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感想「水滸伝」6

「水滸伝」6 北方謙三 集英社文庫
ここまで度々名前だけが出ていた秦明が、ようやく登場。でも大物っぽい割には、出す必要があるので出した、程度の人物の置き方に見える。この人物にあんまり身が入らなかったんだろうか。そういえば最終章の王定六にも、そんな所がある。5巻で壮絶に盛り上げた後の虚脱感が北方にあるのかも。
結構、青蓮寺が強化されてきて、梁山泊に勝ち目がないように見えてきてるんだけど、まだ13巻もあるのに話は持つのかな。説得力のある筋運びで、梁山泊の形勢挽回をうまく描けるか。その辺が当面の興味の焦点になりそう。

あとがきは、ここまで北方の友達と思われる大物作家・評論家で書かれていたが、今回の吉田伸子は名前も知らなかった。中身を読んだら、北上次郎の手の者 (「本の雑誌」かな)らしいが、全く内容がなく、当たり障りのないことを書いた上で、面白いから読め、と言っているだけ。他の巻のも別に大して内容があるわけじゃないが、著名人と北方のつながりが見えるというあたりに、一応それなりに面白みがあった。今回はそれすらない。こんなあとがきなら、池上冬樹のような、むしろ害になるようなものもあるわけだし、あとがきなんて、付けない方がいいと思う。
(2007.4.3読了)

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