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感想「俺の拳銃はすばやい」

「俺の拳銃はすばやい」 ミッキー・スピレーン 三笠図書
20年以上?前に読んだ「裁くのは俺だ」以来のスピレーン。
通りすがりに気持ちが触れ合った売春婦が変死したことを知って、マイク・ハマーが乗り出して行くという話。その過程で、殺された女と友達だった別の売春婦と親しくなり、恋に落ちる。
直球勝負のメロドラマ。マイク・ハマーは、女には惚れる。怒ればぶん殴る。言うこと、やることが、いちいちおおげさだし、一方的な思い入れと思い込みで、事件に関わって行く。単純過ぎる気はするが、素直でいい奴だなと思った(^^;。プロットは案外ちゃんとしてる。事件の真相は、かなりバレバレな気はするけども。
「裁くのは俺だ」が、いまいちピンと来なかった理由はよく覚えてない。やっぱりこういう感じだったとすれば、分からんではない。あまりにも屈折が無くて、ストレート過ぎる。ただ、こういう小説が、ある時代に大ブームになったというのは、理解出来る気がする。単純で分かりやすい、勧善懲悪の時代劇みたいなもんだな。
先日読んだピート・チェインバースが、ハマーに比べたら、ずいぶん洗練されていて、洒落っけもあるということがよく分かった。ニューヨークの私立探偵だってのに、マイク・ハマーには、そういう要素が全然なくて、ひたすら男臭いだけ。きっと、それも受けた理由の一部なんだろうな。
1959年の刊行で、さすがに翻訳(向井啓雄)は古いが、「マーティニと殺人と」に比べると普通に訳しているので、まだ違和感は少なかった。

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