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感想「日本ラグビー復活の鼓動」

「日本ラグビー復活の鼓動」 日本ラグビー狂会・編 双葉社
近年の狂会本にはなかったような、えらく前向きなタイトルを見て、そんなにジョン・カーワンって、期待が持てそうなのか、と思った。もっとも読んでみると、内容はそれほど今年のワールドカップ(に臨む日本代表)に偏ってるわけじゃなく、JK(ジョン・カーワン)についての記述がそれほど多いわけでもなかった。その辺のばらけ方が、本来の狂会本らしさかなと思う。近年は割と内容が揃っちゃうことが多かった気がするけど(改めて確認してないんで、間違った思い込みの可能性有り)、今年はらしさが出てるように感じた。
それにしても、こういう本を読むと、もうちっと、ちゃんと勉強して、試合を見た方が面白いはずだよな、と思うんだけど、結局、ふらふらスタジアムに行って、なんとなく試合を見てるだけなんだよなあ。

中では、平塚晶人のウィルチェアーラグビーについての文章と、時見宗和の中竹竜二が23歳だった時のインタビューが興味深かった。中竹って、23歳にして、これだけのことを語れる人物だったのか。いや、これだけのことを語れる人物というのは、結構居るのかも知れないが。自分は語れなかったな(今も語れない)、と思うわけで(^^;。

ところで、いつも思うことながら、狂会本にはラグビーは特別なスポーツという思い入れが、所々に見えるし、ある意味、そう思い込むことが、書き手の拠り所にもなっていると感じる。もちろん、自分が関わっている競技に、特別な愛着を持つこと自体は不思議でもなんでもない。ただ、彼らには、その特別さに、ラグビーを再び活性化する糸口があるはずという考え方が、強いように見受けられるのだけど、本当にそうなんだろうか。外側に居るニュートラルな観客にとって(たとえば俺のような)、ラグビーは本当に特別な競技なのかな。特別さを強調することが、そういう観客を呼び込む妨げになっている面もあるんじゃないのかな。
(2007.1.12読了)

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感想「水滸伝」4

「水滸伝」4 北方謙三 集英社文庫
3巻で早くも微妙なマンネリ感を覚えて、この先、どうするよ、と思っていたが、今回は場面を転換して、新キャラの発掘に励んでいて、そこで目新しさが出ている分、割といい感じで読めた気がする。ここまで今ひとつ存在感が出ていなかった青蓮寺が、本格的に表に出始めて来たこともあって、この先、陰惨な話になって行きそうな気配もあるが(というか、梁山泊側は、いささか脇が甘過ぎる感もある)、物語としては幅が広がっていきそう。

ところで、あとがきは池上冬樹だが、ほのめかす程度とはいえ、以降の巻のネタを割るという、ろくでもないことをやらかしている。こういうことを書く必要は全くないのに、書いてしまうのはどういう神経をしてるんだか。元々、この評論家は、やたらと自分の知識をひけらかした、読んでいて辟易する文章が多いんだけれども、それと同じ流れだろう。
既に単行本で出ているから、とか、元ネタは「水滸伝」の中にあるから(?)、とか、そういう言い訳なのかね。こんなことしか書けないんなら、あとがきなんて、引き受けなきゃいいのに。
(あとで見たら、この4巻の帯に、関連する広告が載っていた。結局、池上は出版社に依頼されて、宣伝のために書いただけだったのかも知れない。近頃、そういう付属物にもまともに眼を通さないんで、全然気付いてなかった)
とりあえず、「水滸伝」4巻のあとがきは、後続巻を読むつもりなら、読まない方がいいと思う。読まなくても、何も問題はないし。
(2007.1.21読了)

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感想「すべては死にゆく」

「すべては死にゆく」 ローレンス・ブロック 二見書房
マット・スカダーものの新作。
ローレンス・ブロックの近年の小説って、話術だけで読まされてる感じのものが多くて、それはそれで、面白みはあるけれども、なんか納得出来んものはある、と思ってた。それに較べると、本書は珍しく、ストーリーで読ませる本だったように感じた。最後の方は、久々に一気に読んでしまった。
ただし、こういうプロットは以前にも使ってたと思うが、とか、本書には凶悪な異常者の殺人者が出てくるが、復活後のこのシリーズって、全部それだよな、とか、いう気持ちもある。確かにストーリーに力はあるが、所詮は使い古したネタか、という気が、多分にするんだよな。つまらないわけじゃないが、特別いい作品だとは思えない。後味も、あんまりいいとは言えないし。

それはそれとして、本書については、事前に紹介記事や書評などに眼を通しておらず、全く内容を知らずに読んでいたことで、面白く読めた所はあったような気がする。ある程度分かってたら、ここまで引き込まれなかったかも知れない。なので、ここでは、具体的なストーリーには、極力触れずに感想を書いてみてるが、思ってることは、これではあんまり伝わらないだろうなあ。
(2007.1.20読了)

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感想「でかした、ジーヴス!」

「でかした、ジーヴス!」 P・G・ウッドハウス 国書刊行会
国書刊行会のこのシリーズは、比較的短い間に、立て続けに読んで、少し食傷気味になっていた。それで、これは買ったものの、しばらく放ってあったが、思い出して読んでみた。次の「サンキュー、ジーヴス」が出てしまったことでもあるので。
えらく面白かった。しばらくぶりで読んだせいか、それとも、本書がシリーズ中でも傑作だということなのか。短篇集だけど、国書刊行会のこのシリーズで、短篇集が出るのは久しぶりじゃなかったかな。その効果もあったかも知れない。長篇には長篇の持ち味があるにしても、本書は、ひとつひとつが程よい長さでまとまった笑い話になっていて、短篇集の良さが出ている。
それと、フォーマットを崩さず、あくまでもスーパーヒーロー・ジーヴスの活躍を描く、というスタンスを崩していない所がいい。これだけ作品数があると、異色作を入れたい衝動に駆られがちな所だけど、それをしていないから、安心して読めるんだなと思う。
(2007.1.19読了)

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感想「デス・コレクターズ」

「デス・コレクターズ」 ジャック・カーリイ 文春文庫
「百番目の男」のジャック・カーリーの2作目。前作の続篇。
んで、シリーズ化したらこうなるだろうな、と思ってた通りの続篇という感じ。安定感は増したけれども、尖った所はほとんど消えてしまった。プロットは丹念に構築されているが、きっちりしている分、展開が読めてしまうきらいもある。事件の動機のアイディアは悪くないと思ったが、前作にあったとんでもなくバカなアイディアにはかなわないし。ある意味、それも、尖った所が消えたことの現れではあるかも。
あやうさがない代りに、安心して楽しんで読めるのは確かで、高い完成度で、出来は悪くないと思う。ただ、どうしても、こんなに普通になってしまって良かったんだろうか、という気がしてしまう。もっとも、この作家は、人物の掘り下げ方や、犯行の動機や必然性を重視した書き方を見ていると、こうした手堅いシリーズ小説の方が、資質に合っているのかも、と思える節もある。

なんとなく、ディーヴァーっぽいな、とも思ったのだけど、そこのところは、単に今時のサスペンスの定石的な作り、というだけのことなのかも知れないな。そういう意味でも、普通、なんだけども。
(2007.1.12読了)

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マイクロソフト杯準決勝 東芝対トヨタ

2007.1.28 14時 秩父宮 曇

 東芝ブレイブルーパス 38-33 トヨタ自動車ヴェルブリッツ

立上がり、トヨタの出足が良くて、一気に攻め込んで、3分に廣瀬のPGで3点先制。が、すぐに東芝の逆襲に遭い、立て続けに2トライであっという間に逆転。チームの完成度も個人の力でも、東芝の方が明らかに格上。特にバツベイには、トヨタはなす術がなかった感じ。東芝の攻め手の多彩さにも、トヨタは対応出来てなかった。まあ、力の差は、あらかじめ分かっちゃいたが…。それでもトヨタも粘って、なんとか得点はするんだけど、直後に東芝にそれ以上の得点を挙げられて、さらに突き放されることの繰り返し。東芝の堅いディフェンスを、なんとか突破して、やっとの思いで得点すると、気が抜けちまうのかなあ。そういえば、トップリーグ最終節の三洋も、そんな感じだった。もっとも、あの日の東芝は、堅守とはとても言えない出来だったが。今日の東芝は、中盤でのポカはあったものの、攻め込まれた局面では、ゴール寸前まで持ち込まれても耐えに耐えた。堅かったな。

試合としては、後半30分に東芝がPGを決めて、38-28にした所で、ほぼ決まった感じだったと思う。その後、ロスタイムの最後の最後に、トヨタがサイドから攻めて、右隅にトライを決め(この試合でこの形を何度も試みていたが、全て東芝の堅守に潰されていた。さすがにあの時間は、東芝もやや気を抜いてたような)、5点差を詰めるもう1トライを取りにいくために、コンバージョンを速攻で蹴って外して(^^;、素早くリスタートさせたが、東芝陣内まで持ち込む前にボールを奪い返され、タッチに蹴られてノーサイド。

まあ、予想通りの結果だったなあ、とは思った。トヨタは攻めても攻めてもトライに届かず、PGでせめて3点、みたいなのに、東芝はその直後に、いともたやすくトライを決めて、本気になればいつでも得点出来るような雰囲気があった。ただ、思ってたより、トヨタは奮闘したけれども。最後まで試合が壊れてしまうことはなかったし、FWが簡単に押し負けてしまうこともなかった。意地は見せた、という感じかな。

決勝は、予定通り(^^;、東芝対サントリー。サントリーはヤマハに苦戦して、1点差での勝ち抜けだったらしいが、ヤマハはクセモノだし、ある程度、予想出来たことで、あんまり参考にはならんかも。

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全国クラブラグビー決勝 タマリバ対北海道バーバリアンズ

2007.1.28 12時 秩父宮 晴

 タマリバクラブ 69-7 北海道バーバリアンズ

この決勝は去年も同じカードで、最後の10分くらいを見たはず。10-3でタマリバが勝った試合だった。今日、ハーフタイムに着いた時に、28-0でタマリバがリードしてるのを見て、スコアまでは覚えてなかったものの、去年はこんなにワンサイドじゃなかったはずでは?と思った。去年のバーバリアンズはゴッつい外国人が何人も居て、迫力では負けてなかった印象があったんだけど、今年は2人しか居なくて、人数が減っていたような。その影響があったのかな?

後半頭にタマリバがいきなりトライで、その後もタマリバが一方的に攻める。一人一人の強さにはそれほど違いがあるように見えないんだけど、個々の判断や連携の速さ、アイディアの豊富さというところで、タマリバが完全に上回って圧倒していた。62対0でロスタイムに入り、その直後、後半3度目のトライチャンスをようやく生かしたバーバリアンズが7点挙げたけど、タマリバはその後もトライを決めて全く容赦しなかった(^^;。結局69対7でタマリバが優勝。日本選手権1回戦で関東学院大と対戦することに。

決勝がここまでワンサイドってのも、いまいちつまんないな、という気もしたが、それにしても、今年のタマリバはここまで飛び抜けた存在になっていたのかな。

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2007年アルディージャ日程(前半分)

こっちも上げておく、と。

節  開催日  KO時間  相手 スタジアム 
1 3/3(土)19時  大阪  万博
2 3/10(土)16時 東京  埼玉
3 3/17(土)13時 大分  九石
N1 3/21(水)15時 横浜M 三ツ沢
4 3/25(日)14時  柏  駒場
5 3/31(土)16時 清水  駒場
N2 4/4(水)19時  柏   柏
6 4/7(土)16時  鹿島  カシマ
N3 4/11(水)19時 横浜M 駒場
7 4/14(土)13時 名古屋 駒場
8 4/21(土)16時 千葉  フクアリ
9 4/28(土)16時 甲府  駒場
10 5/3(木)16時  広島 ビッグアーチ
11 5/6(日)16時  浦和  埼玉
N4 5/9(水)19時  清水  駒場
12 5/13(日)15時 神戸 ウィング
13 5/19(土)16時 横浜F  駒場
N5 5/23(水)19時 清水  日本平
14 5/27(日)15時 川崎  等々力
15 6/9(土)13時  柏   柏の葉
16 6/16(土)19時 新潟  駒場
N6 6/20(水)19時 磐田  ヤマハ
17 6/24(日)15時 横浜M  駒場
18 6/30(土)16時 大阪  駒場

Nはナビ杯。

大宮は、柏の葉って、初めてじゃないかな。神戸ウィングはどうだったか。

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エラゴン

ファンタジー映画はほとんど興味がないが、敬愛する(^^;ロバート・カーライルさんが出演してるというんで、行くかどうか迷ってた。すぐ打ち切りだろうと思ってたが、案外長いことやってるんで、意外に面白いのかな、と思ったのと、安く行けそうだったんで、見に行っちゃった。

ヒドイ映画(^^;。
ストーリーが、ぐちゃぐちゃな上に甘っちょろくて、説得力ゼロ。登場人物がアホに見えてしょうがない。きれいな風景はやたらと映るけれども、ファンタジーを感じさせる異境の風景というよりは、単なる観光PR映画のような映像(ハンガリーあたりでロケしたらしい)。ドラゴンがびゅんびゅん飛び回るなど、SFX映像は多いが、とりたてて目新しさはない。

カーライルさんは、いかにもな役どころ。悪い魔術師で、最初は強そうに見えたが、実は大したことない。そのあたりも、いかにも、らしい(^^;。らし過ぎて、演技派が、こんな楽な仕事でいいのか?、と思わないではないが、ファンとして、見ていて楽しめたのは確か。だから、映画そのものがいくらスカでも、なにがしかの満足感はあったから、いいんだけっども、さすがに1800円払って見に行ってたら、怒ったかも知れん(^^;。まあ、ある程度、それが予想出来てたから、安く行ける方法をいろいろ考えたんだけど。

ストーリーは、微妙に「スターウォーズ」の1作目(パート4)を思わせた気がする。所詮、「スターウォーズ」も、おハナシはその程度の代物なんだよな。ただ、あれにはあの時点では映像の新しさがあったからなあ。

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感想「水滸伝」1〜3

「水滸伝」1〜3 北方謙三 集英社文庫
北方謙三の「水滸伝」。全19巻の刊行が昨年始まって、出る都度読んでたけど、感想を書きそびれていた。いまさら1巻毎に書いても、という気がするので、2006年中に出た3冊という区切りで、メモ的に書いていた感想をまとめておくことにする。

「水滸伝」は「三国志」と違って、原典や翻案物を全く読んでいないので、梁山泊に豪傑が集まって、時の政府と戦う話、という程度しか、予備知識がない。その分、馴染みにくいか、より新鮮な気分で読めるか、どっちかだろうと思ったが、ここまでの所、どっちかというと後者。
これだけ多数の登場人物を「正義」の側に集めて来ると、さすがに一人一人のエピソードが似通って来るし、それぞれの描写に割けるページ数も限られているから、みんなが同じ方向を向いているということもあって、人物像も似たり寄ったりに見えて、なかなか特定の人物への親しみがわかない。
1巻のあとがきは北上次郎が書いていて、文章の性格上、当然、この作品を賞讃しているわけだけど、その賛辞は多分に、「水滸伝」の原典や翻案物に親しんだ経験に裏打ちされたもののように感じられた。それがこの作品を評価するひとつの切り口になるのは当然だけど、それは自分にはないな、と思う。
人物像が似たり寄ったりに見えるという点については、それが影響して、3巻目で早くも、マンネリ感を覚えてもいる。この先、16巻もあるのに。
ただ、敵役である青蓮寺の存在感が増して行けば、新たな面白さが生まれて来るんじゃないか、という気はする。立場を異にする彼らは、梁山泊の面々と似たようなキャラに見えてくることはないはずだし、話の展開も、今までとはかなり違ってくるはず。時代を逆方向から見る視点が導入されれば、やや一本調子な流れも、だいぶ変ってくると思う。今の所は、まだ青蓮寺という名前だけが先行している感じがあるが、3巻あたりで、ぼちぼち立ち上がって来た気配があるから、ようやくこれから、本格的に面白みが出て来るのかもしれない。
(1巻2006.11.22、2巻2006.12.9、3巻2006.12.26読了)

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感想「あの頃こんな球場があった」

「あの頃こんな球場があった」 佐野正幸 草思社
今は消滅したプロ野球の球場について、70年代から阪急・近鉄の応援団をやっていた人が、思い出話を交えながら書いたもの。近年、この手の本は多いけれども、いろんな球場が網羅されていることと、著者自身の実体験が生々しい所が読みどころかなと思う。横浜平和球場とか、日生球場とか、あんまり他で取り上げられているのを見ないし。
自分自身が、あちこちの球場に通い始めたのが90年代以降なので、現時点でのそういう実体験は川崎と後楽園しかないけれども(後楽園は子供の頃だったので、実際はほとんど覚えてない)、この先、そういう寂しい記憶が溜っていくのかな。
(2006.11.26読了)

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感想「壜の中の手記」

「壜の中の手記」 ジェラルド・カーシュ 角川文庫
短篇集。カーシュは、短篇2つ3つは読んだことがあるが、そこから予想していたものと本書の内容に、大きなずれはなかった。作品ごとの作風の変化は、あんまりない作家のように思える。
奇想作家ということで、当然サキやコリアを思い出すけど、彼らに較べると、書こうとしているもの自体は案外普通のお話なのかも、と思わないでもない。奇想よりも語り口の方に重みがあるように思えた。結構長めの作品が収録されているので、特にそういう印象になったのかも。
で、話自体は結構面白いが、長めで語りが入ってる分だけ、時代の古さが感じられ、切れ味も鈍いかな、という気はする。古い雑誌で1篇2篇と読んでいる方が楽しい作家かも知れない。
巻頭の「豚の島の女王」が、一番良かったように思う。他の作品にはあまり感じられないせつなげな後味が、印象に残った。
(2006.12.25読了)

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感想「ダークライン」

「ダークライン」 ジョー・R・ランズデール ハヤカワミステリ文庫
出だし「ボトムズ」みたいな雰囲気があり、結構しんどい小説かもしれんと思いながら読み始めたが、あれよりはソフトだった。時代が下って、深南部だけに、さまざまな差別や偏見が根強く残ってはいるが、それを否定しようという流れも生まれ始めている、というところかな。
「ボトムズ」ではヒーロー的な人物の不在が目立ったが、本書はそういう雰囲気の柔らかさの中で、登場人物がそれほど過酷な環境下に晒されないこともあり、少なくとも「いいもん」の人間に関しては、善性を肯定的に描いていこうという姿勢が強いように感じる。
もっとも、そうは言っても、全ての人に善と悪がある、という方向へは行かない。絶対的な悪は居る。そこの所はランズデールの小説に一貫している感じ。

ミステリとしては、プロットはかなりとりとめなく進むし、山場はあっても、最後までそのペースはあまり変わらないまま。悪い出来ではないけど、積極的に賞賛したいというほどでもないかな。でも、一人の少年が、ひと夏の経験をくぐり抜け、成長していく姿を描いた成長小説としては、読ませる作品と思う。エンディングはとても印象的。

それにしても偏見や差別という点で、むしろ退行が進んでいるんではと思える(何しろ政府がそれを推進してるような有様だからな)昨今の日本では、こういう本を子供に読ませた方がいいのかも知れないね。教育基本法がああいうことになって、この先、もはや、そういう面の教育を、学校に期待は出来んだろうし。
(2006.12.16読了)

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感想「夜に消える」

「夜に消える」 ハワード・ブラウン ハヤカワポケミス
ハワード・ブラウン(ジョン・エヴァンズ)の非ポールパインものサスペンス。
妻が奇妙な状況で失踪したやり手の広告マンが、自分の力で妻を探し出そうとする。主人公は広告代理店の重役という自分の地位を利用して、調査を進めていくが、彼の、自分は特別といわんばかりの意識が、結構鼻持ちならなかったりもする。もっとも、こういうのでありがちな、事件をきっかけに自分を見つめ直す的なクサイ展開になっていかないのは、それはそれで清々しさがあるけれど。
他にも色々と「人間ドラマ」を展開出来そうな要素には事欠かないが、著者はそういうのはほったらかして、もっぱら純粋なサスペンスとして小説を進めていく。長さの制約とかもあったのかも知れないが。
その分、当然、サスペンスとしてのプロットはきっちり構成されていて、完成度が高い。冒頭の謎めいた出来事も、きれいに謎が解き明されていく。ポール・パインものの印象を含め、この作家の技術は一流だと思う。この後、テレビのシナリオの方に転身したそうだけど、プロット作りの巧さを見ると、それは天職だったんじゃないだろうか。
(2006.11.26読了)

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国立競技場のレインボーマン

ファミリー劇場で放送してた「レインボーマン」の最終回をたまたま見たら、いきなり見覚えのある聖火台がアップで映って、引いた映像になったら、そこは国立競技場だった。センターサークルの中央にハリツケ台が立てられて、レインボーマンがハリツケになっているという場面。メインスタンドからは、死ね死ね団が処刑しようとライフルで狙っていて、背後に仁王の絵も見えていた。途中では、明らかに明治公園と分かるカットもある。あんまり変ってないんだな、と思った。まあ、映った範囲では、ということだけど。遠景では神宮球場の照明灯かな?、という影も見えたが、ぼんやりしていて、はっきりとは分からなかった。

ちなみに、最終回の前の回は見ていないが、展開的には、そっちにも国立競技場が映っていても、不思議ではないかも。

レインボーマンは、理由は覚えてないけど、本放送の時は途中から見なくなっちまったし、最終回って、今まで見たことがなかった。こういう映像があったとは、知らなかった。もっとも、本放送当時に見ても、そこがどこだか、全く分からんかっただろうけどね。本放送は73年頃。その頃の国立競技場の映像って、結構貴重だったりするかな? スポーツ中継の映像が残ってたりするから、そうでもないかな? 

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トップリーグ第13節 東芝対三洋電機

2007.1.14 14時 秩父宮 晴

 東芝ブレイブルーパス 66-30 三洋電機ワイルドナイツ

秩父宮の第2試合。国立の大学サッカー決勝と迷ったんだけど、先週も秩父宮を早退したから、2週続けて早退ってのももったいない気がして。あと、サッカーは延長もありうるものな、と思ったからね…。

前半は東芝が酷い出来。連携ボロボロ、パスミス多発、スカスカ抜かれる。それでも前半終って、26対20で勝ってたが何か起きそうな雰囲気は充分あった。三洋はアグレッシブだったし、連携もしっかりしてた。その上、トニー・ブラウンが難しいPGをぱかぱか決めて、力づくでトライを積み重ねる東芝に、よく追いすがっていたからなあ。後半10分に東芝の気の抜けた横パスをカットして、トライとゴールで30対33にした場面が最高潮だった…その2分後から東芝のトライショーが始まってしまったが(^_^;)。

立て続けに2トライを許すと、三洋はついに気力が尽きたようで、以降はなすすべなく、やられまくった。後半30分で66対30。力の差は明らかで(むしろ、あそこまでよく頑張ったよ)、奇跡の逆転なんてとても望めそうもなかったので、もういいやと思って、撤退して国立へ向った…まさか国立でも試合がぶっ壊れていようとは (^_^;)。ちなみに5点目と6点目は見た。巻のゴールでなかったのは残念(^_^;)。

ちなみに、東芝対三洋のスコアは、結局、最終的にも66対30だったらしい。切り上げ時だったということかな。

東芝は隙があり過ぎる試合っぷりだったが、気抜けしてたんだろうか。こんなんで、サントリーとの再戦に勝てるのかな。まあ、サントリーも昨日はスコア上はサニックスに大勝してたけど、内容がどうだったのかは知らないし、そもそも、再戦があるかどうかも分からないけども。ただ、今日の2試合を見た限りじゃあ、プレーオフの準決勝で、トヨタが東芝に勝てるようには思えないんだよなあ。

  20070114titi2

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トップリーグ第13節 NEC対トヨタ

2007.1.14 12時 秩父宮 晴

 NECグリーンロケッツ 15-19 トヨタ自動車ヴェルブリッツ

駒沢の残留を賭けての戦いってのにも、結構魅力は感じてたんだけど、あれやこれやを考えて、結局、今日は秩父宮へ。その1試合目。

開始早々トヨタがトライで先制。きれいに展開する華々しい試合運びだったんで、ここから優勢に試合を進めるかと思いきや、NECの堅いディフェンスを最後の所でどうしても崩しきれない上に、密集ではNECが優勢。それでもNECがキックミスやノックオンを繰返して流れをつかめないもんで、トヨタは廣瀬のPGで加点して、8対0でリードしたまま折り返した。ただし、廣瀬は今日は結構外してて、あんまり調子は良くなさそうだった。
後半頭に、廣瀬がもひとつPGを決めて、トヨタは11対0まで点差を広げたが、そこから立て直したNECが反攻。PGの後、トライを連取して11対15とひっくり返した。今度はトヨタが反撃したが、展開は華やかでも、攻め切れないのは相変わらずで、廣瀬のPGで3点返すにとどまるかと思ったんだが、36分に遠藤が右隅ギリギリに、とうとうトライを決めて再逆転。
ロスタイム、トヨタがこのまま逃げ切りかと思ったが、ハーフウェイ付近でノックオン。そこからNECが一気にトヨタゴール直前まで攻め込み、トヨタが必死で耐える状況になった。ここで点差が4だったことが効いた。NECはトライを狙うしかなく、際どい所まで攻め込みながら、最後はオフサイドを犯してトヨタボールになりノーサイド。
最後まで勝敗が分からない熱戦だった。点の動きだけでなく、内容的にも高いレベルで拮抗していて、見応えがあった。

  20070114titi1

  20070114hirose

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ラッキーナンバー7

映画を見に行くかということになり、内容は全然知らんかったのだけど、俳優の顔触れと、タイトルがなんか「オーシャンズ11」みたいだな、そういう映画なら、まあいっか、と思って行った映画(でも、ちなみに「オーシャンズ11」は見てない。「オーシャンと11人の仲間」も未見)。

でも、全然、そういう映画じゃなかった。しかも、「ラッキーナンバー7」というのが、多分、そもそも偽り。原題はLUCKY NUMBER SLEVINで、微妙にセブンイレブンみたいではあるけど、7とは全然関係ない(字幕にうまく出なかっただけで、実際はそういう部分があったのかも知れないけど。そういやあ、最初の方に出て来た馬の番号が7だったかな? でも、少なくとも内容的に主要な部分ではない)。俺みたいな、いい加減な人間を映画館に引き込むために、確信犯的に考えられたタイトルのような気がする。

ただ、映画そのものは非常に面白かった。内容は、コミカルな犯罪物みたいなもんではなく(コミカルな部分も一部にはあるが、単なる味付け)、巧妙に組立てられたトリッキーなサスペンス。冒頭にショッキングな殺人シーンが続いた後(残虐なわけではないが、間の取り方が巧い)、謎めいた状況が進んで行き、終盤にかけて謎が一気に解けて行く。最初から最後まで、よく作り込まれていた。映像も、スタイリッシュで格好がいい。
ドラマ的にも、「やるな」と思った後のひっくり返しが、少し甘いんじゃないかなと思ったが、見ていくうちに、それがストーリーの中のある部分と呼応して、意味を持って来ることが分かって、もう一つ盛り上がり、やられたと思った。

細かく書いてしまうと、ネタが割れてしまいかねないから、曖昧に書いてるんだけど、これじゃあ気分は伝わらないだろうなあ。とにかくえらく面白かったし、ある種の感動もあって、入場料を払って映画館へ見に行くだけの値打ちのある映画だった。タイトルに騙されて、見に行って良かった。ここは映画会社の戦略を讃えたい (^^;。

ベン・キングズレーが出てたが、彼は今は「Sir」なのか。映画で悪役ばっかやってるイメージと結びつかない。まあ、昔は、ガンジーとかやってたけど。あと、ブルース・ウィルスが良かった。ルーシー・リューは怪演、かな?(^^;。主演のジョシュ・ハートネットは、ついつい、ジョシュ・バーネットと読んでしまう…。

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全国高校選手権決勝盛岡商対作陽

2007.1.8(月) 14時5分 国立

 盛岡商 2(0−0)1 作陽
      (2−1)

秩父宮の第2試合はパスして国立へ。第2試合は神戸製鋼対NECで、どっちも見慣れたチームだし(もっとも、今年のチームは見てないが)、それよりは高校選手権の決勝を見るかと。

でも前半はちょいと後悔した(^_^;)。観客が多過ぎてせまっくるしいし、試合もいまひとつ。地味なチーム同士の対戦なのは分かってたし、世の中の期待に反して、いいカードになったなと思ってはいたんだけど、あまりにも見所がなくて、あったかかったこともあって、寝ちまいそうになった。
それでも前半、作陽が2回くらい決定機を作って試合を優勢に進めてるように見えたから、後半にカウンターから作陽が先制すると、このまま行くのかなと思った。でも、先制されたことで盛岡商が攻撃的になって、試合の流れが変わった気がする。盛岡商は前線が積極的に仕掛けて、20分頃に、DFとの競合いでPKを得るも、これは失敗。しかしその後も攻め続け、26分にPKを外した林が今度は決めて同点。さらに終盤、左サイドから成田?が個人技で持ち込んで中へ折り返し、千葉がきれいに決めて逆転し、そのまま盛岡商が優勝を決めた。

後半は結構見所があったし、秩父宮から転戦して良かったかなと(^_^;)。とはいえ、全体として派手な場面の少ない、地味な試合だったとは思うけどね。

しかし主審が家本だったのには驚いた。今日は試合が壊れなくて良かった(-_-;)。家本が本当に復帰に値する審判になったのかどうか、今日の試合だけでは判断はつかないな。

  20070108kkrt

  20070108kick

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トップリーグ第12節 日本IBM対クボタ

2007.1.8 14時 秩父宮 晴

 日本IBMビッグブルー 27-27 クボタスピアーズ

秩父宮でのスワローズのファンクラブ割引をようやく使えた(^_^;)。味スタに較べると、やっぱ秩父宮の方が全然見易いなあ。天気も良くてあったかかったし、一昨日とはえらい違い。

試合前、両チームがどういう順位にいるのか全く知らなかった。まあ、どっちかといえばクボタの方が強いんだろうなと思ってたが、前半は完全にIBMの試合。綺麗にボールが回る展開からモリティカに繋げる形で2 トライを挙げ、12対0で折り返した。クボタはなんかちぐはぐで、個人の力では上回ってるように見えるし、ラインアウトも安定してるのに、肝心な所でファールを犯して勢いに乗れない。
しかしIBMも何度も好機を作る割には詰めが甘くて、決められそうな所で決められず、もたついてるうちに、後半に入ってクボタが流れを掴んだ。横に大きく揺さぶりながら、じわじわIBM陣内に押し込んで、トライを連取して12対14とひっくり返した。さらにPGを手堅く積み重ねて12対20。地力が出たってとこかなあ、と思ってたんだが。
しかしそこから、IBMが猛烈な反撃。速い展開でクボタを振り回し、27分にトライとゴールで1点差。32分にトライで再逆転。さらに36分にPGで27対20と突き放した。
ところがところが(^_^;)、ロスタイムにIBMが自ゴール前でクボタにボールを奪われ、一旦は押し戻したが、再度押し込まれて、とうとうトライ。クボタはゴールも決めて同点。これでノーサイド。

拮抗した試合になればいいな、くらいに思ってたが、ここまで盛り上がる試合になるとは(^_^;)。見に行った甲斐はあった。しかし、この引分けでIBMは自動降格圏に足を踏み入れちゃったらしい。痛い引分けだったんだなあ。

それはそうと、去年早稲田で見た高橋銀太郎はクボタに進んだんすね。知らなかった。今日は出番はなかったみたいだったけど。

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地球防衛軍

溜ってた録画を消化した。昨年11月頃、日本映画専門チャンネルから録ったもの。
東宝のおもだった特撮映画は、取りこぼしがいくつかあって、そのうちひとつがこれ。あとは「バラン」とか「世界大戦争」とか、その辺が残ってる。「バラン」は見たいんだがなあ。

最後の方は新兵器での戦闘場面でかなり華々しくなるけど、途中まではかなり地味。宇宙人の侵略ものだし、宇宙人がカラー映画を意識して(^^;、妙にカラフルな衣裳で出て来たり、彼らの重要な目的が美女の誘拐だったりする(^^;、間抜けさはあるけど、ベースは戦記ものという感じ。シリアスに宇宙人と戦争していて、現実的な恐怖感をそそる雰囲気もある。太平洋戦争の記憶がリアルだった時期に作られた映画だな、と思う。まあ、この時期の東宝特撮映画は、みんなそうだけど。
メッセージとしては、「ゴジラ」同様、原水爆による自滅的な戦争への警鐘ということになるんだろうが、今、こういう映画を作ると、そっちよりも侵略者と戦う防衛軍(一応、「地球」防衛軍なんだが、「日本」防衛軍と読み替えることはたやすい)の勇姿、みたいな方に焦点が当たって、むしろ逆のテーマに捉えられてしまいそうだ。それくらい、かつてと世の中の雰囲気が変わってしまってる、と思う。

それにしても、この時期の東宝特撮映画って、女優さんがきれいだよな(^^;。

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トップリーグ第12節 東芝対サントリー

2007.1.6 14時 味の素スタジアム 雨

 東芝ブレイブルーパス 12-10 サントリーサンゴリアス

トップリーグを見たのは、初めて。マイクロソフト杯や日本選手権は行っていたけど、リーグは、サッカーのシーズンにかぶる影響が大きくて、ここまで縁がなかった。
あと、味スタでラグビー見るのも初めて。そもそも、ラグビー観戦自体、今季は初めて。例によって勘を取戻す必要が(^_^;)。それにしても、雨は強いし、寒いし、しんどかった。

強い雨と寒気は試合にも多分に影響があった感じ。ハンドリングのミスやスリップがそこここで起きてた。前半は双方とも堅い試合運びをしてたように見えたけどミスを恐れていたかな。(今朝の新聞を見たら、手がかじかんで、うまくボールを扱えなかった、という趣旨の選手のコメントも載ってた)
前半半ば、東芝が自陣ゴール前から右サイドを一気に持ち上がって先制トライを決めたが、前半終了間際にサントリーがモールでの押合いから出たボールを小野沢が左隅ギリギリに決めて、5対5で折り返し。
後半は双方、前半よりも開いてつなぐ展開が増えて、だいぶ動きが激しくなった感じ。優勢に見えたのはサントリーの方で、横への展開が華やかだったし、モールでも東芝を押し込むことが多くて、確かに評判通り強いんだなと思った。で、後半序盤に逆転トライを決めたけど、ここでゴールを決められなかったのと、その後、PGを選択して突き放しに行った場面で、失敗したのが後で効いた。
終盤になって東芝が立て続けにゴール間際からモールで押し込み、サントリーは耐えに耐えたが、ついに東芝のトライが決まり、ゴールも決まって再逆転。そのまま東芝が12対10で逃げ切った。
内容的にはほぼ五分五分だったと思う。スコアも拮抗してるし、いい試合だったと言っていいとは思うんだけど、悪コンディションでなければ、試合もスタンドも、もう少し盛り上がったんじゃないかなあ、という気はする。

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ラインの引き方が結構強引だな(^^;。でも、国立でもこうだったかな。
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最近、サッカーでは入れてもらったことのない2階席からの眺め。
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全国高校選手権3回戦盛岡商対武南

2006.1.3(水) 12時10分 駒場スタジアム

 盛岡商 1(1−1)1 武南
      (0−0)
       4PK2

TV観戦。テレ玉の中継を録画しといて、後から見た。

武南優勢な試合展開だったけど、武南に昨日の滝二戦ほどの勢いはなかった感じ。盛岡商はかなりガツガツ来てて、前半で警告3枚と、危なっかしい雰囲気はあったものの、勢いでは負けてなかったかな。
それでも前半半ばに、苗代の見事なループシュートで武南が先制したから、このまま行くかな、と思ったが、前半終盤に盛岡商が、左サイドから粘ってつないで、最後は東館が武南守備陣の間をうまく抜けていくシュートを決めて同点。
以降、組立てでは勝ってた武南も、トップにうまくボールが入らなくなり、決定機を作れない。決定機の無さは盛岡商も同様で、結局同点のままPK戦。

PK戦は先攻の武南の2人目と3人目が立て続けに失敗。4人目は決めたが、盛岡商が4人連続で決めて勝ち抜けた。

武南は確かに、いまいち精彩を欠いていた。武南が3試合目、盛岡商は2試合目ということで、疲労度の違いが影響したかも知れない。それと、監督が懸念してたように、滝二を倒して、ほっとしちまった面もあったのかも。

それにしても、昨日の試合後、観戦に来てた観客が、これで武南の注目度が少しは上がるかな、とか、ぼやいてたくらいだったのに、一転して今日の中継では、「優勝候補の大本命」と来たもんだ(^^;。いい加減なもんだよなあ。次の試合では盛岡商が「優勝候補の大本命」になるのかねえ。

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全日本女子サッカー選手権決勝 岡山湯郷対TASAKI

元日はチケットが無くて、見に行けなかったんで、その日の深夜にG+で放送した、録画中継を録画しといて見た。2日の昼間はサッカー見に出かけたりしてたにもかかわらず、その日の夕方、結果を知らずに見れた。マイナースポーツって、いいよな。勝手にどっかから、結果が聞こえてきたりしないから。

まあ、チケットを何とか入手しようという努力もしなかったんだけども。元日の午前11時に国立ってのは、やっぱり辛いんで。

試合は2-0でTASAKIの勝ちで、順当な内容だし結果かな、という感じの試合だった。今季はTASAKIを全然見てないんで、どういうチームか分からなかったんだけど、柳田の穴も、去年までで辞めた何人かのベテラン選手の穴も、それほど目立っておらず、チームの完成度は維持されているようだった。まあ、眼の前で生で見ているわけじゃないから、その限りにおいては、だけど。あと、相手が湯郷ってのもあるだろうし。ベレーザや浦和が相手なら、状況はいくらか違ったかも知れない。

全体として、TASAKIが8割方押してる試合だったと思う。湯郷もチャンスが無かったわけではないけど(宮間のミドルがバーを叩いた惜しい場面もあった)、それを言えばTASAKIも、決まらなかった惜しい場面は山ほどあったし。直接的には、TASAKIのような強くて決定力があるFWが、湯郷には居ないということが、この差を作っているように思える。TASAKIの1点目の大谷の巧い突破とシュート(得点は鈴木だけど、あれは半分以上大谷の得点だろう)や、2点目の鈴木の力強さに匹敵するものを、今の湯郷は持ってないものな。
それと似たような話だけれども、今の湯郷を見ていると、数年前のレイナスに似ているような気がする。強力なGKと攻撃の中心になる強力な選手は居るけど、それをサポートする選手に物足りなさがある感じ。逆に言えば、そこをうまく強化していければ、強豪の一角に食い込むことも可能なのかも知れないとは思う。というか、今の女子サッカーには、そういう新しい強豪チームが必要だと思うんで、湯郷には、頑張って欲しいっす。

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全国高校選手権2回戦滝川二対武南

2006.1.2(火) 12時10分 埼玉スタジアム2002

 滝川二 1(0−0)3 武南
      (1−3)

今年の初生観戦。

武南は埼玉県大会の決勝で見ていて、確かに強いけど、少し前の全日本ユース決勝で見た滝川二には、ちょっとかなわんだろう、と思っていた。
でも今日は、出出しから武南ペース。というか滝二が、30日の暁星戦に較べても、明らかにペースが遅い。中盤での武南の速いチェックに対して、まるっきり受けに廻っていた。前半半ば、武南はCBが1人痛んで、10分くらい10人で戦っていたんだけども、その時間帯も滝二は勢いづかなかった。それでも、前半の終盤は、さすがにエンジンがかかったかな、と思わせる場面はあって、CKからの流れで決定的なシュートも1本入ったんだけど、武南のCB(痛んで10分欠けていた幸田だと思う)がゴール内からヘッドでクリアして先制が成らない。武南も、押してはいるものの、決定的なシュートまではなかなか持って行けず、決定的な場面ではシュートをミスったりして、得点を上げられない。結局、0-0で折り返し。

後半立上がりは前半終盤の流れが続いて、滝二が押し気味の試合展開になってたが、そこで武南がカウンターから先制。これで武南が流れを少し押し戻し、後半半ばには、武南・苗代の直接FKを、ゴール前でのバウンドや突っ込んで来るFWに気を取られた滝二のGKが押えられず、そのままゴールで2-0。
それでも後半38分に、CKからの混戦から、ついに滝二が押し込んで2-1としたけども、直後に武南が突き放す追加点。3-1で武南が勝利。

滝二の序盤のスローペースはなんだったのかなあ。意図的なペース配分で、後半ラッシュするつもりだったんだとしたら、作戦ミスだけどねえ。
武南は、県大会決勝では悪コンディションだったので、普通の状態ではどの程度の試合が出来るのかはわかんないけれども、と思ってはいたけど、ここまでやるとは思わなかった。守備は手堅いし、よくボールは廻るし、苗代・松永の2トップは笑いも取れるし(^^;、見ていて楽しめるチームだった。

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全国高校選手権1回戦高志対大津

2006.12.31(日) 14時10分 駒場スタジアム

 高志 0(0−1)5 大津
     (0−4)

新潟県代表・高志が、どうにか見に行けそうな時間と場所で試合だったもんで行ったが、高志が一方的にやられまくる試合だった(^_^;)。
開始5分で失点した時にはどうなることかと思ったが、その後はなんとか持ち堪えて前半は0対1で折り返した。しかし後半も立上がりに中途半端なクリアから失点し、後半半ば以降、坂道を転がり落ちるように失点を重ね、最終的には0対5。
攻めてもほぼノーチャンス。大津ゴール前を脅かしたのは、80分で1回だけだったと思うし、それも、あんまり可能性があったとも言い難かったし。
大津との力の差を思い知らされましたわ(^_^;)。まあ、新潟県内でもそれほど強豪ではない高校が、たまたま出て来たという感じだったみたいだし、仕方ないんだろうなあ。大津はスピードがあって、展開も華やかで、いかにも強豪という印象を受けるサッカーだったものなあ。

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全国高校選手権1回戦中京大中京対広島皆実

2006.12.31(日) 12時10分 駒場スタジアム

 中京大中京 0(0−0)0 広島皆実
        (0−0)
         2PK4

第2試合が目当で駒場へ行ったが、着いたらまだ第1試合のハーフタイムで、それがこの試合。
後半が始まった所でスコアボードを見ると、中京が10人しか居なかった。退場者が出たらしい。それでも広島皆実と五分くらいで戦ってたから(後半序盤は押され気味だったが、終盤にかけては形をきれいに作って、むしろ押し込んでたと思う)、本来は結構強いチームなんだろうけど、この状況ではさすがに厳しく、スコアレスでPK戦。中京は3人目が外し、4人目がGKに止められた一方、広島皆実が全員成功で勝ち抜けた。

伊藤翔目当てで来た観客が多かったみたいだったが、後半を見る限り、彼に見せ場はほとんどなかったなあ。自チームが1人少ない状況で、厳しくマークされて前線で孤立していたから、仕方ない面はあるけど、ボールが入って、ここを決めれば伝説になるかも、という場面もなかったわけではなかった。悔しい結果だったろうな。

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