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感想「サイモン・アークの事件簿1」

「サイモン・アークの事件簿1」 エドワード・D・ホック 創元推理文庫
先行して出ているサム・ホーソーンものの短編集の分厚さをイメージしていたので、案外薄かったという感じ。それでも10篇収録だから充分な量ではある。巻末のリストを見ると、多分、半分くらいは既読のはずだが、内容はほとんど覚えていなかった。
このシリーズは、初期の物の方が、オカルト探偵ぽい味付けが濃くて、独自性があるように思う。後年の短篇は、ホックの他のシリーズ探偵物とそんなに大差ないように感じる。怪奇性を生かしきれる本格ミステリのシチュエーションというのが、そうそうはないだろうから、難しいのは分るが、無理やり怪奇物っぽい筋立てにして、サイモン・アークものにしなくてもと思うものも、時々ある。
本書で言うと、第一作「死者の村」の怪奇性はやっぱり印象的(これは再読で、内容も覚えていた)。ただ、上記のような気になる点はあるにしても、本格ミステリとしての仕掛に注意が払われているという点は、初期も後期も変らない。もちろん、本書は傑作集だと思うので、粒が揃っている、ということはあるだろうけど、総じて、収録作品は水準には充分達していると思う。面白く読めた。

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