感想「ダイヤルAを回せ」
「ダイヤルAを回せ」 ジャック・リッチー 河出書房新社
ジャック・リッチーの日本独自編集の短篇集3冊目。
過去2冊同様、とても面白かった。この前の2冊目よりも、むしろ面白かったような気もするんだけど、まあ、その辺はこっちの精神状態とか、そういうものの影響もあるだろうな。
多分、8割くらいは既読と思えるし、オチも分るのだけど、それでも楽しめるのは、話術と、登場人物の(多分、リッチー自身の)ギラギラした上昇志向を持たず、気楽に生きることを望む人生観に共感出来るからだろう。
1篇選ぶなら、「いまから十分間」かな。
(2007.11.26読了)
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