「ジャンパー」
不幸な少年が、自分にテレポーテーション能力があるのに気付いて、やりたい放題やってたら、テレポーター撲滅を使命とする一隊が襲いかかって来るという話。
超能力者であるがゆえの孤独とか苦悩とか、そんな風なものが描かれるのかと思ったが、時々そんな気配をのぞかせつつもチラつかせるに留まり、そういうテーマめいたものは結局ナシ。テレポーテーション場面を最大限に駆使した、華々しいアクション映画に徹していた。その潔さは悪くないし、まあ、こんなもんだろ、とも思ったんだけど、主人公があまりにもバカなのには閉口。そんなことやってたら、自分の首を絞めるだけだぜ、ということを平気でやっといて、それで人に迷惑掛けても顧みないし、逆ギレするし。巻き込まれた人間がかわいそうで、撲滅隊長?のサミュエル・L・ジャクソンを応援したくなるくらいだ。まあ、サミュエル兄貴だから、ただでさえ応援したいとこだというのもあり(^^;。
ちなみに主役の兄ちゃんはスターウォーズ1〜3のアナキンの役者だそうなんで、サミュエルとの共演は同窓会的ではある。まあ、考えてみれば、アナキンみたいな役回りだな、この役も(スターウォーズの3は、1と2を見てバカバカしくなったもんで、見てないが)。
他にダイアン・レインが主人公の母親役で出ていた。年齢はともかく、「ストリート・オブ・ファイヤー」とかより、キレイに見えていたかもしれない。
予告篇がかなり華々しかったんで、ありがちな予告篇が全てという映画かな、とも思ってたが、本篇はそれ以上に華々しかったんで、それはまあ、良かったと思う。東京の街中の場面もあり、銀座とかアキバとか。お台場のフジテレビも遠景で映っていた。
割引券で見て、ちょうどいいバカ映画だったかな。
(2008.3.22)
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