感想「バンカーから死体が」
「バンカーから死体が」 小鷹信光・編 東京書籍
ゴルフミステリのアンソロジー。東京書籍のザ・スポーツノンフィクションの一冊。この叢書は結構気に入っていて、古本屋で見掛けると買ってる。半分くらいは持ってるんじゃないかな。ただ新刊で出てた頃は一冊も買ってなかった(^^;)。これも数年前に古本で入手したもの。
なお、本書は叢書では別巻扱い。なにせノンフィクションの叢書ですからね。
ゴルフミステリという縛りは、テーマ的にあまり広がりがないから、作品選定はやや難しいんじゃないんだろうかと思ったが、収録作はかなりの粒揃いという印象。時代的にも内容的にも、バラエティに富んでいるし、数合わせで入れたかな、と思うようなものもなく、どれも面白く読めた。それだけゴルフが、英米では古くから根付いたスポーツということなのかな。
中で一つ選ぶならジェイムズ・A・ノーブルの「ゴルフ狂殺人事件」かな。込み入ったプロットが、ゴルフと有機的に結び付いてるのがいいと思った。
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