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感想「水滸伝」8

「水滸伝」8 北方謙三 集英社文庫
祝家荘での総力戦という、でかい戦いを描いている。比較的スパンの長い、謀略戦というか、消耗戦なので、今までの戦いとは少し趣が違う感じ。ちょっと、梁山泊にとって、都合のいい所に都合のいい人物が居過ぎる、という気はするが、まあ、おハナシだから(^^;。それに、そういう幸運でもなかったら、絶対的に戦力が劣る梁山泊が、持ちこたえられるわけはないよな。
本書は、林冲に関して、気を持たせて終わる。次巻はどうなることか、と思ってしまう。巧いな(^^;。

ところで、解説の王勇(中国人の歴史学者らしい)の文章の中に、戦闘シーンの描き方に、日本と中国では違いがある、というくだりがあり、日本では一瞬で勝負がつくが、中国では細かい動きまで描写するとのこと。それで思い出したのは、ブルース・リーやジャッキー・チェンのカンフー映画。特にブルース・リーの映画は決して嫌いじゃないんだけど、格闘の場面が延々と描かれる所が、自分の感覚からすると、くど過ぎると感じていたが、それにはこういう、文化の違いという背景があるのかも知れない。なるほど、と思った。
(2007.5.30読了)

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