感想「コンピュータ・コネクション」
「コンピュータ・コネクション」 アルフレッド・ベスター サンリオSF文庫
かなり昔に買ったきり、ほったらかしていたのを読んだ。アルフレッド・ベスターは、近いうちに、「ゴーレム100乗」が出るようでもあるので。
あまりにもサイバーパンクを思わせる内容でびっくり。確か、サイバーパンク全盛期に、影響を与えた作家としてベスターの名前が挙がっているのを読んで、当時「虎よ、虎よ!」しか読んでいなくて、いまひとつピンと来なかったんだけれども、これを読んで納得。題材の取り方、アイディアの広げ方、登場人物の造型、文章の構成(文体と言いたいところだけど、翻訳で読んでいるから、さすがにそれは言えないかなと。ただ、翻訳を通しても、文章について、見えて来る部分はあるので)などなど、非常によく似ている。もちろん、サイバーパンクといっても、いろいろあるわけだけども、それこそウィリアム・ギブスンに、かなり近いものを感じるし、俺はギブスンが凄く好きだったわけで。
それはともかく、さまざまなSF的なギミックを手当たり次第ぶちこんで、スタイルと娯楽性を追求した、何でもありの豪快な小説で、非常に楽しめた。今思えば、サイバーパンクの面白さってのも、そういう所にあったのかも知れない。ベスターは、他も読んでみるかなあ。
しかし、「虎よ、虎よ!」は、少なくとも2回、通しで読んでいるのに、どういう小説だったのか、内容をサッパリ思い出せないんだよなあ…(^^;。
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