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感想「モンタルバーノ警部 悲しきバイオリン」

「モンタルバーノ警部 悲しきバイオリン」 アンドレア・カミッレーリ ハルキ文庫

イタリアで大人気だったミステリだそう(原著刊行97年、本書は99年の刊行)。ただ、シリーズの4作目なので、そこまでのシリーズの展開を受けてと思われる、登場人物の描写や人間関係がなかなか理解出来ず、かなり戸惑った。それもあって、薄い本の割に、なかなか進まなかった。これが最初の邦訳のようだけど、なんでこういう訳し方をするのかな。まあ、これが一番、面白そうだったのかも知れないが。
その辺の戸惑いを除けば、結構面白かった小説。イタリアの田舎ののんびりした空気の中で、グルメな警部が、すっとぼけた部下を引き連れて、お気楽に殺人事件を捜査する。雰囲気と登場人物のキャラクターが愉しめた。
でも、コメディだと思うんだが、案外これで、著者はシリアスなつもりだったりするんだろうか。イタリアだからなあ。グルメに思えるけど、これが普通なのかも知れないし、お気楽なように思えても、これが普通なのかも知れない。事件そのものや、事件の解決を巡る警察や裁判所のいい加減さ、マフィアの影が見え隠れしてるとこなんかは、結構深刻な題材が隠れているようにも思える。
主人公の名前はバスケス=モンタルバンに由来するというのが面白かった。確かに書名を見た時、モンタルバンを思い出した。これも好きな作家で、一時期まとまって出た邦訳は、全部読んでるはずだけど、その後、どうなったのかな。

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