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感想「股旅フットボール」

「股旅フットボール」 宇都宮徹壱 東邦出版
全国の地域リーグを見に行って、チームを取材して、感じたことをあれこれ書いた本。2006年から2007年にかけて取材して書かれたものなので、最新状況にかなり近くて生々しいが、一方で各チームの置かれている状況は、このたった1-2年で大きく変わっている場合もあり、変化の速さを感じさせる。
自分が地域リーグを見に行っていたのは数年前までで、近頃は全然縁遠い場所になっちまってるから、現状の描写には、昔と全然違う、今はこんななんだ、と思う所も結構ある(特に北信越)。そういう意味でも変化の速さを感じる。というか、Jリーグに強引に変化させられているという面もあるわけだが。まあ、副題にある「百年構想の光と影」みたいなことは、思うことはいろいろあるが、このレベルについては、自分が半可通で書くようなことでもないんでやめておく。ただ、地方にチームが出来て、それが階段を上ってJリーグに参加するというのが、単純に幸福な夢物語じゃないってのが、よく分かる本ではあると思う。そうだったらいいのに、と思うけど、そうじゃないんだよな。
ちょっと、「下から目線」を強調し過ぎてる感はないでもないけど、丹念に取材して書いている所に、好感が持てた本だった。
ちなみに、この本を読みながら、少し考えていたのは、自分の地元(新潟)に、当時(20年以上前)、応援しているプロスポーツのチームがあったら、就職の時に東京へ出て来ることは、もしかしたらなかったかも知れない、ということだった。地方では、そういう想いで、チームを立ち上げようとしている部分があるわけで、それはよく分かると思った。

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