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感想「日本の10大新宗教」

「日本の10大新宗教」 島田裕巳 幻冬舎新書
日本の代表的な新(興)宗教を10選んで、それぞれに概観しつつ、新宗教とはどういうものなのかを考えている本。ちなみに、「10大」とあるが、かならずしも、でかい方から10というわけではないらしい。その辺の選定基準は、本書の中に細かく書かれている。まあ、最終的には著者が書きやすかったもの、ということになるんだろう。
所詮新書なので、そんなに掘り下げたことは書かれていないから、いまいち食い足りないのだけど、よく耳にする/見掛ける、あの宗教/この宗教が、どういう成立ちのどういうものなのかというのを、手っ取り早く理解するには手頃な本だった。創価学会にしても、真如苑にしても、それがどういうものなのか、全然分かってなかったし。生長の家や立正佼成会に至っては、新宗教じゃなくて、仏教の一派程度に思ってたくらいだ。そういう誤解や無知が正されたのは良かった。
宗教の必要性というのを、自分自身ではあんまり感じたことはないけども、新宗教が勢力を拡大した過程を見て行くと、それなりに必然性があるのだな、ということは分かる。確かに、何かにすがらないとやってけないとか、仲間を求める気持ちとか、そういうのはあるだろうな、という気はする。でも、新宗教では顕著に見えるし、古い宗教だって所詮はそうなんだろうけど、宗教の起源って、どれも胡散臭い。実態のないものについて教祖が言ってることを鵜呑みにして信じるということには、非常に抵抗を感じる。イワシの頭も信心という言葉があるが、確かにそれとどう違うのか、という気がする。
(2008.1.8読了)

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