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感想「水滸伝」19

「水滸伝」19 北方謙三 集英社文庫
ようやく終了。長かった(^_^;)
とはいうものの、完全に続篇を意識させた終り方になっているので、とりあえず第1部が終わった、という以上の感慨が持てない。何となくつまらない。
登場人物はかなりの割合で死んでいるけど、意外な大物も含め、結構生残りもいるし(北方自身は死なせたつもりでいても、死んだ場面がきっちり書かれていない人物は、ファンの圧力で、続篇に再登場を果したらしい(^_^;))、続篇への布石だろうなと思っていた若い世代は、やっぱりみんな生延びてる。続篇は単行本が既に4冊くらい出ているみたいだが、文庫に落ちるまでは読む気はないので、まあ、いずれまた会いましょう、ということで。

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セリーグ ヤクルト対横浜(4/16)

2008.4.16 18:20 神宮
B 201090301 16
S 000031000 4
[敗]館山、[勝]那須野

見に行ってた。
  20080416start
もっとも、先発予想が館山なのを見て、いい試合にはなりそうもねえ、と思ってはいたんだけど。2回表に着いたが、1回表に2点先制されていて、ああやっぱり。4回まで投げて3失点だったが、打取った打者にも、結構みんないい当りをされていて、こりゃ駄目だという感じ。
横浜先発の那須野も、大して良かったわけではないが、ヒットでランナーが出れば併殺だし、ツーベースで出ればバント失敗で3塁タッチアウトだし。リグスは振り逃げで走らないし。リグス、2回それをやったな。足でも痛めてる?それとも、ただのサボリか?途中で交代したのは懲罰?
なんだか、ひどく悪い雰囲気で5回表。この回からピッチャーは加藤。

大炎上(-_-;)。

1四球挟んで6連続被安打、5失点。ようやく1死取った所で萩原に代ったが萩原も勢いを止められず、この回9失点で0対12。
帰ろうかと思ったが、一応5回裏は見てくことにしたら、代打野口のタイムリーツーベースとかで3点返し、6回表を鎌田がきっちり抑えた裏には、ガイエルさんがライトスタンドへ綺麗なアーチを架けた。これを見ただけでも来た甲斐はあったか、とダマされて、もう少し居残ってみると、7回はさっそく鎌田が崩れて 3失点。
8回裏にガイエルさんに打席が回るから、そこまで見て帰ることにしたが、四球で見せ場なし。8回裏で撤退した。結局、9回表にも1点取られて、4対16で負けたらしい。
  20080416noguti
  20080416end
野口を一軍の試合で見たのは、もしかしたら初めてかもしれない。最後の方は3年前くらいの2軍のようなメンツになっていて、何とも。面白いっていやあ面白かったけどさ。
加藤はあれじゃあ、当分一軍じゃ無理だろう。ここまで、まるで結果を出せてもいないし。だからって、鎌田や館山がいいわけでもないんだが…。困ったね。

ガイエルさんは、ホームランを打った他にも、7回にはライト前ヒットを全力でバックホーム(刺せなかったが)、8回にはライト線の当りにダイビングキャッチに飛び込む(取れなかったが)気迫。取れなかったにもかかわらず、スタンドからは歓声。実際、ガイエルのプレーには感動があったよな。こういうプレーヤーだなんて、去年の今頃は、全く分からなかったよなあ。

チームに関しては、全体的に立ちこめていた、妙に悪い雰囲気を、明日以降にひきずらなきゃいいが、と思うんだが。なんなんだろうな。

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イースタンリーグ ヤクルト対巨人(4/13)

2008.4.13 13:00 八王子上柚木
G 000310000 4
S 000000000 0
[敗]川島、[勝]バーンサイド

初めて行った上柚木。南大沢駅から歩いて行った。道が分かっていれば徒歩15分くらいの距離かな。路線バスもあるようだったけど。
上柚木は、今までイースタンの有料試合で行った中では、スタンドが一番こぢんまりしてた球場のような気がする。立川も随分ショボかったと思うが、行ったのはもう随分昔なんで、よく覚えていない(なんせ、柳田聖人が居た頃。好きだったんだよなあ)。
スタンドが小さ過ぎるんで、つばくろうがスタンドへバズーカでおみやげを打ち込もうとして四苦八苦していた。斜めに撃つと、簡単に場外へ飛び出してしまうし、立てて撃つと、グランドへ落ちてしまうし。結局、あきらめて手で投げ込んでいた。
  20080413start
試合の方は、ウチの先発は川島。間合を長く取りつつ、凄く慎重に投げていたようだったが、制球・球威ともイマイチ。うまく打たせて、バックの好守でなんとか凌いでいたが、4回につかまり、4連打で3失点。5回にも巨人4番ゴンザレスの、やや不運な内野安打でもう1点。この回までで降板。今日の出来を見る限り、本調子までにはかなり遠いように思える。
打線は巨人先発のバーンサイドのスライダー(かなと思った)に翻弄されて、4回2死での度会の右前打までノーヒット。それでも4回と5回はそれぞれ2安打で、糸口を掴みかけたが攻略しきれず。
終盤は守備のミスが続き、結構危なかったが、6回高木、7回由規(初登板らしい)、8回上原、9回丸山と、なんとか凌ぎ切った。
もっとも打線は、7回からは木村正、9回は真田に押さえられ完封されちまったもんで、結局0対4の完敗。
  20080413end
ずっと曇ってて肌寒かったものの、雨が大して降らなかったのは助かったが、見所の無さ過ぎる試合だった。一般的には、由規の初登板くらいしかなかったんじゃないか。
それにしても、大塚がプレーしてるのを久々に見たが、代打で出て来ていきなりレフトへクリーンヒットをかっ飛ばしたのは格好良かったが、その後、由規が先頭打者の星に三ゴロを打たせたのに、一塁悪送球して無死二塁にしてしまう、大塚のお間抜けぶりわっ(^^;。新人にいきなりプレッシャー掛けて、どうすんねん。大塚の芸風が相変わらずっぽいのは、娯楽的には楽しいが、彼自身の将来のためにはどうかと…。
しかし、由規が動じず、後続を三振、次打者は歩かせてしまったが、小坂の投ゴロをきっちり捌いてゲッツーで締めたのは大したもんだった。大物っぽい所を、ちょっと見せたかもね。

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J1リーグ第6節清水対名古屋

見に行っていた。
前節の横浜に較べると全然楽で、清水はプレスが緩いし遅いし、名古屋は余裕を持ってプレー出来てた感じだった。ただ、去年までは結構名古屋が優勢に試合を運べていたように思えても、チョジェジンの一撃でやられていたような記憶が…。今年はチョジェジンは居ないし、その代りのFWも居なかった。立上がりにいきなりCKの連続で決定機を作るが決めきれず、もったいないと思ったけど、9分に中盤での華やかな玉廻しから、左から突っ込んで来た小川が決めて先制。その後も攻める攻める。その割に追加点は決まらないんだけど、不思議と攻め疲れた感じにならないのは、先行して余裕があるからかな。むしろ清水の方が守り疲れてる感じで、セットプレー以外はチャンスらしいチャンスもなく前半終了。
後半前半の名古屋は少し緩んだ雰囲気があったけど、それほど付け込まれることもなく、気がつけば、また名古屋ペース。決定機を何度も作りかけるが、ラストパスが精度を欠いて追加点にならない。試合が終盤にさしかかると、ちょっと事故っぽい気配が出て来て少し冷や冷やした。やはり楢崎の奮闘なくしては終らんなあ、という感じ(^_^;)。でもなんとか凌ぎきると、89分に杉本が駄目押しのゴール。先週と一緒(^_^;)。そのまま逃げ切り2対0勝利。
先週に較べたら全然安心して見てられた試合だった。今年見た中で一番かも。今日ばっかりは、本当に強いのか?と思ったよ。いやいや、油断は禁物(^_^;)
清水はちょっと、駒不足感が色濃いねえ。厳しそうだな。

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(2008.4.12)

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J1リーグ第6節千葉対大宮

2008.4.17 

 ジェフユナイテッド千葉 2(0-2)4 大宮アルディージャ
              (2-2)

ようやく録画を見た。
試合結果を聞いた時、大宮が4点取るなんてありえん、と思ったが…。前半の2点は、デニス・マルケスがスピードで抜いて、右斜め前の浅い角度から決めた見事な個人技。特に2点目は、自ゴール前でのジェフのCKのクリアボールを受けてから、一人で持ってったような得点。彼が今まで見たことがないくらいキレキレだったのと、ジェフのディフェンスがザルだった相乗効果という感じ。2ゴール以外にも、あんなに思い切り良くシュートを撃ってくデニ丸は、初めて見たような気がするが、ディフェンスの寄せがあれだけ甘くて、シュートコースが開いてれば、これだけやれるということなのかも知れん。ただ、デニ丸は、他の選手への球出しもスムースだったし、広いエリアを動き回って、まるでヨンセンみたいな(^^;働きっぷりだったから、調子が良かったのも確かなんだろう。後半は消えていたが。疲労か、ジェフのペースが上がった影響か。
試合の流れそのものは、大宮に2点目が入るまでは、五分五分という雰囲気だったけどね。どっちもいまひとつ組立がうまくいってないようで。2-0になってからは大宮が押し込んでいた。
後半、ジェフは中島を新居に代えたのが奏功したのか、前線に厚みが増して、主導権を握り、大宮ゴール前へ迫る時間帯も増えたが、なかなかゴールを割れず。28分の坂本のゴールも、つないでつないで、巻のシュートがポストで跳ね返ったのをようやく押し込む難産。その後、大宮はコータを片岡に代えて、守りに入ったようだったけど、多分、それが逆効果で、ジェフに押される流れは変わらず、41分に新居に押し込まれて同点。この辺りは、大宮のディフェンスが足止まってて、ジェフに綺麗に崩されていた。普通に考えれば、逆転があったかどうかはともかく、このままジェフペースで終る試合だったよな。そこで、43分の片岡のミドルで、大宮が突き放す。ありえない(^^;。っつーか、3年に1度くらいのゴール? ジェフも運がない。大宮はその前にデニ丸に代えてペドロが入っているし、片岡のゴールも、DFのレアンドロがゴール前でポストして、こぼれたボールを叩き込んでいるくらいだから、リスク覚悟で点を取りに行っていたはずで、どっちに転んでもおかしくないラスト5分だったんだろうけど。大宮にこぼれたという感じ。最後のペドロのゴールはオマケ。切れちゃったディフェンスを軽くかわしてゴールを決めちゃうくらいの足技は充分に持ってるFWなんで。
4点取れた理由はよく分かったし、デニ丸の好調が続くんなら(ペドロに先発を取られちゃったりして発奮したのかな)、大宮にとって好材料なのは確かだけど、終盤の2失点は気にするべきじゃないかな。ここまであんまり点を取れてなかったチームに、立続けに失点してるんだから。
なので、水曜のナビ杯で0-4と聞いても、やっぱりと思ったんだが、かなり選手を入れ替えてたみたいなんで、単純に比較は出来ないみたいだ。
(2008.4.19)

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感想「漢字と中国人」

「漢字と中国人」 岩波新書

古本屋で見掛けて何となく買った。中国での漢字の成立と変化をまとめたもの。

中国では紀元前から漢字の辞書みたいなものが作られていたと聞けば、そりゃあ大したもんだと思わないわけにはいかないし、4000年の歴史を誇るのも無理はないと思うが、それだけ歴史の積上げがあっても、やってることは、そんなことかいと思えば、人間は歴史に学ぶことはないんだな、という気もする。
ただ、リアルの中国人と付き合いがあるわけではないので、本当のところはよく分からんけど、いろいろ見聞きする限りは、非常に実利的な人達という気はするわけで、本書で言及されている古代の名著の多くが、使いにくいという理由で改訂され、原型があっさり捨て去られたりしているのはそのあらわれかな。
そして、そういうメンタリティの人達は、短期的にはともかく、長期的な展望や経験から学ぶのは苦手そうだとも思う。ちなみにその辺については、日本人も似たようなメンタリティだと思ってる。実利的過ぎるのは東アジア的メンタリティ?

中国の漢字の簡略化について、日本では文化を破壊するというような観点からの、批判的な意見を聞くことの方が多いけど、必然性はあるよな。確かにカナがなく、あんなにややこしい文字しかない文化で、識字率を上げるのは至難の技だし、切実な問題だろう。この本を見ると、そもそも漢字は時代とともに常に変化してきた存在のわけで、簡体字への変化も、その一環に過ぎないのかも。

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感想「道化の町」

「道化の町」 ジェイムズ・パウエル 河出書房新社

ジェイムズ・パウエルの短篇集。
タイトル作を除くと、過去に読んだような読まなかったような、微妙な感じなんだけど、タイトル作以外、全部未訳だったということがあるんだろうか。巻末の解説を読んでもよく分からない。ただ、未訳がかなりいっぱいありそうなので、そうであっても不思議はないのかも。
一言で言っちゃうと、ファンタジー(甘いのも辛いのもある)なテイストのミステリという感じ。独特な雰囲気だが、雰囲気だけではなく、プロットも特殊な舞台設定をうまく生かしたひねりが効いている。
本書を読む前は、加えて「コミカル」という形容詞を考えていたが、確かに辛い作品も、ブラックではあってもユーモアはあるけれど、ちょっと違うかも知れないという気がした。この作家のことを、そんなによく知ってはいなかったということが分かった。こういう短篇集が出てくれたことを喜びたい。

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J1リーグ第5節名古屋対横浜

2008.4.5(土) 16時 豊田スタジアム 晴
観客19193人 主審 前田拓哉 副審 名木利幸、西尾英朗 

 名古屋グランパス 2(1−0)0 横浜F・マリノス
           (1−0)

 得点 32分 名古屋・ヨンセン
    89分 名古屋・杉本

 名古屋 楢崎(GK)、竹内、バヤリッツァ、吉田、阿部、
    小川、中村、吉村(59分山口)、マギヌン(74分杉本)、
    玉田、ヨンセン(82分増川)
 横浜 榎本(GK)、田中隼、栗原、中澤、田中裕、
    松田、山瀬、ロペス、小宮山(64分清水)、
    ロニー(72分坂田)、大島

 警告 名古屋 マギヌン(1回目)、阿部(1回目)、竹内(1回目)
    横浜 なし

見に行ってた。今年最初のホーム観戦。

今年最初の山場の試合。いや、ほんとは浦和戦が最初の山場かと思ってたが、浦和がヘタレでそうはならなかった(^_^;)。マリノスはヘタレてなくて、ほんとの山場だった。
マリノスは中盤はタイトだし、ゴール前は堅い。ここまでずっと、思いがけずも優勢な試合を続けてきた名古屋も、この日は五分以下の戦いを強いられてた感じ。ただ、マリノスには穴があって、それはトップ。ロニーの不出来ぶりときたら大したもんで、彼がトップに居る限り、マリノスのゴールはないかもな、という雰囲気だった(^_^;)。
名古屋はここまでの試合みたいに中盤で楽にボールを繋ぐことがなかなか出来ず、ヨンセンが去年のように、外へ流れたり下がってきてしまったりしていて、点を取るのは難しいかもねと思ってたが、前半の後半に入ってマリノスに攻め疲れもあったのか、名古屋に優勢な時間帯が到来。その中で、マギヌンとポジションチェンジして左サイドに行っていた小川が、サイドから低いボールをゴール前に送り、ヨンセンが決める先制点が生まれる。ここからは名古屋ペースの試合だったと思う。
後半はマリノスが立て直した。名古屋が序盤の絶好機を逃し、疲労で次第にペースダウンしていくのに対し、中盤での速いプレスでセカンドボールを拾いまくって、がんがん攻めてくる。頼みのロニーも居なくなり…(^_^;)、なぜ失点しなかったのか不思議なくらい。ポストやバーが弾いたシュートは2発あったが、最後の所で守備陣がよく踏ん張ってはいたよな。ただ、時間が進むにつれて名古屋の選手は疲労困憊の色濃くて(中二日、中二日で3試合目だもんなあ)、足がどんどん止まってたから、マリノスの猛攻に持ちこたえられるかどうか、雰囲気はかなりヤバかった。
なんとか1対0のまま、90分経過しようとした矢先、途中出場の杉本がオフサイドラインをかいくぐって裏へ抜け、GKの待つゴールへ一直線。行けー、と叫びつつ、シュートをGKに当ててオシマイだろうなと思っていたが、GKの目の前で右に切返し、GKの態勢を崩す。でも、持ち損なってシュートミス…、と思いかけた瞬間、きっちりゴールへ蹴り込んだ。疑って悪かったよ>杉本(^_^;)。見事なゴールだった。しかも盛り上がるしかないという時間帯。最高の雰囲気のまま2対0の完封勝利。素晴らしい。

山場を勝って越えられて良かった。これで試合間隔が一週間開くから、疲労もだいぶ取れるんじゃないかな。次の試合までに運動量を取り戻して、また頑張ってくれい。

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J1リーグ第5節大宮対大分

2008.4.5(土) 時 NACK5スタジアム大宮 晴
観客人 主審  副審 

 大宮アルディージャ 2(1−0)0 大分トリニータ
            (1−0)

 得点 大宮・斉藤
    大宮・斉藤

訳あって(^^;見に行けず、JSPORTSの録画中継を見た。

大宮が2-0で勝ったと聞いて、一体、誰が得点を、と思い、雅人2ゴールと聞いて、なんとなく納得した。今の大宮は、そういうジョーカー的なプレーヤーしか点が取れそうな気がしねえもの。もちろん、雅人のゴール自体は非常にレアなので、驚きは驚きだったけど。

試合を見ていると、やっぱり、とても点が入りそうもないように見えた。大分も同様なんだけど、ゴールに向って選手が連動する動きなんて、カケラも見られず、まったりとボールを廻すだけの試合。まあ、それはそれで、平和でいいし、このチームに似合っているとも思うんだけどね。いい天気で、客の入りもほどほどな大宮サッカー場でこの試合を見ていたら、結構、心地いい気分になったんじゃないかな。んで、ぽかぽかあったかい中で一眠りして、目が覚めても、寝てる間に何も起きてない、というような(^^;。生で見てるのと、TVで見てるのとでは、印象が相当違うから、一概に比べられないのは分かってるんだけど、その頃、トヨスタで見てた緊迫感のある試合と、まるで別の競技のようだった。

前半の最後の方で、雅人が高松(だったかな)と絡んで倒れ、大分はボールを外へ蹴り出した。大宮は大分のバックラインにそのボールを返したんだが、それを大分CBの森重(確か)がフィードミス。大宮が右サイドで拾って攻め込み、ドリブルで持って行こうとしたデニスマルケスは大分DFのプレッシャーにあっさり潰れたが、こぼれたボールを中盤の底から駆け上がってきた雅人が拾ってシュートすると、ゴールの左端へ吸い込まれて行く見事なゴールになり、大宮が先制。
ある意味、雅人が倒れて試合が止まった直後で、前半の終了時間も迫っていたこともあり、やや間延びした雰囲気だったんじゃないのかな。雅人一人が、(頭を打ったこともあり?(^^;)気合いが入っていて、それがゴールにつながったのかな。
後半は、前半に比べると、ややペースが上がった感じがあり、大分の攻めに鋭さが増していたように思う。ゴールの枠内へ飛ぶ決定的なシュートもあって、小林慶行の再三のクリアがなければ、少なくとも同点には追いつかれていたはず。大宮はなんとか守り切って、半ばに前半に頭部を負傷した内田を金澤慎に代える選手交代を行った。その直後、デニスマルケスが左サイドを破り中へクロス。これはいまいち精度を欠いており(多分)深谷がゴール前でクリアしたが、イージーなクリアで金澤の足許へと落ちて行った。慎はシュートするが、ポストに弾かれる。そこへ飛び込んで来たのが雅人で、押し込んで2点目。
これも選手交代で試合が切れた直後。雅人のモチベーションの高さが、場の雰囲気の中で突出していたんだろうか、と思った。
大分は終盤には結構攻撃の形も作れてきて、激しく攻めたけれども、もうひとつ攻め切れないまま、2-0で終了。

まあ、大分の攻撃陣に運がなかったかも、という気はする。ただ、大宮のゴールはどちらも大分ディフェンスのミスを突いたもの。大分の自滅という面もあったと思うな。
それにしても、雅人の起用がここまで当るとは、樋口監督も思いもせんかったろう。攻撃的なセンスは凄くある選手だけど、J1でのゴールは確か去年の最終節の川崎戦の1ゴールしかないはず。Mr.NACK5ですかね(^^;。
ただ、結局、FWや攻撃的MFで点が取れてないのは、大宮の現状を反映したものと言えるんじゃないかと思う。まあ、当分はこうやって凌ぎつつ、何か対策を考えていくしかないんだろう。

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感想「「水滸伝」を読む」

「「水滸伝」を読む」 講談社現代新書

古本屋で見掛けて安かったので、入手してみた。北方水滸伝もぼちぼち終わることだし、原典のことも少しは知っとこうと思って。
でもこれは、いわゆるガイド本じゃなかった(^_^;)。歴史学の観点から「水滸伝」を読むことで、そこに描かれている時代を考察していく、というような趣旨の本で、当然「水滸伝」のエピソードに随所で触れているし、原典の雰囲気もある程度伝わっては来るけど、体系的な解説ではないから、原典を知るという目的に対しては、だいぶ中途半端だ。
でもまあ、これはこれで良かったかも知れない。「水滸伝」の背景にある、当時の中国の風景がよく見えてきたから。「水滸伝」のような物語が成立する必然性も分ったし。多分、原典を読んでも、それはあんまり見えて来ないように思える。
もっとも、そういう背景やいろんなエピソードが分ってみると、いよいよ北方水滸伝は「水滸伝」とは別の小説だな、という気がしてきたけど。枠組を借りただけの一種のファンタジー小説というべきか。

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「クローバーフィールド」

俺が見たい怪獣映画って、こういうのだよ、みたい映画だった。素晴らしかった。

人によって、切り口は違うはずなんで、あくまでも個人的な感覚だけど、怪獣映画の面白さってのは、基本的には大規模災害パニック映画だと思ってる。超兵器とか、特殊部隊とか、そんなもんはほんとは要らない。災害が起こって、普通の人間が逃げ惑ったり、立ち向かったりするリアリズムに面白さがあるんだと思う。そういう意味では、平成ゴジラシリーズってのは、全然駄目な映画だった。普通の人間の視点のない映画。ただ、別の切り口からは、それはそれで面白みもないではなかったから、最後まで付合ったけど。怪獣のプロレスだって、それはそれで面白いわけで。ただ、それは(自分にとって)本質的な怪獣映画の魅力じゃなかった。

ほんとは怪獣すら居なくてもいい、というのを分からせてくれたのが、何年か前にテレビで偶然、途中から見た、吉本が作った怪獣の出て来ない怪獣映画「大怪獣東京に現る」だった。怪獣が暴れて引き起こされる事件に巻き込まれる人間の方だけを描いた映画。コミカルなタッチだったし、ちょっと合わない所もあったけど、怪獣映画って基本的にはこれでいいんだよな、と思った。
「クローバーフィールド」はあれに近い感覚がある。異常な事態に巻き込まれた人間たちの行動のみを追っていく映画。ただし、トーンはシリアスだし、怪獣も出て来るけど。もちろん、初期のゴジラ映画にもかなり近い。映像の見せ方に、非常にそれを感じた。山根博士も芹沢博士も出てこない所も、(自分にとっての)「ゴジラ(1954)」の面白さの本質を捉えてると思う。
全編、登場人物が撮影した手ぶれしまくったビデオ映像で構成されていて、車酔いしそうな映画として紹介されていたけど、それも現代においてリアリズムを確保する手段ではあるよな(まあ、ちょっと必然性に乏しいかな、というところはあるが)。ちなみに、気分は全然悪くならなかった。

必要以上にグロテスクな映像を入れない所、エンディングテーマのテイストなんかも、よく分かってんじゃん、そうなんだよ、みたいな感じ。
初期の怪獣映画をよく理解した、愛情を持っている製作者が作った映画と感じた。本当にそうなのかどうかは知らないが。
本家のはずの日本で、こういう映画が作られなかったのが残念。いや、知らないだけで、あるのかも知れないけど。あるのなら、見てみたいもの。

いろいろ感想を見ていて、ストーリーに起承転結がないとか、謎だらけのまま終っていて消化不良というのを結構見掛けるんだけど、そもそも、そういうのがないことがリアリズムを醸し出してる映画だと思うんだがな。そういう不満や必要性は全く感じなかった。
(2008.4.6)

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セリーグ 中日対ヤクルト(4/4)

2008.4.4 18:00 ナゴヤドーム
S 013000002 6
D 000100000 1
[勝]村中、[敗]朝倉、[H]Sリグス(朝倉)、ガイエル(朝倉)、D和田(村中)

帰宅して、晩飯食いながら中継でも見るかと思って、JSPORTSを付けたのは8時過ぎ。もう8回表だった。おっ、4-1で勝っている。
8回裏は鎌田が抑え、9回表には中日がらしくない守乱で2点追加、9回裏は花田が締めて、6-1で終了。村中が先発だったそうで、プロ初勝利。おめでとう。
村中でナゴヤドームっていうと、見に行っていた2年前の中日が優勝を決めた後の凱旋試合で、プロ初登板・初先発した試合を思い出す。上がりまくっていて、初球いきなり不正投球で投げ直しを命じられて、以降もボロボロだったっけか。これであの時のお返しが出来たかな(^^;。試合後のインタビューのたどたどしさも、初々しくて良かった(^^;。

リグスにようやく当りが出てきたみたいで良かった。ガイエルも絶好調じゃないすか。でも、川島が登録抹消になっちまったらしいのは残念。それでも、これで川端がチャンスを物に出来れば、災い転じて吉になるけども。

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J1リーグ第4節大宮対名古屋

2008.4.2(水) 19時 NACK5スタジアム大宮 晴
観客8321人 主審 西村雄一 副審 宮島一代、大塚晴弘

 大宮アルディージャ 1(1−0)2 名古屋グランパス
            (0−2)

 得点 26分 大宮・冨田
    56分 名古屋・増川
    57分 名古屋・マギヌン

 大宮 江角(GK)、村山、レアンドロ、冨田、波戸、
    小林大(69分デニス・マルケス)、小林慶、片岡、
    内田(82分吉原)、土岐田(60分金澤)、ペドロ・ジュニオール
 名古屋 楢崎(GK)、竹内、バヤリッツァ、増川、阿部、
    小川、中村、吉村(76分杉本)、マギヌン(82分山口)、
    玉田(84分巻)、ヨンセン

 警告 大宮 内田、小林大
    名古屋 吉村

見に行ってた。このスタジアムのビジター側に初めて入った(^^;。

立上がりは名古屋がそれなりに優勢に試合をしてたと思うが、前節から中二日の疲労の影響か、全体的に動きが鈍く、崩し切れない、うまく好機を作れない。そうこうしてるうちに、大宮の得点力の低さはよーく分かってるから、よっぽどのことがなけりゃ、失点は心配ないよ、と思ってたのに、前半半ばにCKから冨田にぶち込まれる。CKの場面での名古屋のディフェンスはザル。その後もCKからあわやなシュートを辛うじて蹴り出す場面が続く。前半は勢いに乗れず、むしろ大宮に押されるような雰囲気になり、0-1のまま終る。

後半も、先制した大宮がリスクを冒さない守備的な布陣で臨んで来たから、名古屋は攻めあぐねてる感じで、これはこのままやられちまうかも知れないな、という気がしはじめたが、11分にCKから増川がこじ開けて何とか追い付く。さらに直後、ヨンセン→マギヌンで電光石火の逆転ゴール。こうなって、大宮が守ってばかりも居られなくなってきて、緩んで来ると、後は楽に動けるようになった名古屋のやりたい放題になった。そこで追加点が取れないのと、それでもポカから危険な状況を招く場面が結構あったのが、まだまだだな、という感じではあったけど、いい気分の勝利だった。14年の時を経て、ついに大宮サッカー場で初勝利 (^^;。(過去2戦2敗だったはずだ)

まあ、チーム力通りの結果ではあったと思う。それがなかなか出せなかったのが去年までの名古屋だったが、今年は結構やれている気がする。次節は好調のマリノスが相手で、今度こそ、本当に実力が測れる試合になるんじゃないかなあ。
大宮はやっぱり今年も、得点力の無さに苦しめられそう、という印象が強くなってきた。

  20080402nack
  20080402stajum
  20080402senshu

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感想「ソシュール入門」

「ソシュール入門」 光文社新書

古本屋で見掛けて何となく買った。言語学に漠然と興味があって、時々本を読んだりしてるので、ソシュールの名前は知ってるんだけど、ちゃんと勉強しようと思って読んでるわけでもないから、読んでも内容をすぐ忘れるし(^_^;)、ソシュールの名前は知ってても、どういう理論なのかというと、全然知らないわけで。少し「入門」してみるのもいいかなと。
さすがに「入門」だけあって、随分読みやすかったが、一方でこの程度のものなのか?というんで、少し拍子抜けした。まあ、ソシュールの理論の上に言語学が発展してきたのであれば、その発展形を先に見ていれば、基礎の部分が当り前のことのように見えるのは当然か。
「構造主義」って言葉も、よく聞く割に、意味する所をはっきり知らずにいたが(過去に読んでいて忘れただけかも(^_^;))、本書を読む限りでは、検討対象を分析していく上で、ごく当り前の手順を示しているに過ぎないように感じた。これにも同じことが言えるんだろうな。
ただ、ソシュール自身はそんなにきっちり理論を残してるわけではなく、死後、学生のノートから再現された講義内容が、世の中に広まった理論のベースだそうで、本書も、ソシュールがそういうことを言っているわけではないが、という但し書きがやたらと多い。本人が聞いたら、そんなことは考えたこともないとか言ったりして、という気もした。あと、この著者の文章は、自分でツッコんでボケてるみたいな所が随分多くて、講義で喋ってる内容を、そのまま本にしたような感じなのかもしらんと思った。だから読みやすかったのかも知れない。

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J1リーグ第3節名古屋対大分

2008.3.30(日) 19時 瑞穂陸上競技場 雨
観客8764人 主審 吉田寿光 副審 中井恒、金田大吉 

 名古屋グランパス 2(1−1)1 大分トリニータ
           (1−0)

 得点 3分 名古屋・玉田
    39分 大分・金崎
    70分 名古屋・マギヌン

 名古屋 楢崎(GK)、竹内、バヤリッツァ、吉田、阿部、
    小川、中村、吉村(67分杉本)、マギヌン(82分山口)、
    玉田(88分増川)、ヨンセン
 大分 西川(GK)、深谷、森重、上本(87分西山)、ホベルト、
    エジミウソン(81分市原)、金崎、鈴木、藤田、
    ウェズレイ、前田(67分松橋)

 警告 名古屋 中村(2)
    大分 前田

JSPORTSの録画中継の録画を見た。

名古屋が主導権を握ってた試合。速く大きく球を廻しながら、大分ゴールに迫る迫る。開始早々、右サイドで竹内からのボールを受けた直志が右サイド深く入って中へクロス。玉田が飛び込んで、飛び蹴りのようなボレーでピンポイントで合わせ、ゴールに叩き込んで先制。その後も攻め続けるが、大分GK西川の好セーブなどで追加点成らず。25分くらいに、大分のセットプレーをクリアした所からのカウンターで、名古屋の攻撃が4枚、大分がDF1人 GK1人という絶対的な優位を作ったんだが決め損なったのが痛かった。突き放せないまま、前半終了が見えてきた時間帯に、自陣前でのパスミスから大分につながれ、金崎の、パスを受けてワンタッチでの素晴らしいシュートでゴールを許し同点。

後半も名古屋優勢ながら、大分が盛り返して来て、前半ほど楽にはゴールに迫れなくなった。金崎に速い際どいシュートを打たれて、ヒヤっとする場面も。金崎は良かったねえ。梅崎がチームを見捨てて出て行っても、後釜がちゃんと台頭して来るってのは、チームがきっちり機能しているということなのか、監督がいいのか。それでも70分に竹内のクロスを受け、マギヌンが絶妙のトラップからシュートを決め再度勝ち越し。そのまま勝ち切った。

名古屋のボール廻しは見事だけど、決してソツがないわけではなく、危ない位置でボールをカットされたりする場面もあるんだが、カットされたボールに対する出足の速いカバーリングが素晴らしい。こぼれたボールにきっちり寄せに行って、最低限でも、そのボールをすぐには相手の自由にさせない。守備の態勢を固める時間を作る。前半の終盤は大分が優勢だったという試合評をいくつか見たんだけども、確かに大分に攻められてた感じはあっても、その辺がしっかりしていたので、テレビの画面を見ていた印象ではそんなにやられてる印象はなかったんだよな。
セフが作ったベースがあるにしても、よくまあ、ここまで完成度の高いチームを作ってきたもんだ。運動量の多いサッカーだから、疲労が溜ってくるとキツいかも知れないな、とは思うが。

試合後のインタビューを聞いてて、マギヌンの通訳がかなり心もとなかった。あんなんで大丈夫かな。ちゃんと意思疎通出来ているのか、ちょっと不安。
(2008.4.2)

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J1リーグ第3節清水対大宮

2008.4.2 日本平

 清水エスパルス 0(0−0)0 大宮アルディージャ
          (0−0)

やっと録画を見た。
あまりにも前のことなんで、事前の状況がよくわかんなくなってるが、主税が故障して、左サイドは内田になってから初のリーグ戦。右SB村山も、リーグでは初めてだったんじゃないかな。
直前のナビ杯マリノス戦はスコアレスドロー、直後の名古屋戦は2-1で名古屋の逆転勝ち。その辺の2試合で、効かない感が見えていたペドロJrは、この試合も存在感がいまひとつ。マリノス戦や名古屋戦に比べると、清水DFのマークは割と緩かったように感じたけど、スピードも足捌きも開幕戦ほどの切れはなくて、効果的にゴール前へ入って行くことが出来てなかった。中盤との連携もあんまり良くなかった。
もっとも清水もあんまり組立てがうまくなかった。ただ、先日の名古屋戦よりは、まだチームとして機能してたと思う。名古屋戦には居なかった藤本の存在が大きかったのか。トップに西澤が入ってることで、名古屋戦のマルコス・アウレリオよりも前線にはっきりしたターゲットがある分、やりやすくなっていた面もあるのかも。名古屋戦に比べると、人手不足感はやや薄かったように思う。もっとも、生で見ているのと、TVで見ているのじゃあ、印象も違うもんだけどね。
まあ、五分五分よりも清水の方がちょっと優勢という感じの試合展開だったかな。大宮のシュートがほとんどミドルばっかりだったのに比べて(片岡に惜しい一発があって、千葉戦の予告だったかも知れない)、もう少しゴールに近い所でシュートを撃ててた分、清水の方が得点の可能性を感じさせたけど、そんなに濃くはなかったな。
大宮の攻撃が一番可能性を感じさせたのは、ラスト15分を廻ったあたりだった気がする。内田がようやくフィットして、彼を軸にして攻撃が廻り、立続けにシュートチャンスを迎えたし、内田のシュートの1本は、ゴールのバーを叩く当り。村山が右サイドから効果的な攻撃参加が出来たのも、ようやくこの時間帯になってからだった気がする。ただ、得点は成らず、89分に大宮は、自ゴール前でマルコス・アウレリオのフェイントに引っかかったレアンドロがペナルティ内で足払いを食らわせてしまってPK。しかし、マルコス・アウレリオのPKを江角が止めて、そのままスコアレスドローで終了。
全体的には、中盤での潰し合いの時間が長くて、あんまりスリリングとは言えない試合だった。
(2008.4.20)

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