感想「あの頃こんな球場があった」
「あの頃こんな球場があった」 佐野正幸 草思社
今は消滅したプロ野球の球場について、70年代から阪急・近鉄の応援団をやっていた人が、思い出話を交えながら書いたもの。近年、この手の本は多いけれども、いろんな球場が網羅されていることと、著者自身の実体験が生々しい所が読みどころかなと思う。横浜平和球場とか、日生球場とか、あんまり他で取り上げられているのを見ないし。
自分自身が、あちこちの球場に通い始めたのが90年代以降なので、現時点でのそういう実体験は川崎と後楽園しかないけれども(後楽園は子供の頃だったので、実際はほとんど覚えてない)、この先、そういう寂しい記憶が溜っていくのかな。
(2006.11.26読了)
| 固定リンク
「小説以外の本」カテゴリの記事
- 感想「バッタを倒しにアフリカへ」(2023.10.09)
- 感想「図像観光」(2023.06.07)
- 感想「大東亜共栄圏のクールジャパン」(2023.04.27)
- 感想「言語多様性の継承は可能か」(2022.12.31)
- 感想「正岡子規ベースボール文集」(2022.12.02)
コメント