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J1リーグ第15節新潟対名古屋

2009.6.28(日) 16時 東北電力スタジアム

それなりに優位に試合に入った気はしたんだけど、5分にペドロ・ジュニオールの長いドリブルを止められず、楢崎との1対1を許す。打たれたシュートはポストに跳ね返ったが、詰めて来た松下に押し込まれ、早々に失点。多分、新潟の最初の得点機だったはず。その後もペドロのドリブルに振り回された。
27分に久々出場のマギヌンが2回目の警告で退場。マギヌンは試合前から硬い感じで、いかにもテンパってる感じだったんで…。2回目の警告は見てた位置からはむしろ本間のファールに見えたんだが、あの距離で審判が見間違えたとは思いにくいんだよな…。それに、いずれにしても、1枚目の警告がかなり馬鹿みたいな代物で、それさえなければ退場はなかったわけで。
数的劣勢の苦しい展開が続いた前半終了近く、名古屋のCKがクリアされた所からの新潟の攻撃に対して、名古屋のディフェンスの戻りがいかにも遅くて、結構時間は掛かっていたにもかかわらず、ペドロのドリブルから松下にフリーでのシュートを許して決められ0対2。
かなり絶望的に思えた後半だったが、ここは案外頑張った感じ。2点リードの新潟が、名古屋に適当に攻めさせていた面はあったんだろうけど。それに、攻めてはいても、ゴールへ向う強い意志とかアイディアが不足しているようにも感じられ、ゴールを割れないまま迎えたロスタイム、玉田のパスからようやく杉本が決めたがそこまで。

今年も新潟で勝てなかった。まあ、負けるべくして負けた試合だとは思うが。内容悪過ぎ。
インターバル明けの名古屋の試合を、初めて目の前で見て思ったのは、水原に競り負けてたのは、水原と間合いが違ったというより、単に名古屋の間合いが悪いだけだったみたいだし、千葉が大宮にスピード負けしていたのは、千葉は名古屋戦並みのスピードで戦っていたけど、大宮はそれ以上に速かっただけなのかも知れないということだ。いずれにしても、悲観的な話だよな。

マギヌンが退場になった時、競り合った本間は、そこで痛んだぽくて、前半半ばで退き、交代で入ったのは元大宮のマーカスだった(^^;。以前より、だいぶ気が利いたプレーが出来るようになってはいた感じ。相変わらずガタイのでかさが売りで、ザッパな感じではあったけど。
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隣接する新設の野球場。
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感想「死せる案山子の冒険」

「死せる案山子の冒険」 エラリー・クイーン 論創社
エラリー・クイーンのラジオドラマ集。
今まで、いろんな所でクイーンのラジオドラマは結構読んでいて、それなりに完成度が高いものもあったとは思うけど、基本的には、やっぱり「ラジオドラマの謎解きドラマにしては」という註釈付きのレベルだなと思っていた。でも、本書収録作の最後のふたつなどは雰囲気作りやドラマ性にも優れていて、かなり高い所に到達点があったんだなと思わされた。この辺は確かにクイーン中期の傑作群の前兆のような作品だった。ちょっと見直した。
謎解きも全体的に、読み返しが利かないラジオドラマの特性を考えて、必要以上にややこしくなく、手掛り提示のタイミングも含めて、うまく作られていると思う。

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J1リーグ第15節千葉対大宮

2009.6.27(土) 16時 フクダ電子アリーナ

BSTBSの生中継。

大宮は主税が出場停止が明けて、パク・ウォンジェも故障明けとかで復帰。テクニックのある選手が両サイドに入ったことで、前節に比べて、試合運びはだいぶ幅が出来てた感じ。立上がりはちょっと千葉に押されたけど、次第に巻き返して、そのうち押し放しになった。前半の最後の方、押し込んだ状態から、パクが左から入れたボールを藤田→石原→ポスト(^^;→藤田で先制。
後半も流れは変わらず、攻勢を続けつつ、主税は惜しい止りのシュートを放ち続け、他の選手のシュートもゴールの枠に当り続けたが、終盤に来て、主税の素早いFKのリスタートに反応して、ゴール前へ抜け出した藤田が蹴り込んで2-0。最後の方には、パクの抜け出しで、千葉のボスナーが退場に追い込まれるファールを犯す場面もあるなど、大宮の完勝。今節は文句の無い勝ちだと思う。

それにしても、前節のことを考えると、千葉がなんであんなにスピードが無かったのか分からない。名古屋に勝って、ほっとしちゃった? まあ、大宮の2トップは、J2上がりで、少なくとも走り続けるとか、精力的に動くとかいう点に関しては、そう簡単には揺るがないし、それはある意味、名古屋の対極だから。油断したかもね。
そういやあ、今節はミシェウが不在だった。くっそー。

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セリーグ 巨人対ヤクルト(6/26)

2009.6.26(金) 18時 東京ドーム

結構大一番のような気がしたし、しばらく神宮の試合もないんで、長年の禁を破って?(^^;)行ってみる気になった東京ドーム。ここでのヤクルトの試合に行ったのは、10年ぶりくらいだ。
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でも、先発の館山がボロボロだったよ。前回の登板も負けが付いてないだけで、ボロボロだったみたいだから、そんなに意外でもなかったけど。4回終わって1 対4で、館山に打順が回ったから、そこで代打という手もあったと思うけど続投。負けは覚悟して、投手の消耗が少ないように、という高田さんの計算だったんじゃないかな。案の定、その後、スンヨプ、小笠原にホームランを打たれて、館山は7失点したが、今日は仕方ない。
どっちかというと、それほどいい出来でもなくて、結構ヒットも打てていたゴンザレスを崩し切れなかったのが残念。デントナのいい当りが内野手の正面を突きまくり、何度も好機で打順が相川に回ったが全て凡退。青木と慎也のタイムリーの2点止まり。運もなかった。
まあ、しょうがない負けだけど、これで近々のうちに、首位に立つ見込みはなくなったかなと。つーか、こうも直接対決でコロコロ負けてるうちは、首位に立つ資格はない気がする。明日あさって連勝ってのも相当難しいと思うしねえ。3連敗しなきゃいいが。
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1軍の試合で李ヘチョンを初めて見た。4月に戸田で見た時よりは良かった気がするけど、1イニングだし分からないかな。
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ACL ROUND16 名古屋対水原

2009.6.24(水) 19時 瑞穂陸上競技場

NHKBSの生中継。

きっつい試合だった。多分、2点目が入るまで、名古屋の好機って、得点した2回しかなかったんじゃないかな。その後は、水原も緩んで来たから、そこそこ好機も生まれたけど、そこまでは中盤でボールを拾われまくり、攻められ放しで、全然前へボールが出て行かなかった。それで2点取っちゃうてのも大したもんだが(^^;、2点目を取った(玉田のナイスシュート)直後に、調子こいてたら、あっという間に1点取られて、ヒヤヒヤもんで、30分近く戦うことになった。やっぱ、気持ちに問題があるような気がするけど、今日はとりあえず、それ以上失点しないで耐え抜いたんだから、まあいいか。
ちなみに前半の、本当にワンチャンスみたいなゴールは小川で、やっぱりこういう試合は小川が決めるなあ、という感じ。

中盤の競り合いに、名古屋はことごとく負けてて、中継では水原のフィジカルが強い、みたいなことを言ってたけど、それだけではないような気がした。なんか、間合いの感覚が違うんじゃないかなあ。もしかして、フィニッシュがうまく行ってなかったのもそのせいかな?(^^; 相当助けられてたな。水原がまともにフィニッシュを決められてたら、名古屋は大敗してたはず。

自爆的なミスも多かったし、内容的にはどうなんかな、という気はしないでもないけど、ジェフに負けた後だし、勝てて良かったよ。これでチームのムードがいくらか良くなってくれるといいんだけどね。

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感想「JR全線全駅下車の旅」

「JR全線全駅下車の旅」 横見浩彦 ワニ文庫
鉄道ブームなんで、この種の本は掃いて捨てるくらいあるし、敢えて読もうという気にもあんまりならないんだけど、なんとなく引っ掛かった。「鉄子の旅」の横見さんの本だというんで、興味をそそられた。
横見さんの感覚が結構普通だったのは、ちょっと意外。取繕ってるんだろうけど、それが出来るということは、「普通」の感覚も持ってるということだと思う。ただ、むやみに理屈ぽいし、合理主義的過ぎるというのはあるかもしれない。
思っていたよりもずっと短い期間に集中的にやっていたことが意外だったが、そうでないと、面白みは薄れたかも。ローカル線がどんどんなくなっていく一方で、通勤新線みたいなのは増えてる時代で、路線の変化が激し過ぎるからね。
長いのに運行本数が少なくて、全駅潰すのがそう簡単とは思えない路線もあるし、どうやったんだろうなと思ってたが、いろいろ技があるわけだ。ダイヤをパズルみたいに組合せて効率的に回る方法を見つけるなんてのは、いかにも面白そう。あと、最後の手段が徒歩というのには、似たようなことを時々やってるから、親近感を覚えた(^^;)。
しかし、夜行列車や周遊券が激減した今では、これは厳しそうだな。達成自体は以前同様可能かも知れないが、金はかかっちゃうだろうなあ。

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J1リーグ第14節大宮対京都

2009.6.20(土) 18時 NACK5スタジアム大宮

テレビ埼玉生中継の録画。

大宮の布陣は藤田を前に置いて、石原と土岐田が脇を固める3トップぽい感じで、そこへ後ろからどんどんロングボールを放り込んでいく、速攻のコンセプトを再確認したような試合運び。それがハマって、大宮優勢の展開になってた感じ。開始早々、ディエゴとの接触プレーで、この日はボランチの片岡が、痛んで斉藤に代ったが、特に変化もなかった。京都は割と雑に当ってくるプレーが多くて、それで主審の高山が神経質になってた面はあったかも知れない。15分に土岐田が倒されて得たFKをハヤトが蹴って、冨田→マトで先制。
前半終了間際、競合いで石原が京都のCB李正秀に飛び蹴りするような形になり、石原のファール。李は特にダメージはなかったぽいが、おい!みたいな感じで石原を軽く突いたら、石原はぶん殴られたような勢いで倒れた。高山は猿芝居にあっさり騙されて李に一発レッド。おいおい(^^;)。

後半立上がり、豊田がドリブルで仕掛け、ペナルティに入った所で塚本に倒されPK。ディエゴが決めて同点。
大宮は数的優位だし、元々押していた展開だったが、同点になってから例によって決め手のないまま推移。30分頃、ゴール正面で土岐田が倒されてFK。塚本が直接決めて、これが決勝点になった。
今のチームでは主税が、試合を組立てられる唯一の存在だから、彼を出場停止で欠いて出来る試合は、まあ、こんなもんだろう。それを考えたら大宮にとっては、悪くない試合だったんじゃないかな。高山の援護(^^;)があったにしても。
塚本が自責点をFK直接で取返したのは、4節の柏戦に続いて2度目。取返すだけマシではあるが、自責点の多いDFてのもね…。ネタ的には、またやってくれ、てなもんだが、いつまでも変らないようなら、いずれ出番はなくなるだろうからな。
(2009.6.25)

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交流戦 ヤクルト対西武(6/20)

2009.6.20(土) 18時 神宮

第1試合終了後、外出して(^^;)、用足しして6時前に戻って来た。
このパターンのダブルヘッダー完遂は過去にないはず。そもそも11時神宮ってのがかなりめんどくせえし、第1試合が終わってから第2試合までの身の置き場に困るし、体力的なものも…。以前、炎天下の第1試合で疲れ果てて帰っちゃった経験有り。今日は、あらかじめその辺は気を付けていた。
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ユウキが先発だったけど、初回にヒット、右飛、内野ゴロで先制された。2回にデントナの一発で追い付いたが、4回に中村に一発食らってまた勝越される。西武先発の西口から、ヒットは打つんだけど崩せず、その後の継投にもうまくかわされ、8回表には萩原が2失点で1対4。ほぼ負け試合と思ったが、8 回裏2死1-3塁でデントナが小野寺からレフトへぶち込んで、試合は振出し。9回で決着付かず、おいおいよりによってこういう日に延長かよ、みたいな (^^;)。
10回表はリョータで、2死1-2塁から上本が中前にポテン系の当りを打って、ヒヤッとしたが青木がキャッチ。
10回裏、西武の投手は野上。先頭武内がヒット、代走飯原。代打川端のバントは野選を誘って無死1-2塁。ヒロヤスが送って1死2-3塁、青木敬遠で1死満塁。で、続く今日4打点のデントナの当りはレフト前に抜けて、サヨナラ!サヨナラ!
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個人的には、19イニング戦ってサヨナラ勝ちの気分(^^;)
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それにしても、よくお客さんが入っていたなあ。一昨日のサヨナラ勝ちの効果だったのかな。それでまたこういう試合だから、明日のデーゲームはさらに大入りかな。問題は天気が怪しいことだが…。

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イースタンリーグ ヤクルト対楽天(6/20)

2009.6.20(土) 11時 神宮

神宮開催のイースタン。
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スワローズは今年の高卒新人3人3回づつの継投というアジな真似を…。まだ公式戦で投げてるとこを見たことがない3人なんで、途中で抜けるつもりだったんだが、抜けられなくなって、最後まで引っ張られた(^^;)
赤川→八木→日高の順番だったが、日高が一番まとまりがあって良かった気がする。実際無失点なんで。赤川は立上がりは良かったけど、段々制球が甘くなって、3回に三ゴロゲッツーのはずが、サードからの送球をセカンドの森岡がこぼして、ピンチを切り抜け損ねたのをきっかけに2失点。八木も3イニング目に3 安打で1失点。八木は体格やピッチングフォームの割に変化球での駆引きが多くて、ちょっともったいない気がした(でも、この3人の中では、実は八木が一番小さいんだねえ)。とりあえず、赤川と八木は、即戦力ではなさそうだな。ファームでじっくり鍛えてからだ。

打線は初回にユウイチのタイムリーで先制。ひっくり返された後、5回に武内のタイムリーで追いつき、突放された6回には鬼崎の内野ゴロで追い付いたが、1 軍登録中のロングヒッターが、夜の試合に向けて軒並みいなくなってからは、あんまり点が取れそうもなくなっちゃった。特別ルールで延長はなかったので、 3対3の引分けで終了。
それなりに打っていた楽天先発のラズナーを、早い時点で崩し切る所まで持っていけなかったのが痛かったな。
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個人的にあんまりいい場面を見た記憶のない鬼崎が、今日は何度か好守を見せていたな。打撃はダメだったけど。
楽天の内村が7回にベースカバーに入る時に足を痛めたぽくて、担架で退場した。心配な感じだったけど、どうかな。

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J1リーグ第14節名古屋対千葉

2009.6.20(土) 15時半 瑞穂陸上競技場

JSPORTSの録画中継の録画。

休み明けに勝てないのは毎度のことなんで、もういまさら驚きもしないが…。

中継を見てみると、マギヌンも小川も居なくて、両サイドが津田と杉本だったことを考えれば、案外、よく形を作れてたな、と思った。特に津田は、積極的に中に入ってシュートも打っていたし。ダヴィと巻の2トップで、巻を狙って前に放り込んでく攻撃も、いつもに比べれば、ちゃんとやれてたように見えた。決定的な場面もそれなりにあったし。完封負けしてる試合って、やることやってねえじゃんと思うことが多いし、この試合もピクシーが怒ってたみたいだったから、そのクチかなと思ったけど、やれることはそれなりにやってたんじゃないかな、という気がした。
ただ、全体的にジェフにスピード負けしてた感じ。やっぱり、休みが長くて、なまってたか。競り負けて、カウンターで危ない場面を山ほど作られていたし。それは凌いだけど、後半途中に投入されたミシェウのパスで、深井に抜け出されてやられちゃった。ミシェウって、出てたり出てなかったりだけど、自分が見てる試合で出ている時は、確実に貢献してる気がする。なんで安定して起用されないんだろう。怪我が多いのか?

しかし、この出来だと、水曜の水原戦は、かなり厳しい気がするな。まあ、小川は戻って来るし、玉田も頭から出られるんだろうけど?
(2009.6.22)

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交流戦 ヤクルト対ロッテ(6/17)

2009.6.17(水) 18時 神宮

審判の有隅さんが、1000試合出場達成だったそうで。スワローズOBがスワローズのホームゲームで達成てのも、何かの縁かな。
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今日の到着は18時20分過ぎ。2回表、ロッテのサブローが遊ゴロ併殺でチェンジの場面。スコアは1回裏にうちが1点先制していた。3回裏、2死からヒットのヒロヤスを置いて、ロッテ先発の成瀬から青木がライトへツーランで3対0。
うちの先発はヨシノリで、四球は出すし、被安打も多かったが、ロッテが併殺打や盗塁死で助けてくれてた感じ。6回無失点で降板。今日はマメは潰れなかったみたいだな。なんせ、ここんとこ目の前で見たヨシノリは、2試合続けて、マメが潰れて途中降板してたからな(^^;)。
6回裏にはデントナのツーランで5対0。
今日はマツケンがぱっとしない出来で、7回表に3安打で1失点したが、その裏に畠山のヒットからヒロヤスのタイムリーで1点追加して突放し、8回裏には相川と武内のツーラン2発。8回表は五十嵐、9回表は萩原がきっちり締めて、10対1の大勝。
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気持ちいい試合だったけど、点取り過ぎで明日が心配ではあるな。まあ、明日は行かないからいいか…そういう問題か?(^^;)

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なでしこリーグ第9節浦和対東京電力

2009.6.14(日) 13時 駒場スタジアム

 浦和レッドダイヤモンズ 4(2−0)0 東京電力TEPCOマリーゼ
 レディース         (2−0)

今年初めてのなでしこリーグ。
マリーゼが、ちっとは競った、面白い試合をしてくんないかなと思ってはいたんだけど、やっぱり、数年前から浦和のホームゲームでよく見るパターンの試合だった。最初から最後まで浦和が一方的に優勢で、浦和が大勝。
中盤はマリーゼも、宮本が加入した効果で、それなりに浦和に太刀打ち出来てた感じだったけど、前線にボールが入った時の、中盤の押し上げの人数やスピードが全然違うんで。前半の2点は浦和の勢いに押されて、守備が乱れた所で拾われて押し込まれた感じ。マリーゼは結局、丸山頼みの攻撃が中心になってしまって、厚みがないから、ほとんど点が取れる気がしなかった。
後半の2点は、縦パスからの1対1で北本が決めたやつと、CB宮崎とGK増田の息が合わなくて、宮崎が戻したボールがほっといてもオウンゴールになりかけた所に、安藤が走り込んで来て押し込んじゃったもの。
ちなみに、前半の2点に関しては、どっちも増田が頭上を破られたものだったんで、GKがもう少し大きかったらなんとかなったかも、と思った。ハーフタイムに見てたら、マリーゼの控えGK(天野)がでかかったから。もっとも、登録身長を見る限り、増田だって山郷よりは1cm大きいんだけど。

浦和の高橋彩子が、今年も元気みたいなのは何より。ボランチで、うまくボールを散らしていた感じ(時々ミスってたが(^^;)。相変わらず、スピード感はいまいちだけど、それでも起用されてるってことは、存在意義を認められてるんだろうな。
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ナビスコ杯予選L第7節浦和対大宮

2009.6.13(土) 14時 埼玉スタジアム2002 

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大宮は斉藤雅人を先発FWに起用。なんじゃ、そりゃ(^^;。ベンチにデニス・マルケスも石原も居るのに。まあ、イメージは分からないこともなくて、実際、前線でセンスのいいボール捌きを見せていたから、2列目の主税と合わせて、ゴール前にいいボールを数多く入れて行こうということだったんだろうと思う。でも、それが曲りなりにも出来ていたのは、最初の10分くらいだけだった。浦和もナビ杯や故障者でメンバーは落ちていたし、個人の能力とか、技術の巧拙とか、どっちが上とかは何とも言えなかったと思うが、チームの熟成度は、最近、付焼き刃的に戦術を変え始めた大宮に比べたら、当然、浦和の方が全然上。次第にほぼ浦和に押され放しの展開になった。ただ、10 分に高原のシュートがバーを叩いた以外は、浦和も案外決定的なシュートがなくて、綺麗にパスは廻すけど、いまいちシュートを撃ってくる意欲に乏しいのかな、という感じはした。とはいえ、38分にゴール前に攻め込まれた展開から、山田直にとうとうゴールを決められ(オフサイド臭かったが)、前半は0-1での折り返し。

後半は立上りに、主税がペナルティ内でのファールで退場、PK。決められて0-2。落ち着く間もなくもう1点決められ、12分にさらに追加点で0-4。ただ、15分に石原を投入すると、これが当りで、石原の前線でのスピードのあるチェイシングが効いた。石原自身が一つビッグチャンスを作った後、浦和DF(山田暢)のミスから土岐田が決めて1-4。そこから大宮がしばらく勢い付いたが、26分にカウンターからやられ、38分に藤田が1点返すが、ロスタイムに山田暢に決められ、2-6で終了。

成り行きから考えると、頭から石原を使わなかったことが悔やまれるかな。浦和のディフェンスは、受け身に廻ると、かなりボロかったから。まあ、浦和はメンツをかなり落としていたし、大量リードで気も緩んでいたんだろうけど。ただ、前半攻めあぐんでいたことを考えれば、今日の浦和は、最初から受け身に廻らないといけないほどの強さはなかったはずで、そこは監督の判断ミスもあったと思う。この敗戦で、いよいよ張外龍更迭論が強まりそうだ。
もう一つの大きなポイントは、あの時間の主税の、かなり不用意なファールでの退場。後でテレビで見たが、かなりしょうがないファール。主税はなんで、あそこであんなプレーに行っちゃったんだろう。そんな無理する必要はなかったと思われるのに。あの退場がなければ、まだ分からない試合だった可能性はあると思う。いろんな意味で、チームが迷走してる。来週からのリーグ戦に影響が出ないとは、考えにくいんだが。

それにしても、浦和のゴール裏も準備のいいことで>下の写真のリス旗(^^;
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感想「虚しき楽園」

「虚しき楽園」 カール・ハイアセン 扶桑社ミステリー
再読本。初読時ちゃんとした感想を書き残してなかったが、やや物足りなかったような印象は残っている。
ハリケーン一過で無法状態に陥ったフロリダの被災地で起きるドタバタを描いたもの。スキンクとジム・タイルが登場する。
前半は例によって癖あり過ぎな登場人物たちが奔放に飛び回り、凄く面白くて、全然物足りないなんてことはないなと思ったんだが、後半に入るとややだれた感じ。スキンクがプロットの中心に入ってしまい、そうなると彼は一種のスーパーヒーローだから、どうしても予定調和的というか、ストーリーの進み方に制約が出てしまっているように思える。たいがい忘れているとはいえ再読なので、ある程度はストーリーが読めるというのはあるだろうけれども。あと、予定調和を全く望んでいないか、というと、それはそれでちょっと微妙なんだけども。安心して楽しく読めるからね。
他の作品に較べて、登場人物がやや単純な気もする。イーディーやスナッパーは、もう少しひねりがあってもいいキャラだと思う。オーガスティンも今一つ影が薄く、やっぱりスキンクの存在感に負けているのかな。ただ、ボニーは生き生きしている。「ストリップ・ティーズ」に続き、女性キャラが強い。

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イースタンリーグ 巨人対ヤクルト(6/10)

2009.6.10(水) 13時 ジャイアンツ

11年ぶりにジャイアンツ球場へ。前回行った時は石井弘寿が先発で、当時の記録を見ると、その頃の彼らしい、イニング毎の出来不出来の激しいピッチングをしてたようだ。負け試合だった。
久々のジャイアンツ球場は、全体的には覚えていた通りだったが、いろんな所が様変わりもしていて、10年一昔という感じだった。以前行った時は、スタンドは芝生席が大半だったし、こんな球場で入場料を取るのかねと思ったけど、今日行ったら、綺麗に整備されていて、これで700円なら安いと思った。
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試合は、うちの先発が村中でびっくりした。復活していたのを知らんかったが、5月の半ばにイースタンでの復活登板を果たしていたらしい。
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しかし、制球は今一つで、低目を狙った変化球が軒並みボールになる苦しいピッチング。バックにも足を引っ張られた。初回の失点はレフト志田のエラー絡み。他にもエラーは付いてないが、野手の判断ミスが目立った感じ(特にショート鬼崎)。先発キャッチャーは中村だったが、彼も冷静さを欠いてる感じのプレーが目立った。村中は4回途中まで投げて、毎回の4失点。5回には2番手西崎が、2安打2 四球の押出しでもう1点。
打線は巨人・オビスポの荒れ球の速球を攻略出来ず、長打はあるものの散発4安打で得点出来ない。8回に巨人のピッチャーが藤田に代って、ようやく2死から、梶本と大塚の連打と中尾の四球で満塁まで攻めたが、代打・吉本のレフトへの飛球は距離不足で捕球されチェンジ。もう見込みねえなと思って、そこで切り上げた。制球難の投手ばかりで、試合時間がダラダラ長く、この時点で16時を回ってもいたし。
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その後、8回裏に7回から登板していたバレットが2失点して、最終的には0対7で負けたらしい。
今回もまた、ショボい負け試合だったか。次に行く10年後?(^^;には、勝ちたいもんだな。

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感想「ドキュメント死刑囚」

「ドキュメント死刑囚」 篠田博之 ちくま新書
「創」の編集長が、宮崎勤・小林薫・宅間守という3人の死刑囚に関して取材したことをまとめたもの。この人は東京新聞に以前からコラムを連載していて、そこでこの辺のテーマに触れることが多い。この本が出た時、興味を持ったんだけど、うまく行き会わなかったが、たまたま手に入ったんで読んだ。

死刑が凶悪犯罪の抑止力たりうるのかというのが大きなポイントで、著者はそこに疑問を呈しているが、この3人のようなケースについては、「ならない」というのが結論だと思う。自殺する勇気がないから人を殺して死刑になりたい、みたいなことを言う殺人者が近年多い気がするけど、そういうのって、ある意味、死刑があるから殺人を誘発してるんじゃないのか。すごく単純なことだと思うんだけど、死刑存続賛成の立場で、そこの所に触れられていることがほとんどないのは不思議。実際には、死刑存続論の拠り所は、抑止力という観点はほとんど考慮されてなくて、被害者側の復讐感情とか、集団リンチのような心理でしかないんじゃないか。まあ、後者は論外だが、前者については気持ちは分かる気がするとは思う。
もっとも、こういうタイプの犯罪でない場合で、抑止力になってるケースはあるのかも知れない。抑止力になっているので、表に見えて来ないだけで。世界各国の状況の調査結果として、抑止力はないという結論になっているという話はよく聞くが。

一方、足利事件をきっかけにクローズアップされてきた飯塚事件というのがあり、足利事件が冤罪という話が出て来た時、似たような事件で既に死刑になってるケースがあるんじゃないか、ということを思ったが、これはまさにその可能性が高いらしい。そういうことがある以上、最低限の安全弁として、やはり死刑は廃止すべきだと思うが。ちょっと意味合いは違うが、本書に、死刑にされる側に自分をなぞらえる人がいる、という話が出て来るが、こういう日本の警察・司法制度の中で、自分が冤罪で絶対やられないという確信を持つのは難しいと思う。しかも、近年の状況を見ていると、冤罪でないとしても、不合理な理由で犯罪者にされてしまう可能性も増していると思うわけで。自分の身を守るという意味でも、死刑には反対していくべきなんじゃないだろうか。
そういう冤罪の可能性が全くない、本書で取り上げられている3人のような凶悪犯に対しては、そんな配慮をする必要がないという話に多分なるわけだけど、じゃあ、どこで誰がその線引きをするのか、ということにならざるを得ないはず。

元々の「死刑にされる側に自分をなぞらえる人がいる」という部分の意味は、そういう犯罪者に自分がなっていた可能性もあるということで、ここでとりあげられた3人については、本書を読んでいくと、やっぱりかなり特別な部分があって、個人的にはそういうことはあんまり思わない。ただ、最近多い絶望感からの通り魔的な殺人犯なんかは、(伝えられている通りとすれば)自分も環境が違ったり、運が悪かったり、時代が違っていたら、こうだったかも知れないという感覚は確実にある。社会として、犯人を死刑にして処刑して終わりじゃなく、なぜそうなるのかということを押さえるのは、絶対に必要なことだと思う。被害者側の復讐感情は正当と思えるにしても、それとは別の部分で、しっかりやるべきなのでは。
復讐感情そのものについても、思うことはあるけれども、とりあえず置いておく。

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交流戦 ヤクルト対日本ハム(6/7)

2009.6.7(日) 18時 神宮

3日続けて神宮界隈。2日続けての交流戦。
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3回まで両チームノーヒットの投手戦。でも、向こうの武田勝は良かったが、うちの川島はボールが先行しがちで結果的には抑えてるけど、という感じだったから、投げ合いになったら、多分負けるなと思ってた。それでも先制すれば勝機はあると思ったし、そのチャンスがあったのは5回裏。この試合初ヒットの畠山と慎也のヒットで1死1-2塁にしたけど、ヒロヤスがゲッツー打。
6回表に川島が2四死球で1死1-2塁にして、坪井は三振に取ったが、稲葉と高橋に連続タイムリーを打たれて、2点先行される。8回には木田が田中賢のツーベースから高橋の犠飛で3点目。
それでも8回裏1死で日ハムがピッチャーを建山に代えてきたんで、もしかしたらと思った。武田は全然打てそうもない感じだったんで。2死後、代打のユウイチがライトフェンス直撃のツーベース。続く代打川端はライト線に長打性の当り…稲葉がダイビングキャッチしやがった(^^;)。結局、そのままのスコアで終了。
ヤクルト的には、ほとんど見所のない試合。まあ、9回表に1軍で投げる橋本ってのを初めて見れたからいいことにする。結構好投だったし。
で、最高のライトは、今もやっぱり稲葉ってことだな。
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ナビスコ杯予選L第6節大宮対横浜

2009.6.7(日) 14時 NACK5スタジアム大宮 

大宮の先発はトミダイが復帰するなど、去年を思わせるメンバーと布陣。前の試合で広島に大敗した影響なんだろうけど、それで監督が折れたのか? それはそれで、中途半端な感じがするけど。
それでも、トミダイは気合入ってたし、ボランチに入った片岡も、最終ラインでの重荷が取れたような、ミスはするけど(^^;)、溌剌とした持ち味の出たプレーは出来てたと思うから、これはこれで少なくとも安定感はあるよなと思ってた。そして、28分に主税が左からゴール前に入れて行ったボールが、松田のオウンゴールを誘発して先制。
でも、33分に渡邊のシュートを高木が止めたこぼれを山瀬に決められてさっくり追いつかれ、前半終了間際には渡邊に決められ逆転。後半も押され気味だったが、20分くらいに村山のパスを右に出て受けた主税がクロスを入れて、藤田が決定的なシュート。GKに惜しくも弾かれた。ここが分かれ目になった。
17 分にデニス・マルケスを下げてからの藤田と主税のツートップは悪くない感じだったが、結局得点はなし。逆に30分に、GK高木が狩野にパスする大チョンボ。けり込まれて1対3になり、それでおしまい。高木は危険なシュートをいっぱい止めて、大活躍してたが、あれ一つで全部台無しだったな。
バックラインはセンター2枚にそれなりに安定感はあったが、マリノスに3トップ気味に揺さぶられると対応出来なかった感じ。
大宮は、去年に近い布陣に戻すにしても、大悟は居ないし、内田は壊れてるし、慶行には逃げられ、ラフリッチは? 今の状況では、パーツが不足してるから、結局ただの戦力の乏しいチームになるだけ、というのが、この試合を見てて分った感じ。戻すんなら、もっと早く戻すべきだったし、ここまで来たんなら、むしろ監督は意志を貫くべきだったんじゃないんだろうか(どういう経緯だったのかは知らないが)。ゴール裏に監督批判の横断幕も出たみたいだし、大宮には珍しく、かなり荒れそうな気配がする。
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交流戦 ヤクルト対楽天(6/6)

2009.6.6(土) 18時 神宮

昨日は隣へ行ってしまったので、どうしても行かないといかんかった神宮。天気も良くなって、結果的には正解だったかな。
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先発はユウキ(またまた(^^;))で、向こうが岩隈だったから、ヒーローインタヴューのユウキのセリフじゃないけど、ちょっとキツいかもなあとは思った。でも、ここんとこ岩隈は不調みたいだったから…。
で、初回に青木のホームランで先制。4回にも慎也のタイムリーで追加点。そんなに手強い雰囲気ではなかった。ユウキはかなり慎重に投げていた感じ。あと、あの超スローボールは、いままで見たことがなかったような気がするんだが。先頭打者を出塁させがちだったけど、緩急をうまく使って、5回まで無失点で抑え、6回に1死2塁でマツケンに交代。
しかし、マツケンがいきなり渡辺にツーベースを打たれて失点。俺が見てる試合で、3試合連続、マツケンは代り端に打たれてる。何かあるのかも。
それでも後続は断って、1点リードで6回裏、先頭の青木が山崎のタッチをかいくぐるバントヒットで出たのを皮切りに、慎也とヒロヤスの連続タイムリーで突放す。7回にはライト中段へ福地がでっかいホームラン。これでほぼ決まり。
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よく入ってたね>観客。今年俺が見に行った中で最多じゃないかな。楽天のマスコットもDJも来てたし、和やかでいい雰囲気の試合でしたな。ゴーヤが面白かったな。

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U20世界ラグビー選手権Round1

2009.6.5(金) 秩父宮

雨が降ってて、隣の神宮は中止になっちまうかも知れないな、と思ったこともあり、こちらへ行くことにした。物珍しさもあったので。もっとも、世界大会とはいえ、雰囲気はいつもの秩父宮と大差なかった気がする。
あと、考えてみると、秩父宮でナイトゲームを見るのは初めてだった。

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第1試合 1700

  サモア 17−14 スコットランド

雨のせいで、ハンドリングのミスが多発したのを差し引いても、随分まったりした試合に見えた。スコットランドが立上がり、リズムを掴めないうちに、サモアが畳み掛けて、早々にトライで先制したが、サモアは個人能力頼みなきらいのある大雑把な(^^;)戦い方が災いしたみたいで、次第に堅実なプレーをし始めたスコットランドに巻き返され、 PG3本で逆転され、トライまで決められて7対14。しかし、後半半ばからの選手の入替えが功を奏した感じで、疲労で落ちていた動きの速さが戻り、主導権を奪い返して、後半18分にトライで追い付いた後は押せ押せ。36分のDGが惜しくも外れて、引分けかと思ったが、ロスタイムに再度放ったDGが決まって、劇的な勝利。少なくとも最後は盛り上がった(^^;)。

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第2試合 1900

 イングランド 43−0 日本

入って来た選手を見ると、身長はともかく、体格が子供と大人みたいな感じ。立上がりはホームの声援を受けた日本が、スピード感のあるラグビーで威勢良く仕掛けて行ったが、 14分過ぎに速攻に対応出来ずにあっさりトライを許すと後はズルズル。まあ、体格で劣るし、力の差は如何ともし難かったとは思うが、あまりにもつまんない自滅的なミスが多過ぎて、早々に雰囲気も冷えちゃった。ちょっと内容的に酷過ぎた気がする。日本ではU20てのが、メンバー編成的に難しいのは分かるけども。最終スコアは 、もっと大差でもおかしくなかった。まあ、イングランドは2度もシンビンを食らって、4分の1は14人で戦っていたんだけども。
(追記:スタジアムでは気付いてなくて、記録を見てて分かったけども、イングランドの後半開始直後の退場はレッドカードだったようだ。ということは、後半はフルタイム14人以下(途中、イエローカードでの10分退場があったから、その間は13人)だったということか)

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感想「遺志あるところ」

「遺志あるところ」 レックス・スタウト 「EQ」
ネロ・ウルフもの。第二次大戦前に書かれた最後の長篇。
ペーパーバックでは読んでいたが、あまりちゃんとした感想は書き残していなかった。その後、「EQ」で邦訳されたのも読まないままでいたが、なんとなく手が出たので、読んでみた。

狩猟事故で死んだ男の遺言状が、遺産の大半を愛人に残すというものだったことから、遺族がウルフに対応を依頼に来る。金に困っているウルフは、あまり手を出したくない類の事件だったにもかかわらず、引き受けることにするが、男の死が、事故ではなく殺人だったことが判明し、事態は一変して、騒がしくなるという筋書き。
死んだ男の未亡人が、夫の過失で顔面に大きな傷があるということで、常にヴェールを被っている。これは人物の入替トリックがあるな、と思っていると、一応、それっぽいのはあるが、ささやかなもので、あっさり流してしまうあたりが、いかにもスタウト風。
そのあたりは覚えていたが、全体的には内容をほとんど忘れていた。作品の順番で考えると、これの前4作は割と異色作ぽいのが続いており、本書で久々に基本のフォーマットに戻った感がある。ただ、プロットは薄い感じがする。結末の切れ味は鮮やかだが、そのために終盤、アーチーを真相から隔離する展開にしているのが、かなり露骨に感じられ、そう感じられてしまうのは、やはり構成が弱いということなのかな、と思ったりした。基本フォーマットで書き続けることに限界を感じて、「料理長が多すぎる」以降の変則作品群が書かれたんじゃないだろうかということを、近年、漠然と考えているが、回帰した本作がこういう内容だったことでも、それが裏付けられるかも知れない、と思った。
ちなみに、アーチーは決定的な手がかりに気付いていなかったので、その部分の記述はなく、従って、読者に対し、フェアプレーな謎解きで書かれてはいない。

そうはいっても、ネロ・ウルフ小説としては、充分に面白かったが。滞在していた家で殺人が起きた時のウルフの逃げっぷり、ウルフとアーチーの暗黙の了解で成り立つ会話の楽しさなど、そういう観点での読みどころはいろいろ。
フリーランサーの探偵たちは、ソール、フレッド、オリー、ジョニーと揃い踏み。フレッドが料理に酢を掛けて、ウルフ邸に出入り禁止になったというエピソードが、過去の出来事として語られている。

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