地球防衛軍
溜ってた録画を消化した。昨年11月頃、日本映画専門チャンネルから録ったもの。
東宝のおもだった特撮映画は、取りこぼしがいくつかあって、そのうちひとつがこれ。あとは「バラン」とか「世界大戦争」とか、その辺が残ってる。「バラン」は見たいんだがなあ。
最後の方は新兵器での戦闘場面でかなり華々しくなるけど、途中まではかなり地味。宇宙人の侵略ものだし、宇宙人がカラー映画を意識して(^^;、妙にカラフルな衣裳で出て来たり、彼らの重要な目的が美女の誘拐だったりする(^^;、間抜けさはあるけど、ベースは戦記ものという感じ。シリアスに宇宙人と戦争していて、現実的な恐怖感をそそる雰囲気もある。太平洋戦争の記憶がリアルだった時期に作られた映画だな、と思う。まあ、この時期の東宝特撮映画は、みんなそうだけど。
メッセージとしては、「ゴジラ」同様、原水爆による自滅的な戦争への警鐘ということになるんだろうが、今、こういう映画を作ると、そっちよりも侵略者と戦う防衛軍(一応、「地球」防衛軍なんだが、「日本」防衛軍と読み替えることはたやすい)の勇姿、みたいな方に焦点が当たって、むしろ逆のテーマに捉えられてしまいそうだ。それくらい、かつてと世の中の雰囲気が変わってしまってる、と思う。
それにしても、この時期の東宝特撮映画って、女優さんがきれいだよな(^^;。
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