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感想「マルコ・ポーロは本当に中国へ行ったのか」

「マルコ・ポーロは本当に中国へ行ったのか」 フランシス・ウッド 草思社

イギリスの中国史学者が書いた本。文化大革命の頃に中国に留学してたらしく(そんな時代に西ヨーロッパからの留学生が居たとは知らなかった)、その辺の話も取り混ぜつつ、軽い感じで読ませる。日本だと講談社現代新書あたりで出そうな雰囲気の本。
要するに、「東方見聞録」には実際に行った人間の経験談にしてはおかしな部分がたくさんあって、本当にマルコ・ポーロが中国に行ったのか疑わしい、という内容だが、殊更に揚げ足を取ろうというわけではなく、何がどうおかしいのかというのを、モンゴル(元)・中国等の当時の状況を丁寧に説明しつつ、いろいろな角度から解説しているので、その時代の風景がよく分って興味深い。北方謙三の中国物とリンクして見える部分もあったりするし(遼とか金とか)。

で、明確な結論は出ないものの、かなり疑わしいのは確かみたいだ。ただし、「東方見聞録」に書かれている内容全てがまるっきりでたらめというわけでもなく、当時の中国を伝える貴重な資料なのも確からしい。
ちなみにマルコ・ポーロは、こういう疑問を呈すると、いっぱい抗議がくるくらい、西欧では人気者なんだそうだ。スパゲッティやアイスクリームも、マルコが中国から西欧に伝えたことになってるが、そんなこともないらしい。水戸黄門みたいな感じかな(^_^;)

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