« 感想「水滸伝」6 | トップページ | 感想「荒涼の町」 »

感想「石川くん」

「石川くん」 枡野浩一 集英社文庫
著者は歌人で、石川啄木の短歌を現代語訳しつつ、その外道な生涯にツッコミを入れるというもの。でも、半分くらいは朝倉世界一のイラストかな。枡野浩一の解釈の中では、「じっと手を見る」の歌の解釈に感心した。確かに、という感じ(^^;。
かなり面白いが、裏表紙には「親孝行で清貧というイメージ」を覆す内容だと書かれているものの、石川啄木が外道な奴だというのは、近年、結構あちこちで取り上げられているので、そのイメージ自体、変っているんじゃないかな。
ちなみに、そういう本のひとつが、本書にも引用されている関川夏央+谷口ジローの「かの蒼空に」で、以前読んだっきり、埋もれさせていたのを探して読み直してみると、「石川くん」とうまくつながって来て、さらに面白かった感じ。
それにしても、初めて、ここまでまとめて石川啄木の歌を読んだが、これほどキレた歌が多いとは知らなかった(^^;。
(2007.4.28読了)

|

« 感想「水滸伝」6 | トップページ | 感想「荒涼の町」 »

「小説以外の本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/3787/14969280

この記事へのトラックバック一覧です: 感想「石川くん」:

« 感想「水滸伝」6 | トップページ | 感想「荒涼の町」 »