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感想「分解された男」

「分解された男」 アルフレッド・ベスター 創元推理文庫

ベスターの長篇1作目。
文体とか、ページの組み方とか、いろいろ実験的な手法を使っているんだけど、ストーリーも含めて、「ゴーレム100」を読んだ後だと、やはり1作目だけあって、結構大人しい小説に思える。出た順番通りにベスターの小説の中で一番最初に、願わくば出た当時(1953年だから、物理的に不可能だけど)、これを読んでいたら、随分衝撃があっただろうな、と思う。まあ、それはしょうがない。

結構驚いたのは、かなりちゃんと作られたSFミステリだったこと。あまりにもちゃんと作られているので、ストーリーの先が読めてしまうのが、やや難ではある。16章の吹っ飛び方が、結構凄かったので、これも「ゴーレム100」のような転回をするのかな、とは、一瞬思ったけども。ただ、ちゃんと書かれている安心感はあるし、面白く読めた小説だった。

@キンス(アトキンス)なんて名前の付け方が、いかにも今風だなと思った。

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