« 天皇杯4回戦大宮対横浜FC | トップページ | 感想「浴槽で発見された日記」 »

感想「帝都東京・隠された地下網の秘密[2]」

「帝都東京・隠された地下網の秘密[2]」 秋庭俊 新潮文庫
1冊目は、こんな奇妙な事実を発見した、というような、割とセンセーショナルな書き方がされていたが、本書は少し落ち着いた調子で、東京に謎めいた地下網がある(と思われる)ことの背景と歴史を、資料を元にさらに掘り下げている。
地下網の原型は江戸時代にあったというのは、結構驚き。四谷が昔は本当に谷だったとか(埋め立てられたんだそうだ)、そうなんだ、という感じ。江戸時代の土木技術ってのは、随分、進んでいたんだな。

今回も、本書に書かれていることが、どこまで本当にそうなのかは、よく分からない。少なくとも、引用されている地図を、自分の目で見てみるくらいはしないと、判断は出来ないと思う。
ただ、それはそれとして、戦前に国民に伏せる形で地下網が作られたのはともかく、それが戦後になっても開示されないまま、利権の温床になっているのではないか、というのが著者の主張の中心にあるわけで、うすっ気味悪いという以外に、そういう側面もあるのだとすれば、それは本当に検証する必要のあることだとは思う。本当だとすれば、知ってる人間は知ってる類いの話であるはずで、全く方法がないとも思えないんだが、それでも明らかに出来ないほど強力で実効のある箝口令が敷かれているんだとしたら、それもまた、薄気味の悪い話。
(2007.10.3読了)

|

« 天皇杯4回戦大宮対横浜FC | トップページ | 感想「浴槽で発見された日記」 »

「小説以外の本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/3787/17005140

この記事へのトラックバック一覧です: 感想「帝都東京・隠された地下網の秘密[2]」:

« 天皇杯4回戦大宮対横浜FC | トップページ | 感想「浴槽で発見された日記」 »