感想「ただ風が冷たい日」
「ただ風が冷たい日」 北方謙三 角川文庫
「約束の街」シリーズ7冊目。
前作同様、「ブラディ・ドール」シリーズの登場人物が全面的に絡んで、両シリーズが融合した内容になっている。ただ、「ブラディ・ドール」は、だんだん煮詰まったような感じになっていたから、10冊になってキリがいい所で終らせたシリーズなんじゃないかと思っているし、代わりに始めた似たようなシリーズものが「約束の街」だから、この2つのシリーズが融合すると、キャラがかぶりまくって、かなりうっとうしい。特別篇としてそういうのがたまにある分には、ファンサービス的に面白いと思うけど、毎作これってのは、難があるんじゃないんだろうか。実際、人物の動かし方がとても窮屈に見える話だった。こいつもこいつもこいつも、立てなくてはいけない、みたいな感じで。既に8作目が書かれているらしいけど、そっちもそんなことになってないように願いたい。
(2008.1.9読了)
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