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日本選手権決勝 東芝対トヨタ

2007.2.25 14時 秩父宮 晴

 東芝ブレイブルーパス 19-10 トヨタ自動車ヴェルブリッツ

先手を取ったのはトヨタで、アイイが6分にPG(ただし、その前に一つ外していた)。でも即座に東芝が2トライでひっくり返す。縦に突破する力強さもパスで展開するスピードも、やっぱり東芝が一枚上手。やっぱり東芝の優位は動かないな、という感じだった。ただ、トヨタもよく粘ったけどね。FW戦ではほぼ互角で、押し込まれてもよく持ち堪えたし、かなりよく攻めてもいた。東芝の堅守に遭って、あと一歩が届かなかったけど。前半12対3で折り返し。

後半、風上に立った影響かトヨタに勢いが出て来た。東芝は連携に乱れが目立って、追加点がなかなか奪えず、相手を圧倒する展開に持ち込めないし、攻め込まれる場面も目立った。それでも東芝は、堅守で凌ぎ続けたが、トヨタが11分にゴール前で粘った末に、遂に赤沼がトライを決める。これで12対10の2点差。そして22分、アイイが長めだがほぼ正面からのPGを蹴る…外れる (^_^;)。
ここから、双方が故障で先発から外した切り札を切ってきた。東芝はラインアウトからドライビングモールの局面でバツベイ投入。しかしトヨタは耐えたねえ。東芝に追加点を許さない。一方、トヨタは廣瀬を投入。2点差なら廣瀬のPG一発で逆転という計算だったと思う。しかしそのチャンスがないまま、試合は終盤へ。38分に、東芝の素早い連携から立川が裏へ抜け出しトライ。ゴールも決まって19対10。試合を決めた一撃だった。

順当な結果だっただろうけど、トヨタが予想以上によく食い下がったと思う。東芝の出来がベストでなかったこともあって(それともトヨタの気迫が、東芝のミスを呼んだものかも知れない)、結構きわどい試合だった。トヨタはアイイのPGがさっぱり決まらなかったのが痛かったな。故障で先発から外れた廣瀬が、最初から出ていればどうだったか。もっとも廣瀬では、アイイほど走り廻って展開することは難しかったかも知れないけど。
それにしても、1月から見てたが、東芝は強かったな。ラグビーは波乱が起きにくい競技とはいっても、ここまできっちり勝ち切るのは、やっぱりそれだけの力があってのことだろうし。実際、強過ぎてつまらんというのはともかく(^^;、見てて面白い試合をしてたと思うし。2冠に値すると思う。

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感想「喪失」

「喪失」 カーリン・アルヴテーゲン 小学館文庫
古本屋で見掛けて、知人がこの作家のことを褒めていたのを覚えていたので、読んでみた。スウェーデンの女性作家のサスペンス。

親の精神的な虐待に耐えかねて、家出してホームレスになった女性が、猟奇的な連続殺人の犯人に仕立て上げられて、逃亡・反撃する話。筋立てはかなりドロドロだけど、案外、それを感じさせないのは、凄惨な事件現場そのものは描かれていないことと、追いつめられながらも最後の一線で人間らしさを保つ、主人公の気持ちの在り方が描かれているからじゃないか。とことんまでは追いつめられていない甘さ、といえば、そうなんだけど、そういう所に、スウェーデンの社会そのものの、基本的な物心両面の豊かさが投影しているのかも知れない、ということを考えた。
主人公が、全てを諦めかけちゃった所から、ひとつのきっかけを経て、再生して行こうとする過程がよく描かれていて、その辺も爽やかさを感じる理由だと思う。
プロットもいい着眼。調査の肝心な所は全てインターネットというあたりは、やや安直とは思うが、近頃は、かなりの割合の小説が、多かれ少なかれそうだからなあ。それを除けば、最後まで手を抜かずにまとめているし、好感の持てる小説だった。

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20世紀美術探検

1週間前に行った。国立新美術館へ行って、外観だけ眺めて帰るつもりが、案外、込んでなさそうなので、同行者が中に入りたいと言って、結局、2つやってる開館記念展のうち、入場料が安い方(^^;に入ったもの。まあ、こっちの方が趣味だったというのもあって。

ただ、あんまりぱっとしなかった感じ。
印象が強かったのは、第3インターナショナルへのモニュメントとかなんとかいう、ソ連の芸術家が構想して、結局作られなかった巨大なタワーを、実際に作られた物として、CG合成で実際の風景に入れ込んで作った映像作品。でも、これって、怪獣映画で秘密基地とかを実景に入れ込んでるのと、どれだけ違うのかな(何も違わないんでは)という気はしてしまったけど。タワー自体の形状の芸術性ってのはあるにしても。
その他に印象に残ったものが何かあったかというと、あんまり。まあ、現代アートつっても、いろいろあるし、あんまりこっちの気分に合うものなかった、というところなんだろう。あと、思いつきで日用品を並べてみただけ、みたいに見えるものとか、その辺の街中のインテリアみたいなのとか、そういうのをわざわざ展覧会で見ることに、どれだけ意味があるんだろうな、という気持ちは日頃から持っていて、その尺度に照らすと、これってどうなんだろうなと思ってしまうタイプのものが、結構多かったと思う。

それとは別に、展示の仕方にも、いろいろと疑問があった。作品の表示の仕方が非常にいい加減で、何が展示物なのか、容易に認識出来ない場所が結構あった。なにせ現代アートだから、一見したところでは、何がアートなのか、分からない物もあったりするわけで。展示室の装飾かと思ったら、展示だったり、展示かと思ったら、ただの看板だったり(^^;。それが狙いなら、それはそれでいいんだけど、どうもそうではなくて、ただの不親切・配慮不足と思われ、その辺がどうにも納得出来なかった。

この美術館の建物自体、あんまり趣味がいいとは思えない。外側に張り巡らされたガラス板は足場みたいに見えて不細工だと思ったし、中のレイアウトも、あんまり気が利いてない。わざわざ新しく作ったにしては、かなりお粗末という印象を受けた。

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感想「ポロポロ」

「ポロポロ」 田中小実昌 河出文庫
田中小実昌の文章は随分読んでいるけど、小説は初めて。

帯には宗教/戦争小説集と書いてあるが、そういう感じじゃないなあ。とりとめなく文章を書き連ねているという感じで、それは収録されている作品の一つでくどいくらいに言っている、物語になることを拒否しているからなんだろうが、ということは必然的にこれは「小説」じゃないよな、と思う。実際、今まで読んだことがある、この人のエッセイ(雑文?)と、この本に収められた文章は、あんまり違いがないように見える。創作と現実の違いはあるのかも知れないが、どこがその境目なのかも分からないような書き方を作者はしているし。違いは、題材が、ミステリとかバスに乗ることとかじゃなく、中国で兵隊になってた頃のことだというくらいなんじゃないのかな。

もちろん、その違いが大きい、という考え方もあるだろうし、書かれている内容の深刻さを考えれば確かにそうも見えるんだけど、著者はそのように受け取られることを拒否しているように感じる。書いていることはこないだの戦争の末期の、日本軍の悲惨なブザマさに他ならないけれど、それを告発しようというわけでなく、ましてや美化しようというわけでもなく、いつもの雑文同様に、記憶にあることを淡々と綴っているだけ、という感じ。むしろ淡々と綴っていくことにこそ拘っているとも思え、そこに意味を見出していくべきなのかも知れない。

面白かったかといえば、そんなには。かなり(生理的に)汚くて疲れる話だが、これが現実だったとすれば、それで充分、日本がやったこないだの戦争が持っていた、どうしようもなく下らなくて、馬鹿馬鹿しい一面を、伝えたものではあるかなと思う。それが作者の意図する所かどうかは分からないけれど。

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日本選手権準決勝 東芝対ヤマハ

2007.2.18 14時 秩父宮 雨のち晴

 東芝ブレイブルーパス 47-10 ヤマハ発動機ジュビロ

ヤマハはリーグ戦で東芝とサントリーに勝ってるし、その割に下位に取りこぼして3位に終わってたりして、わけの分からんチームだから、ちょいと楽しみだなと思ってたんだけど(しかも東芝はバツベイが居らんし、もしや何か起きるのか?と思った)、「ジュビ〜ロ磐田」とかいう応援を聞いてしまうと、もう駄目 (^^;)。東芝、ぶっ潰してしまいなっ、てなもんで(^^;)。

んで、その通りにぶっ潰しちゃった(^^;)。東芝はヤマハに何もさせず、前半で28対0まで点差を広げ、ロスタイムにようやくヤマハがゴール手前まで攻め込んだが、持ち堪え、そのまま折り返し。
前半、あまりにもワンサイドな試合だったからか、後半の東芝は隙も見えて、攻められてる時間は結構長かったものの、ヤマハの得点をウィリアムスの右スミへのトライ2つに抑え込み、きっちり追加点を重ねて、47対10で完勝。

ヤマハは前半はともかく、後半は結構バランスがいい感じだったし、点差の割には最後まで切れずに試合をしてもいたので、確かに悪いチームではないなと思った。ただ最後はウィリアムス頼みかなあ、というところがあったのと、FW戦になったら東芝相手ではやっぱり押し切れなくて、まあしかたないなという感じ。リーグではどうやって勝ったんだろうか?
あとまあ、今日は東芝の出来も良かったと思う。後半は必要以上に華麗なパス回しをしてるような気もしたが(^^;)。薫田監督退任というんで、最後を飾ろうと盛り上がってるのかな。特に立川が切れまくってた印象。

東芝の決勝の相手は思いがけず?トヨタになったようで。マイクロソフト杯の時は、点差はともかく、内容には東芝が力通りにきっちり勝った試合だったと思ってるけど、今度はどうかなあ。東芝が強過ぎて、トヨタには厳しいような気はするけど、トヨタの今日の試合を見ていないからな。

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感想「コンピュータ・コネクション」

「コンピュータ・コネクション」 アルフレッド・ベスター サンリオSF文庫
かなり昔に買ったきり、ほったらかしていたのを読んだ。アルフレッド・ベスターは、近いうちに、「ゴーレム100乗」が出るようでもあるので。

あまりにもサイバーパンクを思わせる内容でびっくり。確か、サイバーパンク全盛期に、影響を与えた作家としてベスターの名前が挙がっているのを読んで、当時「虎よ、虎よ!」しか読んでいなくて、いまひとつピンと来なかったんだけれども、これを読んで納得。題材の取り方、アイディアの広げ方、登場人物の造型、文章の構成(文体と言いたいところだけど、翻訳で読んでいるから、さすがにそれは言えないかなと。ただ、翻訳を通しても、文章について、見えて来る部分はあるので)などなど、非常によく似ている。もちろん、サイバーパンクといっても、いろいろあるわけだけども、それこそウィリアム・ギブスンに、かなり近いものを感じるし、俺はギブスンが凄く好きだったわけで。
それはともかく、さまざまなSF的なギミックを手当たり次第ぶちこんで、スタイルと娯楽性を追求した、何でもありの豪快な小説で、非常に楽しめた。今思えば、サイバーパンクの面白さってのも、そういう所にあったのかも知れない。ベスターは、他も読んでみるかなあ。

しかし、「虎よ、虎よ!」は、少なくとも2回、通しで読んでいるのに、どういう小説だったのか、内容をサッパリ思い出せないんだよなあ…(^^;。

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トップリーグ入替戦

2007.2.12 秩父宮 晴

第1試合 12時

 日本IBMビッグブルー 29-29 近鉄ライナーズ

立上がりは、まあ五分五分かなと思ったけど、序盤の近鉄はミスが多くて流れを掴み損ねた印象。IBMはその間にきっちり点を積み重ねて、一時は16対0まで持って行った。近鉄は前半ロスタイムに1トライ返すのが精一杯。それも後半頭にIBMの速攻で即座に返されちゃったから、これで決まりかなと思ったが、近鉄はそこから粘った。出足が良くなりFWも押し勝てるようになり、ひっくり返して突き放し、後半30分で29対21。
しかしそこからIBMが巻き返し、PGで5点差に詰めると、ロスタイムに相手ゴール前でラインアウトからモールで力づくで押し込んで同点。そのまま終了。IBMが残留を決めた。

IBMを見たのは2回目だけど、前回もロスタイムで同点になって引分けだった。攻勢に出ている時は綺麗に展開するし、縦に抜けるスピードや、アイディアもあって、見ていて面白いチームだと思うんだけど、いまいち結果が伴わないのは、つまんないファールをしたり、決定的な場面でミスが出る、というあたりの問題かな。詰めが甘いという印象。それでも、今年見たチームの中では(大半が1-2試合しか見てないから、あくまでも一面しか見てないとは思うが)、怪しさも含めて(^^;、一番気を引かれたチームだった。
近鉄は、立上がり、上位リーグに居たチームのスピードや当りに、戸惑ってしまったのかな、という気がする。前半、もう一工夫あれば、という場面が結構多くて、多分、ウェストではあれで何とかなってたんだろうな、と感じたし、後半、自分たちのペースを取り戻して、優位に試合を運び始めたから、さらにその印象が強くなった。実力では、 IBMと大きな差はなかったんじゃないかと思う。それにしても、近鉄はなかなか戻って来れないねえ。

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第2試合 14時

 リコーブラックラムズ 43-24 ホンダヒート

リコーはPGで先制したのはいいが、立上がりからリコーの方が、かなり優勢に見えたし、それで少し気を緩めちゃったかも知れない。ホンダの速攻からトライを決められて逆転され、さらにスクラムでのミスから持ち込まれて前半15分で3対14。
とはいうものの、それでリコーの気合が入ったら、もうホンダは太刀打ち出来なかった。トライ2つで前半25分にはあっさりひっくり返し、あとはそのまま主導権を放さなかったリコーが完勝して、トップリーグ残留。

リコーを見たのは、2年前にやっぱり入替戦で豊田自動織機とやるのを見て以来だと思う。あの時は天気が悪くて寒かったこともあってか、客は少ないし、ひどく寂しい雰囲気だったけど、今日は全然違った。天気はいいし、あったかいし、賑やかだったし。まあ、2試合あった(4チーム分の観客が来た)ということもあったんだろう。
2年前のリコーは、もうちょっとゴツゴツしたチームだったような印象があるんだけど、今日は随分洗練されたラグビーをやってた気がする。パスを受けて、バックスが飛び出して行く形がきっちり出来ていて、その形でトライを量産していた。
ホンダは、統制の取れた応援団が華々しく応援を繰り広げていたけど、チームは力不足の感は否めなかったな。挙げた得点も、結局、リコーのミス絡みみたいなのが多くて、序盤、そこを抜け目なく突いて行けたのはモチベーションの高さがあったんだろうけど、リコーがペースを取り戻すと、無理だな、という雰囲気が濃厚になった。トップの11位とウェストの2位の対戦として、順当な結果だっただろうと思う。

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感想「ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう」

「ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう」 植草甚一 双葉文庫
ミステリにかかわる身辺雑記のような文章と、ミステリの書評と、ミステリの歴史について語った講演の採録の3本立て。初刊行は78年。古本屋で見つけて買ってみた。

植草甚一の本をまともに読むのは初めて。理由ははっきりしてて、ミステリを読み始めた初期に「EQ」で、この人の本の、かなり辛辣な書評を読んで、そうなのかなと思ってしまったから。その時に書評されていたのは、この本だったと思う。
実際に読んでみると、厳しい評が付くのは分かると思った。書いていることが、あまりにもとりとめがなくて、何を言いたいのか分からなかったり、結論がほったらかしになったり、という所が、至る所にある。ただ、この人は、本そのものは凄く読んでいて、他人が手を出さないようなものまでカバーしているし、よく消化して、考えられてもいるという印象を受ける。この人が書いているのは、評論ではなくて、ミステリを題材にした身辺雑記なんだと思えば、これはこれで、別に悪いわけじゃない。あまりにもとりとめないので、苛々する所もあるけれど、ある時代におけるミステリの状況を体感するという意味では、充分興味深い。まあ、後半みたいに、一応ミステリ論になってる所なんかは、さすがにもう少し何とかならんのか、とは思うけど。もっとも、これは講演の採録だから、しょうがない面もある。

本のセレクションなんかはとても気が利いてると思う。というか、趣味が合う(^^;。書評が収録されてるのが、マーガレット・ミラーにJ・P・マンシェットにシムノンにマクルーアだからなあ。書いている文章の切り口もいい。

この人は、基本的には、熱心なアマチュアという立場の人だったんじゃないかと思う。昔は、みんなそうだったんじゃないかな。そして、70年代くらいまでは、こういう人でもミステリの全体像を把握することが出来たけれども、それ以降、ミステリが拡散して巨大化してしまって、その反動で狭いジャンルに特化して先鋭化する集団も出現したことで、こういう人の存在が難しくなって来たんじゃないかと思う。「EQ」の書評が辛辣だったのも、そういうあたりにひとつの原因があったんじゃないか、という気がする。多分、昔の方が愉しかっただろうな、とも思うんだが。
(2007.2.8読了)

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NFLスーパーボウル コルツ対ベアーズ

例年、NFLはそんなに興味はないんだけど、今年はスーパーボウルが終わった後で、家族がプリンスのハーフタイムショウがあったことを知って、見たいらしかったので、日テレの月曜夜の放送を録画した。ついでに、せっかくなんで、試合も全部録画して見た。実を言えば、ずっと昔、何年か、NFLのプレーオフをそこそこ熱心に見ていたことはあって、当時、比較的ひいきにしてたのはコルツだった。インディアナポリスに少し縁があったりしたもんで(リューインの小説を気に入ってた、というのもあったが)。あと、ベアーズっていうと、昔の強豪というイメージで、懐かしい。冷蔵庫とかいう有名な選手が居たんじゃなかったっけか。

当然、結果は知った上で見てた。笑える試合という話も聞いてたが、第1Qなんか、確かに(^^;。ただ、かなりカットが入ってることが分かってきて、途中から、あんまり集中して見る意欲がなくなってきちゃった。それと、ここんとこ、ラグビーを見慣れた眼には、あまりにもブツブツ試合が切れ過ぎるように感じられた。まあ、以前も結局、そういうところが性に合わなくて、アメフトからは離れてしまったわけで。ただ、昔はラグビーも、細切れでつまらん、と思っていたんだけど、こっちの嗜好が変ったのか、ラグビーのスタイルが変化しているのか。

試合の印象は、この中継を見た限りでは、第1Qで、この後、コルツが流れを掴めるとは到底思えなかったのに、終わってみると、コルツの完勝という感じだったな。QBが第2Qから、よく立ち直ったね。悪天候に対応して来たということだったんだろうか。

ちなみに、プリンスのショウは、元々どれくらいの長さがあったのか分からんけど、この放送ではかなり短縮されていたようで残念。

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マイクロソフト杯決勝 東芝対サントリー

2007.2.4 14時 秩父宮 晴

 東芝ブレイブルーパス 14-13 サントリーサンゴリアス

東芝は序盤からサントリーにラインアウトを支配され、立上がりを失敗した感じ。もっともサントリーもラインアウト以外は、かなりメタメタ。向い風とはいえキックは飛ばないし、パスも回らない。ただ、東芝の縦への突破をよく抑え込んでいて、主導権は握っていたかな、と思う。んで、前半半ばに、栗原が攻めあぐむ東芝のパスをカットして持ち込み、先制のトライ。
それでも前半の終盤、東芝がようやく流れをつかんで押し込み、マクラウドのトライで追い付く。そのまま7対7で前半終了。
後半10分頃、サントリーがPGで再度勝越し。さらに20分頃、東芝のミスから決定的なチャンスを作る。東芝はバツベイが辛うじて凌いだけど、これがハイタックルでシンビン。しかもサントリーにゴール前まで攻め込まれてる状況。しかし東芝はこれを凌ぎ、バツベイが戻るまで持ち堪えた。
その後サントリーがPGで3点追加。6点差でロスタイム突入。ロスタイムは東芝が押して押しまくる展開から、とうとうバツベイがトライを決め、ゴールも決まって逆転。そこでノーサイド。

劇的な試合だったけど、内容的にはどうなのかな。拮抗したチームの対戦なんで、そうなってしまうという面はあるのかも知れないけど、双方ミスが多過ぎた気がする。特にサントリー。最終的には東芝の底力が上回った形と思うけど、ミスがもっと少なければ充分勝機はあったはず。あとは2度目のPGかなあ。6点差という中途半端なリードが、ああいう結末を生んだ気がする。あそこでトライを狙って攻め続けていれば、ああはならなかったのでは。
東芝は相変わらずポカはあったけど、ゴール前ではしぶとく守れたのが勝因だろうな。あと、序盤はメタメタだったラインアウトも、試合が進むにつれてそれなりに対応して行ったりとか、そういう柔軟さがあったと思う。その辺が経験の差というやつなんだろう。

ところで、えらくお客さんが入っていて(23067人)、10年ぶりの満員札止めだったらしい。スタンドで、こんなに観客が入ってるのを見たのは10年ぶりくらいだな、でもまあ、俺はそんなに来てないからな、と思ってたんだけど(^^;)。
ちなみに10年前に一杯になったという試合が、自分の記憶にある試合なのかどうかはよく分からない。チケットが見つかれば分かるんだろうけど、どこへやっちゃったか。神宮球場側の立ち見のサイドスタンドの隅に、なんとか潜り込んだのを覚えてる。
まあ、俺みたいな素人が見に行く気になるような試合をやれば、お客さんがやって来るということなのかも(^^;)。

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感想「逃亡日記」

「逃亡日記」 吾妻ひでお 日本文芸社
吾妻ひでおの日記3部作?(^^;の3冊目。ちなみに、3冊とも、判型も装丁も似通っているけど、全部違う出版社。「失踪日記」はイーストプレスで、「うつうつひでお日記」は角川書店で、これは日本文芸社。吾妻ひでお自ら、本の中で、「「失踪日記」の便乗本」「立ち読みして、買わなくていいです」と呼びかけている(^^;。まー、それでも買ってしまったわけだが(そういう記述が本文中にあるのに気付いた上で、買いました(^^;)。

マンガは冒頭と巻末のそれぞれ10ページ前後のがあるくらいで、あとは大半が、吾妻ひでおがこれまでやって来た、あれこれについてのインタビュー。いろいろと、興味深かったり、面白かったりするんだけど、あくまでもインタビューで創作でもマンガでもないので、読んだ誰もが面白いと思える本ではないだろうな。前2作 (^^;を読んでいる上で、過去の作品も一通り知ってるくらいでないと、全体を通して、面白いと思うのは難しいんじゃないかな。もっとも、アル中とホームレス体験について語っているあたりは、予備知識がなくても、実体験の重みに感銘を受ける部分があるかも知れないが。この辺はかなり生々しいものがある。
自分は、吾妻ひでおのマンガを読んでた時期がそこそこ長いし、結構変なものまで手を出してたから、思い出されることがいろいろあって、愉しめたけれども。ただ、この人はこの先、どこまでマンガ家としてやっていけるんだろうな、とも思った。
(2007.2.1読了)

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感想「アイランド」

「アイランド」 トマス・ペリー 文春文庫
原書は87年刊行で、邦訳は95年刊行。今は新刊では品切れらしい。何気なく、古本で入手したんだが…。

詐欺師の一味がカリブ海の真ん中に島国をでっち上げて、ひと儲けを企む話。それはそれで、かなり奇想天外で結構イカした話に思えるが、話はそこでは終わらない。そうやって作った島国に説得力を与えるために、色々な人間を呼び込んでいくうち、そこが彼らの共同体としての夢の「国」になっていく。その過程のひとつひとつが、おかしくて楽しい。
現代を舞台にする上で、リアリティを獲得するために、ある程度は血も流れるし、殺伐とした場面もあるが、本質的にはこれは、本当のことならいいのに、と思えるようなおとぎ話。心から楽しめた小説だった。出た当時に見落としてたのは悔しいけど、おかげで今、楽しめたわけではあるかな。本当に何気なく、それほど期待もせずに入手した本だっただけに、ここまで楽しめたというのは嬉しい。

トマス・ペリーは、先行して出た他の本の書評を読んで、合わないかもと思って、視野から外した作家だったのだけど、こうなってみると、他の作品も読んでみたい気がしてくる。あとがきを見る限りでは、本書が最高傑作なのかも知れないけれど、それでも気になるな。
それにしても、本を選ぶというのは難しい。
(2007.1.30読了)

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