« J1リーグ第30節浦和対大宮 | トップページ | ACL 準決勝第2戦 名古屋対アルイテハド »

感想「メキシコ史」

「メキシコ史」 フランソワ・ウェイミュレール 文庫クセジュ
別にメキシコにそんなに興味があるわけでもないが、たまたま目の前に転がって来たので、読んでみることにした。
フランス人の歴史学者が書いたもので、教科書的に歴史の流れをさらっている。基礎教養として読むには、版型やページ数も含めて、ハンディでちょうどいい感じ。一部、翻訳のぎこちなさが気になるのと、訳者が解説で書いてるが、内容的にもある程度不備はあるらしいが、入門書としては、まあ、いいんじゃないかな。

メキシコは、混乱してる、というイメージの国だが、これを読んでもイメージはかわらなかった。あまりにもメチャクチャな体制の連続で、私利私欲を優先する馬鹿な指導者を頂いた国家が、どれだけ悲惨なことになるかという典型例のようにも思える。日本も他人事じゃないかもだ。
著者は(この本が書かれた1953年当時の。ただし、その後、翻訳が出るまでに内容の改訂はされているらしい)現体制には割と好意的みたいだし、ヨーロッパ人だからか、本国のスペイン人はインディオに対してそんなに非人道的に振舞うつもりはなかったんだよ、とも言いたげだ。船戸与一あたりなら(歴史的な事実は別として)全然別のことを言うだろうなと思った。

他には、矢作俊彦の「悲劇週間」を読んだ時、これを参考に出来てたら良かったな、とか。また、アメリカの小説を読んでいると、米墨戦争への言及に時々出くわすが、どういうものだったのか、正直、ほとんど知らなかったので、本書でメキシコ側からの視点ではあるが(むしろそれで良かったかも知れないが)、ある程度細かい知識を得られたのは良かった。

|

« J1リーグ第30節浦和対大宮 | トップページ | ACL 準決勝第2戦 名古屋対アルイテハド »

「小説以外の本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/3787/46664233

この記事へのトラックバック一覧です: 感想「メキシコ史」:

« J1リーグ第30節浦和対大宮 | トップページ | ACL 準決勝第2戦 名古屋対アルイテハド »