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感想「ドラゴンの棲む川」

「ドラゴンの棲む川」 デイヴィッド・R・ウォレス 早川書房
随分以前に人から貰って、そのままになってた本。87年の刊行(原著は85年)。
帯にはアウトドアミステリと書いてあり、その通りの内容。冒頭に殺人があり、死体を発見した被害者の知人(元森林管理官)が、行掛かりで事件を追い掛けるが、その過程で北カリフォルニアの深い山奥へ踏み込んでいくことになる。ただし、山といっても断崖をよじ登るとか、雪山を行軍するとかいうのではなく、あくまでもあまり人が立ち入らない辺鄙な所をトレッキングする、という程度(それなりに大変そうで、素人には無理なレベルなんじゃないかとは思うが)。冒険小説でなく、アウトドアミステリである所以。キャンプして、雄大な風景に親しんだり、野生動物と戯れたり、なかなか楽しそうではある。もっとも、やっぱりそれなりにしんどそうだから、自分でやりたいとは思わないけど。
タイトルのドラゴンというのは、そういう山奥で見つかった新種のサンショウウオのことで、それを中心にして話は進むが、淡々として、盛り上がりにはちょっと欠ける。やはりアウトドアライフを描いた部分が最大の読み所と思う。そのあたりの描写は迫真的で、風景の描写などは美しい。著者は、元々そっちの方面のライターらしいので、当然ではあるかも知れない。
(2007.11.2読了)

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