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J1リーグ第30節横浜FC対大宮

2007.10.27(土) 14時 三ツ沢球技場 雨
観客 4114人 主審 村上伸次 副審 青木隆、岡野宇広 

  横浜FC 0(0−1)1 大宮アルディージャ 
       (2−0)    

 得点 39分 大宮・小林大

 横浜 菅野(GK)、山田、早川、秋葉、中島、
    山口、根占(87分内田)、滝澤(77分西山)、
    三浦淳、カタタウ、三浦知(65分平本)
 大宮 江角、村山、レアンドロ、冨田、波戸、
    小林慶、佐伯(72分片岡)、小林大、藤本、
    森田(70分斉藤)、デニス・マルケス(89分吉原)

 警告 横浜 なし
    大宮 レアンドロ

暴風雨の三ツ沢へ、見に行ってたがキツかった。ここまでキツかったのは、数年前、やっぱり三ツ沢でのナビ杯準決勝マリノス対名古屋以来。三ツ沢って、こういう試合に遭遇することが多いねえ。
で、ピッチの状況を見て、あの時同様、スコアレスドローが順当かなと思った。ハイボールは風で流され、グラウンダーはグシャグシャの芝で不規則にしか転がらないから、まともなサッカーにならない。横浜は降格が決まって開き直ってるだろうし、大宮は勝たないといけないプレッシャーがあるし、大宮にとっては不利なコンディションだったと思う。

それでも序盤は大宮が勢いよく攻めたが、次第に強い追い風を受けた横浜が、縦パスからゴールに迫る場面が増えていった。特にワントップのカズが精力的に動いて、決定機も作っていたのには感心した。
全体的には大宮も、劣勢というほどではなかったと思うが、相変わらずミスの多い試合運びでペースを掴めない。まあ、今日は技術的にミスをしないのは難しかったと思うが、そういうレベルではない単純なミスも多い(日頃から)。しかも、今日はレアンドロに変なミスが多くて、冷や冷やした。前半の最後の方で、カズを倒したプレーで警告を貰ったが(遠目にはそれほど大したプレーには見えなかったんだが)、その時も平静を欠いているみたいで、ちょっと変だった。気合いが入り過ぎているのかも知れない。
しかし終盤に入り、ようやく前線でパスが繋がり始め、その中からデニス・マルケスの惜しいシュートがポストを直撃、CKにつながる。そのCKの流れから大悟の技有りのシュートが決まって大宮が先制。前半は強い向い風で、おそらく0対0での折返しを想定していたと思うが、予想外に早い時間に先行したことで、試合運びは一気に楽になった。

後半は、がちがちに守って来るかと思ったが、強い追い風を受けて、そこまで引き籠もってもいられず、追い風を使ったロングボールで、デニス・マルケスが裏を取ってゴールを狙う形を基本に、半ばまでは結構攻める形も作った。
今日も2トップは森田とデニス・マルケスだったけど、コンディションを考えると、一番当り負けしそうにないこの2人の起用は、今日は正解だったと思う。特に森田は出色の出来だったという印象。よく相手ディフェンスにプレッシャーを掛けていたし、ポストプレーは的確だったし。広島戦でもいい出来だったと思ってるんだけど、どうも彼は、チームが追い詰められた状況になると輝く傾向があるような気がするな(^_^;)。
その森田のポストを受けての決定機を、逃し続けたデニスマルケスだったが、後半のロングボール攻勢の場面では、よく反応して走っていたと思う。彼の反応の良さがあったので、今日はコータが居ればとは思わなかった。
あと、主税は今日のピッチの状態の中では、技術の高さで生きてたと思う。浮き球のパスで何度も好機を作ってもいた。結局、環境と相手次第ではあるんだよなあ。
後半は何度か追加点の決定機はあったものの、安定しない足許の影響が大きくて、結局決め切れなかった。ただ、それは横浜も同様。風雨はどんどん激しくなり、ドロドロの試合になっていく中、ラスト20分強は斉藤をアンカーで投入し、手堅く守って、大宮が逃げ切った。これでどうやら広島を抜いて残留圏内に浮上したらしい。当然、まだまだ油断は出来ないけど。

ところで、今日はゴール裏の人数は大宮が互角っぽかった気がする。あの天候で、相手チームがこういう状況だというのはあるにしても、どこへ行っても、どんな状況でも、人数が変りばえしない大宮のゴール裏って、ある意味、凄い(^_^;)。

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感想「マジック」

「マジック」 ウィリアム・ゴールドマン 早川書房
多分、10年以上前に古本屋で入手して、そのまま眠らせていた。本棚の入替でぽろっと出て来て、気が向いたので、ようやく読んだ。

ゴールドマンのサスペンスは凄く好き。「ブラザーズ」「殺しの接吻」「マラソンマン」。どれも、その年に読んだ中でベスト級の小説だと思った。

これも良かった。半ばで明かされるトリッキーな仕掛けの部分は、内容紹介とかを読んでしまうと、大体見当が付いてしまうんだけど、主人公の不安定な心の動きの描き方が絶妙。彼の境遇はどことなく「マラソンマン」「ブラザーズ」のベイブに似ていて、要はそういうタイプの人物の切なさを描くのが得意なんだな、とは思うけども、俺はこういうキャラクターに弱い(^^;。
ただ、それ以外の人物も、よく描けていると思うけどね。必ずしもリアリズムではなく、多分に戯画化されているが、フィクションの登場人物として納得出来る、リアリティと戯画化の配分がよく分かっている。
それから、話の進めていくテンポが非常に巧い。会話の使い方、シーンの切り替え方が印象的で、引き込まれて読んでいるうちに、避けられない結末まで、一気に雪崩込んで行ってしまう。
心に残るシーンを描くのが巧みなのは、やっぱり、映画に関わっているからなんだろう。

この人は、非常に巧い職人作家だと思う。サスペンス専業ではなく(そもそも作家専業でもないし)、邦訳されている小説もそれほど多くはないのが残念。いや、それでもサスペンスに限れば、大半は訳されているのかな?
(2007.9.29読了)

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感想「水滸伝」12

「水滸伝」12 北方謙三 集英社文庫
関勝がやってきて、これで人物が一通り揃って、いよいよ佳境ということなのかな。108人揃ってるのかどうなのか、人数を数えてみるか?(^_^;)。
話は結構ドロドロしてきて、梁山泊も、自己防衛のためとはいえ、敵ではなかったはずの一般人を大量に殺すことになるし、青蓮寺が言うように、世俗にまみれることで、きれいごとだけでは済まなくなってきてもいる。国を作るってのは、多分、そういうことだし、そうなると、最初からきれいごとを捨てている現権力の方が有利なようにも思える。自民党と民主党の関係にも通じそうだ(^_^;)。
(2007.9.28読了)

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感想「水滸伝」11

「水滸伝」11 北方謙三 集英社文庫
この段階で、こんなでかい事件を起こしてしまっていいんだろうか、という感じ。まだ8巻もあるのに。これから先の長丁場、波乱含みになったな。中弛みはさせないということらしい。
前の巻で李袞は何かかわいそうな使われ方だったなと思っていたけど、こういう効かせ方を考えていたのか、という場面があった。そういう所にも、北方のしたたかな話作りを感じる。
(2007.9.20読了)

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J1リーグ第29節名古屋対FC東京

2007.10.21(日) 14時 豊田スタジアム

JSPORTSの録画中継を録画しといて見た。

つまんない負け試合だったな。試合運びは優勢なように見えなくはなかったけど、決定機が少な過ぎ。そりゃ、勝てないって。逆に東京に少ないチャンスを決められちまうし。ルーカスには、いっつも、ああいう感じでやられてるような気がする。
清水戦みたいに、決定機を作っても作っても決められず、これでも勝てないか、と慨嘆するような試合なら、まだ良かったんだけど、なんか、淡々と負けてしまった感じ。

ヨンセンが休んでる間に、みんな、ヨンセンの生かし方を忘れちまったみたいだった(もっとも、小川は元々知らないわけだ)。杉本だけは覚えてたみたいだが。一個だけ、本当に惜しかった決定機は杉本のクロスにヨンセンだった(東京GKのファインセーブに阻まれた)。そもそも、生かし方が分かってんのかどうかも、ちょっと怪しいとはいえ。
ヨンセンが居ない間に、それなりに作ってきた攻撃のパターンに、ヨンセンをうまく組み込めなかった感じ。それにしても、相変わらず献身的に、よく動いてボールに絡んでくれるヨンセンだけど、この試合は(特に前半は)、もうちょっと前に居て、ターゲットで張っててくれた方がいいんじゃないか、という気がした。まあ、俺には、中継で見えた範囲のことしか分からないんで、実際はそういう感じではなかったのかも知れないが。
玉田は、もっと割り切った動き方をするよな。攻撃がうまく機能しなかった理由の一端は、その辺にあったのかも知れない。もしかしたら、玉田の方が良かったのかも、なんて思う日が来るとは思わなかった(^^;。

ところで、増川は脚を痛めたらしい、とか、中継で言ってたが…?
そういやあ、失点は、増川の右SBでの対応の失敗が起点だったっけな。清水戦の慶といい、急造右SBがどうもうまく行ってない感じ。これはもしや、ちゃんとした右SBが必要だっちゅう、セフの伝言か?
大森を右SBで先発させなかったことには好感が持てたが。やっとそこまで、物の分かった監督になって来たのに。惜しい。(ただ、阿部翔平のCBはどうかと…。こだわりがあるのかなあ(^^;)

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感想「目くらましの道」

「目くらましの道」 ヘニング・マンケル 創元推理文庫
クルト・ヴァランダーもの。
連続猟奇殺人犯を、ヴァランダー以下イースタ警察の面々が追っかけるという話で、犯人の正体や、一見、関係なさそうな別の事件が、どう繋がって来るかというあたりは、ヴァランダーたちには謎でも、読者には早い段階で見当がつくようになっている。叙述トリックみたいな、サプライズな仕掛けがあるわけでもない。それでも読まされるのは、捜査過程や犯人の心理が丹念に描かれているので、どこでどういう形で彼らが犯人に気付くのか、という興味で引っ張れているからかなと思う。
事件とは直接関係のない、ヴァランダーのプライベートなあれこれの展開も興味深い。登場した時はかなりキワモノぽかったキャラクターが、すっかり実在感のある人物になったよなあ。依然、時々おマヌケを炸裂させはするものの、以前の性格破綻者のようなとんでもない失敗は影を潜めつつあって、普通の人間の人間性の一部のような感じだ。それはそれで、ちょっとつまらなくもないが(^_^;)、ヴァランダーの派手なチョンボは、小説の他の部分といまいち噛み合ってなかったし、これはこれでいいんじゃないかな。
ヴァランダーと老いた父親とのやりとりは、自分の身に引きくらべてみるような所がないでもなく、その辺もひっくるめて、もはやヴァランダーは、自分にとって、凄く年上というほどの存在ではないわけで、そういう現実感も読まされる理由の一部なんだろう。サスペンスとしてというより、単に小説として、読んでいたように思える。そういう風に読めるだけの力のある作品、ということかな。

夏休み直前の事件の勃発で、休みが取れるかどうか、やきもきってのが、時期的に身につまされた(^_^;)。
(2007.9.10読了)

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なでしこリーグ1部第14節日テレ対浦和

2007.10.21(日) 13時 西が丘 晴
主審 

  日テレ・ベレーザ 3(1−0)0 浦和レッドダイヤモンズ 
            (2−0)  レディース   

 得点 日テレ・大野
    日テレ・大野
    日テレ・永里

今年2試合目(スーパーカップ入れれば3試合目)のなでしこリーグ観戦。浦和は2試合目、ベレーザはスーパーカップ入れれば2試合目。まあ、その程度の予備知識しかない。

前半は、浦和が中盤でベレーザと結構五分に渡り合っていて、やるじゃん、という感じだった。中盤でのボールの奪い合い、攻守の切換えのペースが速くて、見ていてかなり面白かった。浦和のボランチに入っていた高橋彩子が、スピードに振り回されている感じだったのが、見ていてちょっと不憫だったけど。ああいうサッカーは、彼女のスタイルじゃないよな。その分、柳田が2人分走り回ってた感じだったけどね。
ただしスコアは、開始15分くらいに、浦和のディフェンスのミスから大野が決めて、ベレーザが1点先行していた。あと、中盤の攻防は五分に近かったと思うけど、そこからトップに繋げて行く所ではベレーザの方がかなり上回っていた気がする。FWの差だろうな。浦和は北本と安藤の2トップだったけど、こういう形で安藤が使われてるのはあんまり見た記憶がなく(大して試合数を見てるわけじゃないんで、あくまでも俺は見てないというだけだけど)、中盤と前線が連携が取れないのは、その辺に原因が?、と思ったりした。安藤はきっちり消されていたねえ。

ただ、後半序盤にベレーザが追加点を挙げて2-0になった後、浦和のベンチが動いて窪田が入り、前線が見慣れた3トップ気味の形になった所で、ああいう起用だったのも無理はないか、と思った。五分に近かった中盤の攻防が、そこから一気に劣勢になったもんで。得点を取りに行って陣形をいじったのが、逆効果でしかなかった感じ。完全にペースを握ったベレーザに決定機が頻出し、丁寧に行こうとし過ぎて、決定機逸を繰り返さなかったら、後半早々に大量点差になっていた可能性もあった。
浦和は30分過ぎにさらにFWを投入して、4トップ?(^^;になったが、事態はさらに悪化して、35分過ぎには永里に決められ(直前に試合が途切れてベレーザの選手交代があったので、それを確認してピッチから目線を切っていて、戻したら永里がゴールに向って突っ走っていた。何が起きたのか分からんかった(^^;)、終わってみれば結局、浦和の大敗。浦和にとって、ベレーザの壁は、依然高く険しいらしい。

ベレーザは永里の存在が凄くでかい感じ。最初の2点は大野のゴールだけども、どっちも永里が居なかったら、生まれてないゴールじゃないかと思う(実際、直接アシストしてるんだけど、それ以前にああいう状況を作ることも含めて)。浦和の北本も結構やると思ってたけど、ちょっと格が違う(周囲のサポートの差も当然あるだろうが)。

それはそうと、西が丘のカラービジョンを初めて見た。立派なもんがついたねえ。ちょいと小ぶりですが。

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J1リーグ第29節大宮対広島

2007.10.20(土) 14時 駒場スタジアム

見に行ってた。

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大宮はここから4試合が正念場。対戦相手が広島、横浜FC、大分、甲府と続く。4連勝出来ればJ1残留は堅いし、連敗すれば一気にヤバくなる。その初戦。

そういう事情があるせいか(いや、いつもか)、大宮は慎重な立上がり。広島が、明らかに守ってカウンター狙いだったので、序盤は必然的に動きのないショボい展開になった。前半の大宮は、押してる割には広島ディフェンスを崩し切れず、いかにも可能性の低そうなミドルを打つくらいで、得点できない。村山のクロスの上げ損ないが、あわやゴールに入りそうになったくらいだったな。村山は、西村が前節での退場に伴う出場停止だったので、その代役で右サイドバックで初先発。きっちり守って上がるべき所は上がる、堅実なプレーぶりでよくやってたと思うけど、プレーの精度自体は西村と大差なかったし、意外性がある分、西村の方が上かな。あのクロスが入ってたら、西村に匹敵したかもしれないが(^^;。もっとも、村山は本来はCBかな?
大宮はディフェンスでのミスもあり、そこに付け込んだ広島のカウンターの方が、得点に近い感じだった。ウェズレイのきわどいFKを江角が好反応で弾いたり、後半35分くらいには、駒野のクロスからウェズレイのゴールってのもあったが、これはオフサイド。
で、前半は0-0で終わった。

それでも大宮は勝ち点3を取りたいし、多分、広島は最悪ドローでもOKと考えていただろうから、後半序盤、大宮が攻勢になったのは、その辺の意識の差じゃないかな。ただ、大宮はいい形を作るんだけど、例によって主税のシュートが惜しい止まりだったりして(しかも2発)、決め手を欠く展開。そのうち森崎浩司のミドルがバーを叩いたりして、危ない危ない。その後、大悟が際どいFKを蹴ったりしたが、これも防がれる。

大宮は先発FWが森田とデニス・マルケスで、ここまでの試合を見る限り、この組み合わせは効かないはずなんだよな。後半に入って、コータが居れば、という場面が結構あって、やっぱりだよ、佐久間のアホが、と思ってたわけで。それと主税。プレースタイルの関係で、彼の所で、どうしても攻撃のリズムが遅くなってしまう。主税が決定機で決め切れないのも、フィニッシュの所でどうしてもワンテンポ置いてしまうからなんじゃないかと思う。
その主税が後半25分に平野に代わる。そして後半33分には森田が下がって、コータと思ったら、若林だった。
この交代が効いたのが81分。主税が居なくなった左サイドで、デニス・マルケスがボールを受けて抜け出し、中へクロス。平野が飛び込んでシュート。これはGKに弾かれ、ポストで跳ね返り、それを大悟がシュートして、これも防がれるが、それをさらに若林が押し込んで大宮が先制。
残り時間は、雅人を投入して守りを固めた大宮が、首尾よく逃げ切った。

内容的には大宮が勝って当然の試合だったかなと。佐久間の選手起用のせいで、取り逃しそうになったのを、大宮の今年の救世主・若林が救ったという感じ。若林、今年決めた3ゴールは全て終了間際、しかも、同点ゴール1発と勝ち越しゴール2発。一人で勝ち点7を稼いでるよ。そういうFWが、満足に出場機会を与えられてないってのも、どうかと思う。それはコータも同様。
あとはやっぱり、主税。主税はある意味、今年の大宮のアイデンティティだし、本当によく頑張ってるのは分かるから、気の毒なんだけど、結局、今日も主税のサヨナラ勝ちなんだよな。主税を外すことを考える必要があるような気がする。
まあ、佐久間が最初からこういう展開を想定して、ラスト15分で勝負と考えてたんだとしたら大したもんだけど、そうも思えないんだよな。

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そういやあ、広島の服部の連続出場記録が途絶えちゃったらしい。後半40分に交代になった時、そういえばそういう記録を持ってたんじゃなかったっけ、もう終わってるのかな、と思ったけど、やっぱりあの時点で終了だったようだ。結果的に、あんまり意味のない交代だったから、ちょっと気の毒だったなと。今の広島には、あんまり好きじゃない選手が多いんだけど(まあ、ウェズレイは別だ(^^;)、服部は昔から見てることもあって、結構好感を持っているんで。

あと、この試合が、大宮が駒場で開催する今季最後のホームゲーム。来年以降は、大宮・埼スタ・熊谷で廻すだろうから、駒場のホームゲームは基本的には今後はないんじゃないかな。

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感想「堕落論」

「堕落論」 坂口安吾 角川文庫
1940年代にこの本が出た当時は相当話題になったらしいし、坂口安吾の代表的な著作に上げられる本でもあるけど、掃いて捨てるほど作家のエッセイ集が出てる近年の感覚だと(作家自体、掃いて捨てるほど居るという感じ)、これがそこまで大きな本なのか?と思うんじゃないかな。少なくとも、俺はそう感じたけど。
ただし、それなりに気の利いたことが書かれているとは思う。60年前の本であっても、背景にある風俗はともかく、思想そのものはそんなに古びてないように感じる。あの時期にこういう文章が出たということ自体が、衝撃的だったのかも知れないけれど、それは俺には分からないから。

日本人が本来復讐心が薄く、執着も持たない存在で、それは権力者にとって都合が悪いので、武士道とか、色々な規範を設けて縛った、というあたりの主張は非常に共感を覚える。日本人の根本的なそういういい加減さが、なんでも呑み込んで自分のものにしちまう柔軟さであり、恨みを忘れない性分の国の人達と話が噛み合わない原因でもあるんだろうと、日頃から思っているので。それが分ってなくて、規範の方が本来の姿だと勘違いしてる連中が多いから、話がややこしくなる。
(2007.8.29読了)

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感想「獣たちの庭園」

「獣たちの庭園」 ジェフリー・ディーヴァー 文春文庫
久々に読んだディーヴァー。歴史もので、ナチスが支配するドイツに、ギャングの殺し屋が要人暗殺のために送り込まれるという話。
最初の方で主人公の殺し屋が、いくらなんでもそれは、というくらい、軽い行動をしてしまい、それでも何とかなってしまうので、軽い話だな、と思った。もちろん題材自体は重いものだが、全体的にかなり調子のいい話という感は否めない。それで、娯楽小説としては、バランスが取れているかもしれないけどね。
なんか淡々と話が進むと考えていたら、中盤に大きいどんでん返しがあって、やっぱりディーヴァーだなと思った。でも、この作家にしては、そういう部分のくどさが足りない気はする。新たなジャンルへの挑戦で、勝手が掴めなかったんだろうか。
つまらなくはなかったが、まあ、並の出来という感じ。それとも本書は実は、ナチスの非人間性を訴える、というあたりに、主眼があったんだろうか。確かにそれはよく伝わっては来るんだが。
(2007.8.20読了)

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J1リーグ第28節新潟対大宮

2007.10.6(土) 15時 東北電力ビッグスワンスタジアム

JSPORTSの録画中継の録画を一週間遅れで見た。

前半は、どっちも攻撃が機能してない感じ。中盤から早めに前へ出して、FWに何とかさせる、という思想のように見えたが、中盤がタイトで、なかなかそういう球出しが出来ず、FWに対しても双方のDFがうまく対処して、決定機をあまり作らせない。特に大宮は、吉原がきっちり消されていたらしく、森田は一人で強引に持っていけるタイプではないから、得点の気配はほとんど感じられなかった。
新潟は、大宮が主税を筆頭に、スキルに頼った殿様的なサッカーをしがちなのに較べると、少ないチャンスの生かし方が分かってる気がする。矢野は森田よりは器用さのあるFWだし、深井は吉原より力強さがあるから、大宮よりはゴールに近かった。ただ、決定的とまで言える場面は、やはりなかったんじゃないかな。まあ前半は、判定なら新潟が判定勝ちってとこかな、という印象。

後半もそんな感じで始まったけれども、次第に膠着状態が緩んで来て、前半には本当にわずかしかなかった、大宮がパスを廻す展開を作れるようになり始めた。右サイドでの西村の上がりが結構効果的で、それでチャンスも作れていたな、と。大悟や主税の惜しいシュートもあり(ただ、彼らはいつも惜しい止りなんだよな…)、後半の前半はこの試合初めて、大宮が主導権を握ったと思う。ただ、それをあっさり手放したのが佐久間だ。
55分に吉原をデニスマルケスに交代。前半は確かにうまく消されてはいたけど、それでも2-3度、ゴール前へ抜け出す場面があり、これを繰り返していれば、そのうち物になる感触は充分あった。前節のマリノス戦だって、そうだったんだからね。後半に入って、特に彼の動きが落ちていたわけでもなく、大宮に流れが来ていた時間帯に、ああいう交代をしてしまうんだからなあ。
デニスマルケスは、そもそも身体が重そうで、新潟の選手に囲まれてあっさり潰されてしまうし、森田との連携も取れず、前線での優位を維持することが出来なくなってしまった。さらに森田に代わって入ったペドロジュニオールも、チームにフィットしてないプレーぶりで(全然起用されてないんだから、当り前だが)、大宮の得点の可能性はどんどん希薄になっていった。この時点で、スコアレスドローが望みうる、最善の結果だったんじゃないかな。

新潟に流れが戻って、攻め込まれる時間帯が長くなる中で、83分に西村が2回目の警告で退場。この日の西村は、攻撃面でよく頑張っていたと思うが、守備の時にスピードで振り切られる場面が目立っていて、これ以前にもやや危ないタックルがあったりしたんで、押され気味な展開の中では、必然的な退場だったような気はする…。
大宮は既に選手3人を交代済みで、雅人あたりを入れてディフェンスを落ち着かせることも出来ず、それでもぎりぎりまでなんとか持ちこたえていたものの、最後のワンプレーで、ゴール前の混戦からエジミウソンに押し込まれて結局敗戦。

優勢劣勢ということを言えば、全体的には劣勢な試合だったものの、引分けは充分に狙えたはずだから、痛い敗戦だったと思う。引分けで積める勝ち点1も、1部残留に向けて貴重な現時点では。
ロバートを切った時点で、チームに他に選択肢は多分なかった、と思ってはいるものの、佐久間を監督に就任させたのは、やはり間違いだったと思う。ロバートのままなら良かった、とも思わないけどね。まあ1部残留出来たとしても佐久間は、そもそもロバートを監督に据えた責任も込みで、今シーズン後は全てをひっかぶって辞めるべきだろう。
(2007.10.13)

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セリーグ ヤクルト対広島(10/7)

古田引退試合。朝の9時過ぎに神宮へ行って、ファンクラブのチケットを確保して一旦帰宅。夕方出直したが、結局、その時点でもファンクラブのチケットはあったみたい(^_^;)。
多分、みんな1塁側へ行ったせいもあるんだろうけど、3塁側に居る限りは、混んではいるけど、程よい入りという感じだった。ファンクラブ用に確保してた影響もあったんだろうけど、チケット完売といいつつ、そんなにシビアには売らなかったのかも知れないね。カープファンも、結構来てたし。
試合は、初回の3失点が全てという感じ。特別な試合で、選手にも気負いがあったんだろう。2回以降は(失点は続いたが)内容的には落ち着いたからねえ。
打線はサッパリだったのも、やっぱり気負いかな。ただカープ先発の長谷川は、古田の打席とか、難しかったと思うけど、うまく対処して、安定感のあるピッチングをしたいたなと思う。カープでは、梵が浮き足だってたみたいだったのは、やはりキャリアの浅さかな。井央と2人でガイエルのランニングホームランをアシストしてみたり(^_^;)。ランニングホームランて、初めて見たけど、あれがヒットでいいのかな。公式記録員がかなりまけてくれた感ありだった(^_^;)。
終盤は凄い展開だった。佐々岡対古田、古田高津のバッテリーに代打前田、緒方。両チームが一体になった、素晴らしい演出。プロ野球って、いいもんだよなあ。でも、カープが相手だから出来たという面はあったかも知れない。カープというチームのチームとファンの度量の広さには改めて感動したよ。古田に一発出れば同点という場面で、古田を応援してくれるんだもんなあ。双方で熾烈な?(^_^;)最下位争いをしてるというのに。素晴らしい。
まあ、試合はカープが勝って、ヤクルトは最下位の気配が濃厚になったが、そんなんは大したことではないわと思わされた(^_^;)。

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J1リーグ第28節清水対名古屋

2007.10.6(土) 19時 日本平スタジアム

国立のU18準決勝が終わった後、千駄ヶ谷から普通列車を乗継いで3時間で清水。6時前には着いてたんだが、余裕こいて駅前のCoCo壱で飯食ってたら、スタジアム着はキックオフ10分前になってしまった(^_^;)。しかし、今日のビジター席はよく入ってたな。区画が狭く切ってあったのは確かだが、一通りきっちり埋まっていたからね。

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試合は…うーん。内容的には負けてなかったと思うんだが…。あれだけボールを奪えて、中盤で回せて、主導権を握り続けて勝てないか。結局、決定機に決められなかったことに尽きるわけで。清水はチョジェジンが決定機できっちり決めまくった。その差なんだよなあ。
中盤は厚いし、シュートを打ってく意欲も、決して低くはなかったが、やはり低い位置から上っていく分、相手に守りを固める余裕を与えてしまうし、特に今日みたいに中盤のポゼッションでこっちが優勢なら、当然守りを固めてくるから。ある意味、あそこまで押し込んだ以上は、得点しなけりゃいけなかったんだと思う。少なくとも、先に失点して、向うに守りに入られては駄目だった。
ただし、名古屋のシステム自体はかなり安定を感じてはいたけどね。守備が崩壊しがちな昨今、得点力に目をつぶっても、このシステムを採用するのは、仕方ない面は確かにあるよな。今日は0対3とはいえ、崩されて取られた点は1点だけで、あとはCKとFKからなんだから。セットプレーの時にチョジェジンをきっちり抑え切れる、がっちりしたディフェンダーさえ居れば…。阿部のスイーパーは、体格に頼らない(頼れない(^_^;))丹念な動きと、正確なロングフィードが魅力的ではあるけれど、やはり最後に体格が物を言ってしまう場面もあるわけで。

後半は大森・阿部・渡邉の3バックで、到底、守りきれるとは思えなかった(^^;。その割りには、よくやってたとは思うけど。前半は、そこに山口慶が右SBで入ってて、4バックだったが、彼もサイドバック的な駆け引きは上手くなくて、結局それが最初の失点につながっちゃった印象。本職じゃないからしょうがない、とは思うけどねえ。

玉田は決して悪い出来じゃなかったが、チョジェジンに匹敵するFWとして、ヨンセンが居れば、とは思った。あと、杉本よりは津田を先に入れるべきだったかも知れないね。その後、玉砕覚悟で?(^_^;)片山まで突っ込んできた時は、おおっと思ったが、結果は出なかった。

新潟戦や神戸戦のような、ボロカスな試合をして負けたわけじゃないから、大敗の割りに後味は悪くない試合だったが、負けは負けだよな…。

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全日本ユース(U-18)準決勝 広島ユース対名古屋U18

2007.10.6(土) 12時 国立競技場

高円宮杯準決勝。名古屋U18は去年の決勝以来。去年も見た名前が何人か。でも去年は滝二にボロカスにやられたからな(^_^;)。

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今年も前半は多分に去年を思い出す展開。速くて当りが強い広島に押され放し。なんとかコーナーに逃げてCK、ファールで止めてFKの繰返し。広島はミドルも積極的に枠内に打ってくるし、ヤバいヤバい。それでも前半ラスト3分くらい、この試合初めて相手ゴール前に押し込み、チャンスを続けたが、ここは実らず後半へ。
後半は、まあ五分の展開。名古屋も相手のガツガツなプレスが和らいで、ある程度落ち着いて試合が出来れば、パスワークで結構面白い試合運びは出来るみたいだった。でも57分、広島のタッチライン沿いからの長いFKが、ゴール前の混戦を抜けて、ゴール前で合わされて0対1。そこから広島にペースが行きかけた。
流れを変えたのは、61分に投入された岸。動き出しの良さと、左サイドからゴールへ向かう積極性でチームのリズムを引出し、後半終盤は名古屋が猛攻。でも岸のシュートはポスト、CKからの三宅のシュートは際どく枠外で、駄目かと思ったが、後半ロスタイム92分過ぎ、中田の左CKを三宅が今度こそゴールに流し込んで劇的な同点。延長へ。
延長は勢いのある名古屋が攻める展開で始まり、7分にスルーパス(磯村?)を受けてゴール前に抜け出したアルベスが決めて勝越し。しかし、直後に落し穴が…。
試合再開のキックオフ直後、センターサークル付近から広島の岡本が蹴ったロングシュートはゴールへ一直線。GK鈴木は飛上がって触ったがクリア出来ずにゴール。あっという間に同点。
これで勢いが戻った広島が攻勢。名古屋は残り5分くらいから目に見えて動きが落ち、延長17分(ちなみに延長は10分ハーフ)、途中出場で元気な広島の宮原に決勝点を決められた。そのまま終了、準決勝での敗退となった。

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試合終了後、GKの鈴木はずっと立てなかった。あの同点ゴールはGKには辛いよなあ。勝越した直後は、チーム全体にも油断があったかもしれない (トップみたい(^_^;))。でも92分によく追い付いたし、残り3分で勝越されても、諦めずによく頑張ったと思うよ。久しぶりに(^_^;)名古屋絡みの試合で、心を打たれたような気がする。

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J1リーグ第27節名古屋対柏

JSPORTSの録画中継の録画を見た。

前節神戸戦とは、名古屋の選手の動きが全然違った。神戸戦以上に脳裏をよぎったのは、4月の日立台での柏戦で、あれも名古屋が全然動けてなく、柏にいいように走られまくって、惨敗した試合だったわけだが、あの時、完全に走り負けてた相手に、この日は少なくとも五分で渡り合っていた。前節との違いは、いったい何なんだ? 分からない(^^;。

ただ、開始5分も経たないうちに、菅沼(だったかな)に裏へ入られて、楢崎が身体を張って、シュートを止めるという場面があったし、前半序盤で3回くらい、かなり決定的な形を柏に作られていたはず。そういう意味では、決して盤石な試合運びだったとは思えず、結局、勝敗は紙一重で、大勝と大敗を繰り返す原因はその辺にあるのかも知れん。

それでも柏が逸機している間に、正友が左サイドから入って、見事なゴールを決めて先行し、さらにアホタレの古賀正紘がゴール前へ抜け出しかけた正友を、後ろから倒して一発退場になると、流れは一気に名古屋に来た。後半序盤のいい時間帯に、小川佳純がプロ入り初ゴールを決めて突き放し、以降もずっと、最後まで名古屋ペースで試合が出来ていたという感じ。

小川はゴールの場面以外も、惜しいシュートを何本か放っていたし、積極的で効果的なプレーぶりだったな。彼に関しては、神戸戦も、決して動きが悪かったとは思わないんだけど、やることが全て裏目に出ているような印象はあった。巡り合わせということなのかねえ。

柏の、縦に速いカウンターが、あんまり機能しなかった感じ。普通のチームみたいだったし、元々、一人一人の選手の技術は大して高くないチームだから、それだったら、そんなに怖くはなかったはず。
柏が攻めあぐんで、バックラインでボールを廻してる場面が目立ったが、名古屋が中盤を厚くして、攻撃のとっかかりになるスペースを、よく消していたということなのかな。中継画面には、ディフェンスしてる所は、あんまりきっちり映ってこないんで、よく分からなかった。ただ、確かに大宮は、柏とやってる時には、決して劣勢な試合はしていないし、中盤の寄せがしっかりしていて、柏に得意な形を作らせないというのが徹底している。それに近い形だったのかも知れないと思った。
(2007.10.5)

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セリーグ ヤクルト対横浜(10/4)

鈴木健引退試合。行けるかどうか、微妙だったが、ちと強引に押し切って、行ってしまった。

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でも行って良かったよ。到着は3回裏で1対0で勝ってたが、199安打だったラミレスに、まだヒットは出てなくて、5回裏のサード強襲が200本安打。村田が弾いてたんで、強い当りだからヒットだろうとは思ったが、ジャッジが出るまで、ちょっとドキドキした。
先発・増渕は、やや安定感がないかなと思ったが、それでも7回まで無四球無失点。8回表、さすがに疲れが見えたか、先頭の石井琢を歩かせ、内川にヒットを打たれた所でシコースキーに交代。シコースキーはきっちり抑え、8回裏1死で鈴木健が代打で登場。
横浜のピッチャーは横山で、かなり気を使ってるぽく、打ちやすそうなコースに投げてくるんだけど、軒並みファール。10球くらいファールして、根負けか?(どっちが?(^_^;))と思った所で、遂にセンター前ヒット。めでたしめでたし(^_^;)。
9回表は高津が村田に一発食らって、村田のホームラン王争いに貢献したが、まあ、健さんの引退試合に付き合って貰ったお礼だよね(^_^;)。そういう風に感じた時、プロ野球っていいな、と思う。変かな(^_^;)。
試合後は鈴木健の引退セレモニーが和やかに行われた。あれだけ古田への直接の謝辞を述べたのって、引退の挨拶にしては、かなり型破りでは。それだけ恩義を感じていたんだろうな。

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ラミレスは200本安打、増渕はプロ初勝利だったが、今日ばっかりはヒーローになれずじまいだった(^_^;)。まあいいよね。引退試合に花を添えたってことで。

お疲れさんでした>健さん

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