思う場面は、やっぱりあるし、あっさり抜かれてしまうこともあったけど、決定的な状況で身体を張って守った場面があったし、攻撃にもよく絡んで惜しいミドルも打っていた。元々、古賀だって、それほど完璧なディフェンダーじゃないし、これくらいの出来ならいいんじゃないかな。しばらく、頑張ってくれよ>増川。いや、しばらくと言わず、ポジションを奪う勢いでやってくれても、全然問題はないけどさ(^^;。

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なでしこリーグ1部プレーオフ日テレ対浦和

2006.11.4(土) 13時 西が丘 曇
主審 佐藤

  日テレ・ベレーザ 3(1-0)0 浦和レッドダイヤモンズ
            (2-0)  レディース

 得点 1分 日テレ・永里
    49分 日テレ・近賀
    73分 日テレ・永里(PK)

見に行った。結局、なでしこプレーオフ(上位リーグ)は3日全部行ったわけで。TASAKI絡みじゃない試合に全部行ったということになる。

今日は、ベレーザは実質優勝が決まった状態だし、そうは言っても浦和も意地を見せて、勝って終わりたいくらいの気持ちはあるだろうし、結構競った試合になるかもだな、と思っていたんだが。開始早々、浦和CBの笠嶋が、バックラインでボールキープに入ろうとしたが、背後に無警戒で、走り込んで来た永里にボールを奪われる。そのままゴール。1分でベレーザが先制。そういやあ、永里には、得点王という別のモチベーションがあったわけだ。
以降も、完全にベレーザのペース。さすがに湯郷戦の時ほどは、ベレーザも自在な球回しは出来ていなかったが、相手に付け入る隙を与えない点に関しては、大差無く、ほぼ一方的に攻め倒した。浦和は攻めの形が全然作れなかったな。そこそこ球が持てる選手もいないわけではないが、一人一人が孤立させられて、連携がうまくいかない。そしてパスがミスになると、そのままベレーザの攻撃につなげられてしまう。それでも前半は、1-0。こないだの大宮対東京みたいなスミ1かな、という気がちょっとした。

しかし、後半早々、ベレーザの左サイドからの崩しがあり、右サイドに抜けたボールを川上が折り返すと、ゴール前フリーで近賀が頭で合わせて追加点。あれで、これはもう、どうしようもないな、という雰囲気になった感じ。
後半半ばに、永里の抜け出しを笠嶋が追い掛けて、ペナルティエリア内で後ろから倒してしまい、PK。永里が決めて3-0。駄目押し。
浦和は最後の方で、北本がバー直撃にミドルを放って、それが一番ゴールに近付いたプレーだったと思う。

ベレーザの完勝。優勝おめでとうございます。まあ、下馬評通りだったとは思うけど(^^;。

でも、もうちょっと、歯ごたえのあるリーグにしていかないと、ベレーザにとってもいかんのではないのかなあ。浦和・TASAKIはもう限界なんだろうか。湯郷やINACみたいな、新興チームの台頭を待つしかないのか? 浦和は、体制的には、まだやれる可能性はあると思うんだが。
マリーゼは、どうしてこうなっちまったんだろうね。少なくとも、TASAKIのようにはなれる可能性がある体制を持ったチームだと思っていたんだが。
だからといって、くノ一や高槻に、降格して欲しかったわけでもないが。

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ナチョ・リブレ 覆面の神様

ジャック・ブラック主演の映画。メキシコの修道院で働くダメ男が、修道院で暮す孤児たちにちゃんとしたものを食わせてやりたい気持ちから、好きだったプロレスのリングに上がる話。
「スクール・オブ・ロック」みたいなテイストだったのは予想通りだったが、話がグチャグチャなのはあれ以上。ユルいコメディで、正直、まじめに見られる映画じゃなかったが、天真爛漫な(^^;ジャック・ブラックのキャラで、許す、という気分になった。調子良過ぎな話だけど、それもキャラのうちだわ。
メキシコの田舎のルチャリブレの雰囲気が味わえたのかな。どこまでリアルなのかは本物を知らんから、よくわからん。デタラメで楽しそうではあったけどね(^^;。

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